【オクトバインタビュー】300万DL突破の話題作!『モンスターストライク』木村Pをさとるりが直撃!

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最近ハンバーガー店などで、若人達が友人同士でワイワイ騒ぎながらゲームしている光景をよく見かけるようになりました。
「モンハンかな?」と横目で見ると、みんなDSやPSPでなく自分のスマートフォンをかざし合ってプレイしているんです。

実はみんながやっていたのは、モンハンならぬ『モンスト』、スマートフォンアプリ『モンスターストライク』!
この『モンスト』、一人でプレイできるのはもちろん、みんなで集まって協力プレイできるんですよ。

先日300万ダウンロードを突破し(2014年2月17日時点)、ミクシィの株価まで急上昇!
まさに今ノリに乗っている『モンスターストライク』、いったいどんな方が作ったのか、気になります!!
ってことで、今回は『モンスト』のプロデューサーである、株式会社ミクシィの木村弘毅さんに体当たりライター・さとるりが突撃してまいりました!

モンスターストライク
価格:無料
開発:mixi, Inc.


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右:木村弘毅氏(株式会社ミクシィ モンストスタジオ プロデューサー)
左:さとるり(オクトバ ライター)

『ゲーム』という枠にとらわれない発想

―木村さん、『モンスト』300万ダウンロード、おめでとうございます!

ありがとうございます。想定していたスピードよりは、ちょっと速く到達しましたね。

―ということは、この数字は想定の範囲内だったんですね?

そうですね。最終的には国内だけで1000万、2000万は目指せるんじゃないかなあと思っています。そもそも、そういうものをつくろうということで生まれたのが『モンスターストライク』なので。

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―最初からヒットすると確信していたわけですね! やはり『モンスト』ならではの『みんなで集まって協力対戦』の部分がヒットするんじゃないか、と?

そうですね。ミクシィというサービスも何千万という人が使っているサービスですし、携帯電話、固定電話、Eメールなどといったコミュニケーションのツールはほとんどの国民が使っているわけですよね。
だからコミュニケーションに対する高いニーズというのは、常に僕たちは持っているんじゃないかなあというのはありました。

だから友達と一緒に遊ぶものを提供すれば、多くの人にプレイしてもらえるんじゃないかと思ったんです。最初の企画の時点から、この『協力プレイ』は絶対条件でしたね。
このゲームの核となる、引っ張って遊ぶ、その場で集まって友達4人で遊べる、というコアの部分は企画の時点でもう決まっていたんですよ。

―ミクシィさんといえば、確かに『コミュニケーション』のイメージが強いですよね!

そうですね。どちらかといえばゲームを作ろうというよりは、コミュニケーションツールを作ろうという意識でいました。ミクシィという会社自体にも、そういう考えがあるので。

―なるほど! ゲームという概念に囚われない考え方が、『モンスト』を生み出したんですね。

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「目指したのはゲームでなく、コミュニケーションツール」と語る木村さん。

業界の大物・岡本さんとのタッグについて

―このゲーム、ゲーム業界では有名な岡本吉起さん※とミクシィがタッグを組んだ、ということでも話題になっていますが…
※(『ファイナルファイト』や『ストリートファイターII』シリーズなどを手掛け、現在はフリーで活動中のゲームプロデューサー)

はい。中(ミクシィ)でネイティブアプリのゲームの開発をしたことがなかったので、パートナーが必要かなと思いました。
5~6社さんに企画書を渡したところ、岡本さんのところだけ、もうモノをつくってきちゃったんですよね(笑)。動かせる状態のものを。

それが岡本さんとタッグを組むことになった、一番の決め手でした。

―作ってきちゃったんですか!それはすごいですね!岡本さんの熱意が感じられます。そもそも岡本さんに声をかけた理由は何かあるのですか?

僕がカプコンさんの「スト2」とか「モンハン」とかが好きだったというのもありますし、高校生とか大学生のころにゲームセンターで遊ぶのも好きでした。
岡本さんはカプコンさん在籍時代、ああいったみんなで盛り上がれるアクションゲーム作られてきていましたので、そのエッセンスを取り入れたいと思っていました。

もともと岡本さんとは知り合いだったので、いつかこういうのを作りたいねと話していたのもありますが。

―なんとなく勝手なイメージで岡本さんといえばコンシューマー、と思ってしまうのですが、スマートフォン向けのゲームを開発するにあたって、不安はありませんでしたか?

そうですね。そこは僕たちがソーシャルゲームのプラットフォームをやっていましたし、そのノウハウと、岡本さんが培ってこられたアーケード、コンシューマーのアクションのノウハウを融合することによって、面白いものができると考えました。

―岡本さんは木村さんの目から見てどんな方ですか?

破天荒な人って感じですかね(笑)。いつもケンカばっかりしてますよ。

―ホントですか?(笑)

細かい仕様でモメたりはしましたね。ただ、どういう人をターゲットにしたいとか、どういうサービスにしたいとかはお互い共通してブレていないので、だから一緒にものづくりができるんだと思います。

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モノづくりをする上でぶつかることはありますよね~。

実際の開発について

―実際の開発期間はどのくらいかかりましたか?

6ヶ月ぐらいですね。企画を始めたのが去年の1月、2月には開発会社を探してコンペをして、3月に正式に岡本さんのところに依頼をして開発を始めました。
ちょうどここの7階の会議室を借りてそこで開発をしていたんですが、最初はそれこそ5~6人ぐらいの人数でつくりはじめました。

―木村さんのお仕事は主にどのようなことをされていらっしゃったのでしょうか?

多岐に渡るのですが、基本的にはマーケティングですね。どういう流通経路で広めていくかとか、どういうプロモーションをするかとか。あとは、プロダクトの部分もほとんど僕の仕切りでやっていましたね。僕のクレジットはプロデューサーディレクターになっているので、なんとなく想像できるかと思うのですが…。

―開発中に苦労したことはありますか?

苦労というのかは分からないのですが、みんなが面白い企画をたくさんあげてくるので、それを全部入れることができずに、捨てなくてはいけなかったのが心苦しかったですね。

まぁ本当は他にもあるんですけど。みんなが家に帰らないから部屋が臭いとか…(笑)

―(爆笑)。ブルートゥースを使う、というのは、技術的に難しいのではないかとも思ったのですが…。

そうですね。みんなで集まって協力、と掲げながらも、それがちゃんとできなかったらどうしようという不安もありましたね。

―協力プレイ以外のところで拘ったところはありましたか?

このゲームにおいては協力プレイがすべての根幹になっているので、その協力プレイがしやすいように工夫することを優先にしました。
たとえば操作が難しすぎると輪に入れないので、誰でもできる操作性、それからレベルによって参加できない人が出る、といったものは無くすとか。

―チュートリアルが短いなという印象があったのですが、それもその工夫の一つでしょうか?

これは昔のゲームの手法に近いんですが、あえて仕様を全て見せるのではなく、友達同士で「こんな要素があるの知ってた?」なんて言う風に知らない情報を交換することで、そこでまたコミュニケーションを発生させることを狙ったんですよね。

だからチュートリアルも少し乱暴にしました(笑)。

―すごい! やっぱり全てはミクシィさんの根幹にある『コミュニケーション』に繋がっているんですね!

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コミュニケーションにこだわる意識こそ、ミクシィという会社に共感したところだとか。

RPGは嫌い?木村さんのゲーム観

―木村さんご自身はゲームはお好きですか?

好きですね。とはいっても偏りがあって、スト2、モンハン、ウイイレ、パワプロ、スマブラ、Wiiスポーツなどしかやってこなかったので…あとはボードゲームとか。
岡本さんがPS3版をプロデュースされた「カタン」とかもめちゃめちゃやってましたね。

―みんなでやるものばかりですね!ご友人が多い…!(うらやましい…!)

ドラクエとかFFとかはやったことはないんですよ。僕、RPG嫌いなんで…(笑)

―えーっ!なんでですか!? 寂しいからとかですか?

そうですね(笑)。RPGやってても、誰かが後ろで見てくれれば良いのですが(笑)。

―木村さんはずっとゲーム業界でゲームを作りたかったとチラとお伺いしたのですが、それもRPGのようなものよりは、みんなで遊べるものを目指していたんですか?

そうですね。僕の企画書の第一号は、大学生ぐらいのときにアスキー(現エンターブレイン)さんのやっていた『ゲーム甲子園』に応募したものなんですが、『アニメーションアクター』といってそれぞれがそれぞれの役割を演じる操作をすると、1つの映画ができるというものでした。

ゲームというのか分からないのですが、当時からみんなでやるもの、という意識はしていましたね。コミュニケーションエンターテイメントというのはすごく興味がありました。

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今のモンスト、今後のモンストについて

―普通のスマホゲームは、課金をしてガチャを回さないといけなくて、しかもガチャ回してもなかなか強いキャラが出ないというのは相場なのですが、「モンスト」はオーブ(5個集めるとプレミアムガチャが回せるもの)が簡単にもらえるのですぐガチャができますよね。しかも、出てくるレアキャラはみんな強い。
課金しなくてもかなり遊べているんですが、ぶっちゃけ、経営では大丈夫なんでしょうか?

そうですね(笑)。大丈夫か大丈夫じゃないかでいうと大丈夫です(笑)

初めての人とマルチプレイをするだけでオーブが140個無料でもらえるので、皆さん心配されます。ユーザーさんからもそういうご心配の意見いただきますね。

でも、儲かっているというと変ですけど、ずっとゲームを提供するために、運営が回る程度には大丈夫です(笑)。

―よかった(笑)! サービスが停止になることはなさそうですね!
一部からは、「ポストパズドラ」などと言われていますが、パズドラさんをはじめ、あまり他のゲームは意識しませんか?

意識はしますが、皆さん縦の序列で気にしますよね。
でも僕はマクドナルドさんと松屋さんみたいなものだと思っていて、この「モンスト」は他のゲームとは全く違うバリューを提供するものだと思っています。

アクションゲームで遊ぶという点で、競争には加わらず、違う市場を作っていきたいと思っています。

―集まって遊ぶ。そのスタイルをもっと流行らせるために、考えていることはありますか?

やはりもっと面白い要素を入れ込むことですかね。たとえば、近くで同時にスマホを振ると、モンスター同士が結婚する、とか、合成できる、とか…。

―それは面白そうですね!

まだ僕の中で考えている範疇ですけど。
やっぱり人が集まるのってコストだと思うので、何かしら集まることで価値がある、と思ってもらえるようなものを提供できたらと思いますね。

実際に人同士が会って遊ぶ、という形へのこだわり

―実際顔を合わせて、遊ぶ。この形にこだわるのは何か理由がありますか?

僕は昔から進化論とかが好きなんですが、昔から人間は協力してこのようにマンモスを狩っていたんですよね。こっちの方がひとりで狩るよりも生き残る。

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―すごい話になってきましたね!

僕たちはこうやって協力して何かをやり遂げることに喜びを覚える集団の子孫なんだなあと思っています。だから、会って協力する、というのは人間の本能にとても近いところに呼びかけられる形だと思うんですよね。
人間は視覚情報が8割を占めると言いますし、動作とか、表情とか、空気とか…やはり会わないと分からないこともたくさんあると思いますね。

今後の展開について

―今後、大幅なバージョンアップの予定はありますか?

はい。3月頭にバージョンアップ予定なのが、「ストライクドッキング」です。
今は各々番にプレイしていると思うのですが、これは、全員のストライクショットが溜まると、合体技ができるというものです。

誰か一人がストライクショットを押すと、「一緒にやりますか?」と表示が出て、みんながOKを押すと、すごい技が出ると言う…。

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―それはすごいですね!

種族ごとに差別化、とかも考えていますね。昔育てていてイマイチだったモンスターもまた使おうかな、と思ってもらえるようにするとか。

―今後、何か他のゲームやキャラとのコラボとかは考えてらっしゃいますか?

コラボもできたらいいなあと思いますね。カプコンさん、岡本さんも結構過去にそういう「~バーサス、ストリートファイターズ」などのコラボをやってこられていたので、モンストもお客さんの視点でテンションがあがるお相手がいれば是非、と思っております。

―実現したらすっごく面白そうですね!

木村さんと協力プレイ!

―せっかくの機会なので、『モンスト』生みの親である木村さんと一緒にプレイしてみたいんですが…ダメですか?

いいですよ(笑)。

―というわけで、早速一緒にやっていただきました!

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今回は木村さん、このパーティで行くようです!
さすが、豪華なラインナップです! わ、わけてほしい……(笑)

モンスターストライク・木村Pとオクトバライターでマルチプレイ!|YouTube

―ありがとうございました! みんなでアドバイスし合いながら遊べるのも『モンスト』ならではですね。
プレイヤーの皆さんに向けて、木村さんからお得な情報やアドバイスはありますか?

これはいずれ言わなきゃいけないなと思っていたんですが……実は隠し要素がありまして。ヒットコンボが増えるほど、アイテムがドロップしやすいという裏仕様があります。
キャラで「真田幸村」とかいますよね。ああいうやたらヒット数があがるキャラクターをパーティに入れると、ハートとかスピードアップブーツなどのアイテムが出やすいんですよ。

アイテム、皆さんランダムだと思っていると思うのですが、ランダムはランダムでも、そんな風に調整されています。
「ヒットがあがりやすい」って、そこまで大事な要素として見てないと思うのですが、実はそんな仕様になっているので、そんなことも頭に入れつつパーティを組むといいのではないでしょうか。

―それは良い情報を聞きました!
では最後に、「オクトバ」読者の皆さんに一言お願いできますか?

「モンスト」これからどんどん面白い要素を盛り込んでいきますので、まだやっていない方は是非やっていただきたいと思いますし、今やっている方はこれからも楽しみにしていてくださればと思います。
スマホの協力アクションゲームが好きな方は特にオススメです!

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―今後もますます目が離せない「モンスト」です。木村さん、本日はありがとうございました!

関連情報

【モンスターストライク 徹底攻略】まとめページ : 初心者から上級者まで、全プレイヤー必見の攻略情報!




モンスターストライク
価格:無料
開発:mixi, Inc.





おすすめ光回線と絶対に後悔しない選び方
アプリ名モンスターストライク
対応OSAndroid 2.3 以上
バージョン2.1.0
提供元mixi, Inc.
レビュー日2014/02/17
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