【Google I/O】Google、バターのようにヌルヌル動くAndroid 4.1 “Jelly Bean”を発表!新機能まとめ
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米Googleは27日(現地時間)、同社の開発者向けカンファレンス「Google I/O 2012」の基調講演にて、Android OSの最新版となるAndroid 4.1(コードネーム:Jelly Bean)を発表した。
Android 4.1では画面の描写速度の向上を測り、”バターのようにヌルヌルと動作する”ことを実現している。
その他、通知メニューのウィジェット機能の拡充や音声検索の大幅アップデートなどが図られている。
7月上旬より順次リリースされ、GALAXY NEXUSやNEXUS Sなどに配信される予定(日本でのアップデートについては不明)
開発者向けSDKは本日より提供が開始されている。
Android 4.1 “Jelly Bean”の新機能は以下のとおり。
なお、全ての機能が日本国内で使えるとは限らないので注意してほしい。
Android 4.1では一貫したフレームレート(画面を更新する頻度)を確保するため、垂直同期のタイミングをAndroidのフレームワークで制御。
トリプルバッファリングにより、スクロールやページング、アニメーションがよりスムーズに感じることができる。
また、画面にタッチしているときのみCPUのクロックを上げることにより消費電力の改善も図られている。
ハイスピードカメラによる描写速度の違いがわかる動画はこちら。
・Fast & Smooth – Android 4.1, Jelly Bean
画面上部を下に引っ張った際に表示される「通知メニュー」では、よりインタラクティブな動作をサポート。
カレンダーの情報からアラームを設定したり、不在着信やメールに対して発信や返信が行えるようになった。
各アプリはユーザーに対してよりわかりやすく情報を表示でき、それに対するアクションを得ることができる。
Android 4.1ではウィジェットをホーム画面に設置する際、自動でウィジェットのサイズが最適化される。
今まではホーム画面に小さいスペースしかない場合にアプリ側で小さいサイズを用意していないと設置することができなかったが、これによりウィジェットが大きすぎる場合に自動でリサイズされるようになった。
なお、依然としてアプリ開発者は最大&最小サイズの制御を維持することができる。
カメラアプリで写真を撮影後、素早く共有や編集を行えるように改善。
スワイプ動作により簡単にプレビュー写真を表示したり、不要な写真を削除することが可能。
Android 4.0で採用した高速シャッターと同じスピードで写真の保存や共有が行えます。
Google検索の結果画面も刷新。単純の検索キーワードに一致するサイトを表示するだけでなく、ユーザーが知りたいことに対する答えも表示することができる。
またそれを音声入力で行うこともでき、iPhoneの”Siri”のような動作が期待される。
基調講演では、「日本の首相は?」という問いかけに対して「野田総理」という答えとともに画像が表示されるデモが行われた。
なお、オフライン環境における音声入力にも対応するが、当初は英語のみをサポートする。
Android 4.1で新しく搭載されるサービス「Google Now」は、ユーザーに合わせた情報をちょうと良いタイミングで表示します。
朝起きるとその日の天気が表示され、出勤・通学する前に渋滞情報や列車の運行情報が表示されます。
またお気に入りのスポーツチームの試合結果やフライトの時間、イベント情報などにも対応します。
この他、新たな言語や文字コードのサポートやブラウザ性能の向上、オーディオ機能の拡張などが図られている。
また、Google Playストアの拡張も図られ、アプリ開発者から利用者に短いメッセージが送れる「Google cloud messaging」を追加し、新たなコンテンツとしてテレビ番組や雑誌が取り扱われる。
OSアップデートの遅さが問題視されるAndroidで、各メーカーがどの程度の早さでアップデートを行うかが今後の鍵となるだろう。
【関連情報】
Android – What’s New
Android 4.1 for Developers | Android Developers
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