【Androidニュースのまとめ】　2012年7月14日～ 2012年7月20日
投稿日:2012/07/23 更新日:2012/07/23[PR記事]

ソニーがウォークマンの新モデルを欧州で発表した。その中の一つ、F800シリーズはAndroid 4.0を採用したタッチ画面搭載モデルだ。また、KDDIがAndroidを搭載したセットトップボックス「Smart TV Box」を発表した。仏Parrotからは高機能Bluetoothヘッドフォン「Zik」の発売日が発表された。27日に日本で登場する。

【新商品】

(1) ソニーのウォークマン新モデル

ソニーは欧州で18日、ウォークマンの新モデルを発表した。「F800」シリーズ、「S770BT」シリーズ、「E570」シリーズ、「E470」シリーズの4タイプだ。各シリーズにはストレージ容量やカラー違いのモデルが用意されている。

ここではF800シリーズについて紹介する。F800はAndroid 4.0、3.5インチ液晶（マルチタッチ対応）、NVIDIA Tegra 2、Wi-Fi、Bluetoothを搭載する端末で、いわば携帯電話回線に非対応のスマートフォンといったモデル。その上、携帯音楽プレイヤーとして複数のオーディオフォーマットに対応し、サウンド性能も高められている。特にフォーマットではFLACに対応している点が魅力だろう。

ストレージ容量別に3機種が用意され、容量は8GB/16GB/32GBだ。

(2) KDDI、Smart TV Box

KDDIはケーブルテレビ向けのセットトップボックス「Smart TV Box」を開発したと発表した。端末はパナソニック製。この製品は8月よりジャパンケーブルネットと共同でサービス提供に向けたトライアルが開始される予定で、基本的にはKDDIが直接ユーザーへ販売する形ではなく、ケーブルテレビ会社へおろされ、そこからユーザーの手に届く形での提供となる見込み。

Smart TV BoxはAndroidを搭載し、Wi-Fiを備えるのでインターネットを利用することもできる。Wi-Fiはアクセスポイント機能も備えているので、スマートフォンやタブレットなどの機器をSmart TV Boxに接続するのも楽だ。さらにDLNAにも対応しているので、DLNAを利用して様々な機器と連携することもできる。

チューナーは3機備え、地デジ、BS、ケーブルテレビに対応する。裏でのダブル録画も可能だ。ただし、番組保存には外付けのハードディスクが必要になる。

(3) 高機能ヘッドフォンParrot ZIK

様々な無線機器を手がける仏Parrotは27日に日本市場で高機能ヘッドフォン「ZIK」を発売する。価格は39,900円で、ビックカメラ、Amazon、Apple Storeなどで販売される。

ZIKには高品質で迫力あるサウンドが楽しめるよう様々な機能が搭載されている。Parrotが特許を持つアクティブ・ノイズキャンセリング、まるでコンサート会場で音楽を聴いているような効果を実現する「パロット・コンサートホール」などだ。さらに、タッチパネルをヘッドフォン表面（右側）に搭載し、タッチ操作での曲スキップ、音量調整が可能だ。ほかにも着脱センサー、骨伝導センサーを活かした機能などを備える。

スマートフォンとの接続はBluetoothを介して行うことができ、他のAV機器とケーブル接続することもできる。また、スマートフォンでは音声通話に利用すること可能だ。

【通信サービス】

(1) ソフトバンクが25日からプラチナバンドのサービスを提供開始へ

ソフトバンクモバイルは総務省から割当を受けたプラチナバンド900MHz帯を使った通信サービスの提供を25日より順次開始する。当初は数百程度の基地局からのスタートとなる見込みだが、年度内に16,000程度の基地局にまで拡大される予定。

従来の2.1GHzに加えて3G（ハイスピード含む）に新たな周波数帯が加わることでトラフィックが分散され、結果的に混雑が緩和される。さらに、900MHz帯は電波が遠くまで届きやすく、かつ障害物などを迂回しやすいので、純粋に“繋がりやすい”電波として高い価値を持つ。これまでは繋がらなかった場所でもプラチナバンドに対応した端末では繋がりやすくなるものと期待される。

プラチナバンドを利用するには対応端末であることが必要で、既存端末では10機種が対応する。また、今夏の新モデルは全機種が対応する。既存機種についてはiPhone 4/4S、iPad 2/iPad 2012年モデル、PANTONE 4、001HT、X06HT、X06HTII、X05HT、X04HTが利用できる。