【Androidニュースのまとめ】 2011年5月15日 - 2011年5月21日

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先週はNTTドコモ、KDDIの夏商戦向け新製品発表会、ソフトバンクモバイルが発表した2つの新製品が最大のニュースだった。特にドコモ、KDDIからは複数のスマートフォンが一挙公開され、夏商戦に向けた両社の注力ぶりと熱気を感じた。

今週の記事では、これら新製品をまとめて紹介していきたい。

【NTTドコモ】

ドコモの新スマートフォンは一部機種の展示がドコモ スマートフォンラウンジで行われている。予約前、購入前に実機を確認したい方にはオススメだ。有楽町店はすでに展示開始済み、梅田・神戸・京都店は25日にオープン予定。

有楽町店ウェブサイト・・・https://www.dcm-spl.com/
梅田・神戸・京都店ウェブサイト・・・https://www.dcm-spl-kansai.com

(1) ソニー・エリクソン Xperia acro SO-02C(6月~7月発売予定)

今春のヒット商品「Xperia arc SO-01C」をベースに、国内フィーチャーフォンで定番とされるワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信機能を盛り込んだモデル。Xperia arcの特徴だった薄型アーク形状のデザインこそ継続されなかったものの、エレガントさは「Xperia」ファミリーならでは。また、Xperia arcから美麗なディスプレイと映像表現力、高機能カメラ、最新OS、ブラッシュアップされたソフトウェアなどが踏襲され、誰にでも安心してすすめられるスマートフォンとなっている。

(2) サムスン電子 GALAXY S II SC-02C(6月下旬発売予定)

昨秋モデル「GALAXY S」の後継機種。初代GALAXYからスペック面で正常進化を遂げており、今夏のラインナップのなかで最も高速の性能を誇るモデル。1.2GHz駆動のデュアルコア・プロセッサ、Super AMOLED Plus(スーパー有機ELプラス)ディスプレイの2点が最大の魅力。高速動作、有機ELならではの明るく発色のよい映像表現、そして、8メガピクセル・カメラでは1080pのフルHD動画の撮影をサポートする。さらに、テザリング、ワンセグに対応する点も忘れてはならない。

(3) NECカシオ MEDIAS WP N-06C(6月~7月発売予定)

NECカシオが今春リリースした「MEDIAS」の後継機種が早くも登場する。超薄型軽量の特徴を踏襲し、その上で機能向上が図られた。最大の魅力は防水機能をサポートしたこと。プロセッサも旧モデルが800MHz駆動なのに対し、新モデルは1GHz駆動にスペックアップ。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、テザリングもサポートする。

(4) LGエレクトロニクス Optimus bright L-07C(6月中旬発売予定)

LGエレクトロニクス第2弾Androidスマートフォンはスタイリッシュなモデル。ホワイト、ブラックのカラーラインナップを採用し、シンプルかつおしゃれなデザインを実現。また、よりポップな端末に仕上げたい方のために、ブルー、マゼンダ、ライブブルー、ライトピンクといったカラフルなカバーも2色付属する。さらに、Optimus bright最大の魅力は、非常に美しい美麗ディスプレイだ。最大輝度700cd/m2のディスプレイは、文字通り非常に明るく鮮明。特に動画や写真は立体感を感じられるほどの美しさで、Xperia acro、GALAXY S II、SH-13Cなどにも引けをとらない、もしくはそれ以上かもしれないほどの描画能力だ。

(5) シャープ AQUOS PHONE f SH-13C(7月~8月発売予定)

昨年から各キャリア向けに精力的にAndroid端末を開発・投入しているシャープから、注目の端末が登場する。「AQUOS」ブランドを纏いリリースされるSH-13Cは、ワイヤレス充電技術「おくだけ充電」をサポートする。通常、スマートフォンを充電するにはmicroUSB端子にケーブルを接続するが、おくだけ充電対応機種は専用の充電台に端末を置くだけでいい。また、3.7インチと手頃なサイズのディスプレイは、540×960解像度を実現し、非常にきめ細かい描画が可能となっており、シャープ製液晶ならではの美しさを誇る。裸眼立体視に対応する点も忘れてはならないだろう。これまでの「LYNX」ブランドから「AQUOS」ブランドへと変わり、全体的に端末の作りこみも増している。

(6) パナソニック P-07C(7月~8月発売予定)

パナソニック モバイルコミュニケーションズ初のAndroidスマートフォンが今夏登場する。ターゲットは20代女性。さりげないオシャレを演出するグランスデザイン、手の小さい方や片手での操作をサポートする「タッチスピードセレクター」、好みの情報を自動的に知らせてくれる「Future Plus」などが特徴。残念ながらおサイフケータイには非対応だが、ワンセグ、赤外線通信はサポートする。

(7) 富士通東芝 F-12C(7月~8月発売予定)

富士通東芝から「富士通」ブランドのスマートフォンが初登場。100年間変わらない普遍的デザインで愛されるトラベルケースブランド、英国グローブ・トロッター監修のデザインが特徴。さらに、その上で防水防塵性能を誇り、手軽に扱える点が嬉しい。ワンセグは非対応だが、おサイフケータイ、赤外線通信はサポート。独自の「NX! comfort UI」、操作をナビゲートする「アシスト NAVI」などは初心者に配慮した設計及び機能。

【KDDI】

KDDIの新製品は東京・原宿のKDDIデザイニングスタジオに展示されている。展示のみのモデルもあるが、実際に手にとって動作を確認できるものもあるので、事前チェックにはオススメのスポットだ。

KDDIデザイニングスタジオウェブサイト・・・https://www.kds.kddi.com/eventschedule/1105/18-1000.html?toppic

(1) iida INFOBAR A01(7月上旬以降発売予定)

 

iidaブランド初のスマートフォンが今夏登場する。「INFOBAR A01」は深澤直人氏がデザインを手がけ、初代INFOBARのシンプルながらポップなイメージがしっかりと受け継がれている。さらに、ウェブデザイナーの中村勇吾氏による独自のUI「iida UI」が素晴らしい。おしゃれ、かつ使いやすい絶妙なUIに仕上がっており、iidaブランドファンであれば納得の出来だろう。中身は標準的なUIがよい、という方向けに一般的ホームアプリも用意されているので安心して欲しい。また、INFOBAR A01は独特のデザインながら、ハードウェア仕様がハイレベルにまとめられている点にも着目したい。1.4GHz CPU、Android 2.3、8メガピクセルカメラ、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、Wi-FiはIEE 802.11b/g/n、Bluetoothは3.0をサポートなど、スペックを求める層にも訴求できる構成だ。

(2) NECカシオ G’zOne IS11CA(6月下旬以降発売予定)

 

NECカシオからついに「G’zOne(ジーズワン)」ブランドのスマートフォンが登場する。ゴツくてタフな筐体はこれもファンにはたまらないだろう。防水防塵はもちろん、米国防総省が制定したMIL規格をクリアする耐衝撃性能も素晴らしい。発表会場では実際に端末を落下させてみる記者もいたほどだ。サイドケース一体型のメインバンパー、突起状のピンポイントバンバーが端末をあらゆる面からの落下、衝撃をサポートする。また、アウトドアでの利用を想定した複数の特製コンテンツが興味深い。「G’zGEAR」には、コンパス、潮汐情報、移動先の緯度経度などを記録、日出/日入時間、温度などを教えてくれるアプリが含まれる。

(3) ソニー・エリクソン Xperia acro IS11S(6月下旬以降発売予定)

「Xperia」ブランドがKDDIにも登場する。Xperia acroはNTTドコモ向けSO-02Cとほぼ同等製品。プロセッサ、対応ネットワーク、カラーラインナップの違いを除けベースは同じだ。プロセッサはNTTドコモ向けがQualcomm MSM8255 1GHz、KDDI向けが同QSD8655 1GHz。カラーはホワイト、ブラック、ルビーの3色。美しいディスプレイ、高機能カメラなども魅力。

(4) シャープ AQUOS PHONE IS11SH(6月下旬以降発売予定)

シャープから、ガラケーとの融合が図られたスマートフォンが登場する。スライダースタイルでテンキーを備える点が最大の特徴の「IS11SH」だ。一般に、スマートフォンでのソフトウェア・キーボードでの入力には若干の慣れを必要とするが、このことに壁を感じる方もいるだろう。IS11SHはその壁を取り払う。そして、Androidスマートフォンとしての基本も押さえている。1.4GHzプロセッサ、540×960解像度の3.7インチ液晶(3D対応)で、快適なパフォーマンスと美しい映像表現が可能。

(5) シャープ AQUOS PHONE IS12SH(6月下旬以降発売予定)

シャープ2台目の今夏モデルはフル3Dスマートフォン。IS11SHとは異なり、ストレートタイプの筐体を採用。ディスプレイは恒例の2D/3D切り替え機能を備える。「フル3D」と表現したのはツインカメラを搭載するからだ。ツインレンズ仕様のカメラは3D写真/動画の撮影をサポートし、質の高い3Dコンテンツを自分で作り出すことができる。プロセッサは1.4GHz、ディスプレイは4.2インチ、解像度は540×960。

(6) 富士通東芝 REGZA Phone IS11T(9月以降発売予定)

スライド式のQWERTYキーボードを搭載するAndroidスマートフォンがauに初登場。ただし、この端末は発売時期が9月ということもあり、現時点では仕様の一部は未確定で、発表会場にもホットモックは用意されなかった。Android 2.3、Qualcomm MSM8655 1GHzプロセッサ、4インチ液晶(解像度:854×480)、おサイフケータイ、赤外線通信、ワンセグを搭載する点は公表済み。カラーラインナップはラスターブラックとコレフピンク。東芝のAV機器との連携機能「レグザAppsコネクト」にも対応する。

【ソフトバンクモバイル】

ソフトバンクモバイルは今夏モデルの発表会を自粛し開催しない。しかし、先週から新モデルを淡々とプレス発表し始めている。

(1) シャープ AQUOS PHONE 006SH(6月上旬以降発売予定)

Android 2.3、Qualcomm MSM8655 1.4GHzプロセッサ、4.2インチのQHD(540×960)ディスプレイ(3D対応)搭載スマートフォン。NTTドコモ向けSH-12C、KDDI向けIS12SHにあたるモデルで、ツインカメラを備え、3D写真/動画を撮影できることが特徴。DLNA機能を活かした、液晶テレビAQUOS、AQUOSブルーレイとの連携も可能。006SHの映像をテレビへ、ブルーレイレコーダーの映像を006SHに、といった使い方ができる。

(2) シャープ AQUOS PHONE 007SH

シャープはKDDI向けIS11SHだけでなく、ソフトバンクモバイル向けにもガラケースタイルのスマートフォンを投入する。しかもこちらは回転二軸のヒンジを使った、折りたたみタイプだ。発話、終話ボタンも備え、よりガラケーライクの操作性が提供される。初めてAndroidを使う初心者ユーザーにとっては入門機としてオススメできる機種といえるだろう。プロセッサはQualcomm MSM8255 1GHz、ディスプレイは3.4インチ、解像度は854×480。また、CCD1,610万画素のカメラも魅力だ。

【あとがき】

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの夏モデルのラインナップを見ると、Androidスマートフォンもいよいよ充実してきた印象です。昨年は様子見していた方に対しても、今回は安心して紹介できる機種がそろってきました。国内メーカー製端末も、昨年は操作性に難があるものもありましたが、かなり改善されています。夏モデルのラインナップはオススメですので、ぜひチェックしてみてください。
また、既存端末のユーザーにも嬉しいニュースがあります。NTTドコモ向けREGZA Phone T-01CへAndroid 2.2アップデートの提供が始まっています。ユーザーの方はぜひ適用しましょう。

GAPSISのGaAppsがお伝えしました。来週もお楽しみに!






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