電子書籍が話題になって久しいですが、過去の名作品を携帯端末等で読むことのできる”青空文庫”が注目を集めています。
Android端末用にも”青空文庫”ビューワーアプリが多数リリースされていますが、今回ご紹介するのは自分の好みにフォントや行間、禁則処理などをカスタマイズできる『青い空 日本語版』という青空文庫ビューワーです。
本アプリでは、書籍のダウンロードを専用ブラウザから行ないます。
端末のmenuボタンを押して「青空文庫」をタップするとブラウザが起動します。
専用サイトでは、書籍を「作家別」「作品別」の五十音順で検索できるようになっています。
読みたい作品を見つけたら作品名をタップします。
「ファイルのダウンロード」を選択すると、ローカルに書籍ファイルが保存されます。
「いますぐXHTML版で読む」を選択するとダウンロードをせずに、ブラウザ上で作品を読むことができます。ダウンロードする前に書籍を確認する時などに便利です。
ダウンロードした作品は指定したフォルダに保存されます。
「SD」に保存した場合は、起動画面左下の「SD->内蔵」の中の「aoisora」というフォルダにファイルが保存されています。
それでは表示画面を見てみましょう。
設定で変更が可能ですが、本アプリではページめくりは画面をタップして行います。画面左下をタップすると次のページへ進み、画面右下をタップすると前のページへ戻ることができます。これらはフリックでの操作も可能です。
また、本アプリは横画面にも対応しています。横画面表示にした場合も縦書きの状態で読むことができる点は、本ビューワーアプリの魅力です。
もちろん栞(しおり)機能も用意されています。栞は1作品につき1つ利用することができます。メニューを開き「栞の保存」から栞を挟みます。
本アプリの特徴はビューワーとしてさまざまなカスタマイズができるところです。
文字やルビ、行間のサイズ指定は当たり前、フォントファイルを指定することも可能です。前述のページめくり操作の設定やキー操作の細かい変更も行えます。
その他にも、字下げや行頭の「。」などの禁則処理を自分好みに設定することで、他のビューワーでは実現できない読みやすさを追求することができます。
これだけの設定項目があるので、読みやすいビューワーのスタイルを見つけることができると思います。
いかがでしたでしょうか。
膨大な書籍データから自分の読みたい作品だけをダウンロードすることができる上に、自分好みのインターフェースへカスタマイズすることも楽しめるアプリです。
書籍のデータだけではなく、zipファイルを解凍する際にも本アプリを利用できるのもポイントだと思います。
機能に制限のかかった『青い空 評価版』も無料でリリースされています。そちらから使ってみるのもおすすめです。