【Androidニュースのまとめ】 2010年12月25日 - 2011年1月7日

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新年明けましておめでとうございます。昨年末よりAndroidニュースのまとめ記事をお届けしているGaAppsです。本年も引き続き宜しくお願い申し上げます。それでは早速、昨年末及び年明けのニュースを振り返っていきたいと思います。

【2010年末、2011年初のニュース概要】

本記事では2010年12月25日から2011年1月7日までの話題を振り返っていくが、やはり年末に関しては情報が少なかった。一般的な企業は仕事納め直前であり、新たな話題が多く出てくることはなく、年始に関しても同様だった。結局ニュースが流れ始めたのは、米ラスベガスで6日から開催される世界最大の家電見本市「CES 2011」の直前になってからのことだ。

とはいえ、少ないながらCES 2011以外にもいくつかの話題はあった。オンキヨーがNVIDIA Tegra 250を搭載したAndroidタブレット「SlatePad」を発表したり、韓国サムスン電子がAndroidスマートフォン「GALAXY S」の全世界販売台数が1,000万台を突破したことを明らかにした。国内の携帯電話販売台数ランキングにも大きな変化が見られ、スマートフォン台頭の流れが顕著になってきた。

今回の記事では、国内携帯電話市場の変化、CES 2011で発表された端末にテーマを絞って紹介していきたい。

【国内携帯電話市場の変化】

2010年12月13日から19日、20日から26日、この2週間の国内携帯電話販売台数ランキングの結果は注目すべきものになった。2週連続でトップ7をスマートフォンが占めたからだ。13日の週にトップに立ったのはNTTドコモ向けの「REGZA Phone T-01C」、その翌週は同「GALAXY S」が1位につけた。この2機種のほか、ソフトバンクモバイル向けの「iPhone 4」、NTTドコモ向けの「LYNX 3D SH-03C」、au向け「IS03」、ソフトバンクモバイル向け「GALAPAGOS 003SH」も上位に入った。

通信キャリア各社は今後スマートフォンのラインナップを強化していく方針を示している。いずれはフィーチャーフォンとスマートフォンの割合が半数程度になる予定で、市場調査会社の多くもスマートフォン市場拡大の報告を発表している。しかし、現実は関係各社の予想よりも早い速度でスマートフォンの勢力が拡大している。少なくとも、昨年12月に端末販売ランキングのトップ7を2週連続でスマートフォンが占めることになると予想していた者は多くないはずだ。

この傾向が今後さらに強まることは確実で、2011年春や夏の新製品発売時期にはトップ10を全てスマートフォンが占める状況が訪れるかもしれない。年末のランキングはその流れを感じさせる結果だった。

【CES 2011で発表された新端末】

CES 2011はさまざまな電化製品、コンピュータ機器が一堂に会する世界最大の家電見本市だ。世界中の関係者、メディア、ユーザーから大きな注目を集める。そして、今年の注目株はスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器だ。事前に多数の端末が発表されるとの告知や噂があったことから、期待を胸にワクワクしながらCESの開幕を待っていた方もいると思う。期待は裏切られることなく、実に多くの端末が披露された。


ASUS Eee Pad Slider


Motorola Xoom

まずはタブレットから紹介したい。Androidは昨年12月に最新バージョンである2.3(開発コード「Gingerbread」)が発表されたばかりだが、早くもAndroid 3.0(開発コード「Honeycomb」)を搭載した製品が披露された。米Motorolaの「Xoom」、台湾ASUSTeK Computerの「Eee Pad」シリーズらがAndroid 3.0を搭載する。Eee Padシリーズは7インチの「Eee Pad MeMO」、10インチでキーボードドック付の「Eee Pad Transformer」、同じく10インチでチルト&スライド機構を持つキーボードを搭載した「Eee Pad Slider」の3機種が同時発表された。韓国LG電子の「G-Slate」もAndroid 3.0だ。

さらに、タブレットは他にも多数発表されている。韓国サムスン電子からは次世代通信規格LTEに対応した「GALAXY Tab」の存在が明らかにされた。新型GALAXY TabはCPUが1.2GHzにアップグレードされるなど、いくつかの点で従来モデルを上回るスペックに変更されている。米DELLからは「Streak」ファミリーの新機種「Streak 7」がお披露目された。また、パナソニックからもタブレット市場参入の発表があった。同社は4インチ、7インチ、10インチとディスプレイサイズ違いで3種類のタブレットを開発している。日本のユーザーにとって注目の機種になるだろう。


Motorola Atrix 4G


Samsung Infuse 4G


HTC Thunderbolt

次にスマートフォンだが、こちらも数え切れないほど多くの端末が登場した。台湾HTCからは「HTC Thunderbolt」、「HTC Inspire 4G」、米Motorolaからは「Motorola Atrix 4G」、「DROID Bionic」、「Motorola Cliq2」、サムスン電子からは「Infuse 4G」、台湾Acerからは「Liquid Mini」、「beTouch E210」、韓国LG電子からは「LG Revolution」、「Optimus Black」などが発表された。実際にはより多くの機種が出展されている。しかも、複数の端末が米通信事業者の4G回線に対応している点も注目ポイントだろう。


Sony Ericsson Xperia arc

そして、日本のユーザーにとって最大の注目株だったのはソニー・エリクソンの「Xperia arc」だろう。Xperia arcは同社のスマートフォン「Xperia」ファミリーの新顔で、2011年第1四半期(1月~3月)以降に一部の国と地域で販売が開始される。対象地域には日本も含まれており、近いうちに国内でも入手できるようになる。

Xperia arcのポイントは端末のデザインと高品質の映像体験。背面が曲面を描くアークデザインが採用され、背面中央部の凹んだ部分ではわずか8.7mmの厚みしかない、極薄スマートフォンだ。そして、映像体験ではソニーの裏面照射型CMOSセンサ Exmor Rを採用したカメラ、Mobile BRAVIA Engineを搭載した動画再生、美しい描画が可能なリアリティ・ディスプレイといった機能やハードウェアによる効果がある。これらに加えて、DLNA機能とHDMI出力のサポートも魅力だ。映像をテレビなどの大画面に映し出して楽しむことができる。

搭載OSもAndroid 2.3(開発コード「Gingerbread」)だ。日本でも前モデルに続いてヒット商品になる可能性を秘めている。

なお、Android 3.0(Honeycomb)はタブレット端末に最適化されたOSだ。その特徴を納めた動画があるので、ぜひチェックしてみて欲しい。Android 2.2までとはまるで異なるユーザー・エクスペリエンスが提供されることになる。

それでは来週もお楽しみに! Android情報サイトGAPSIS編集長のGaAppsがお伝えしました。







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