Tasker : これは使える!自分で新しい機能を作り出そう!Androidアプリ1421

『Tasker』は、特定の条件を満たした際に、あらかじめ用意しておいたタスクを自動的に実行させることの出来るアプリです。

「バッテリーが残量が10%以下になったらWi-FiとGPSをオフにする。」「職場についたらマナーモードにする。」などの処理を端末が自動で行なってくれるようになるので、使い方によってはAndroid携帯の使い勝手を劇的に良くしてくれます。
本アプリはマーケット上でも人気が高く、Andoroid Developers Challenge 2では最終候補に残った程の実力者です!

本アプリは、「State」と「Task」を組み合わせることで特定の機能を実現させることが出来ます。
例として今回は、「平日の8:00」に「指定したmp3ファイルを再生」する機能を使い、擬似的なアラームを作るまでの流れを紹介します。

画面下の「New」を押して新しいプロファイルを作成します。

まずは「State(状態)」の設定を行います。
「平日」の条件を満たすために「Date」を選択します。

「Day」から「Week day」>「Mon、Tue、Wed、Thu、Fri」と選んでいきます。

日付の設定が完了したら、タスクを設定する画面が出てきます。
「8:00」の条件は後で追加できるので、まずは「指定した音楽ファイルを再生」するタスクを作ります。

「+」ボタンを押してタスクを追加します。

「File Action」>「Open File」から再生したい音楽ファイルを指定します。

「音楽を再生する」タスクの作成が完了しました。

同様の手順でいくでもタスクを追加できるので、追加でメディアのボリュームを指定した値にするタスクも追加しておきます。もともとの音量を小さく設定していても、これで安心です。

そして、「Add state」>「Time」から「8:00」の条件を追加します。

以上でアラームが完成しました。
今回の例は単純なものでしたが、『Tasker』には豊富な種類の条件とタスクが用意されており、これらを組み合わせる事でとても複雑な機能を作り上げることが出来ます。
アイディア次第で色々な使い方が出来るので、凝ってみても面白そうです!

『Tasker』にはウィジェットも用意されており、タップ時に指定しておいたタスクを実行してくれます。
「タップしたら画面の明るさをあらかじめ指定した値にする」などの機能を持ったウィジェットも、1分とかからずに作れてしまいます。

各種項目はプラグインをインストールすれば、さらに数を増やすことが可能です。
他の開発元のアプリも『Tasker』の処理の中に組み込めるようになるので、さらに幅が広がります。
『K-9 Mail』や『Screebl』など、デフォルトで対応しているアプリもあります。

『Tasker』は工夫と発想でさまざまな使い方ができる面白いアプリです。
ルーチンとなっているような作業を自動化したり、不満のある細かい機能を補完したりと、使い方はあなた次第です!