『DroidCamX Wireless Webcam Pro』は、Android端末をWebカメラに変身させてくれるアプリです。
本アプリを使えば、PCでSkype等のアプリケーションを利用する際に、パソコンにカメラが付いていなくても手元の端末で代用できるようになります。
また、Android端末のカメラに映し出されている映像を、同じネットワーク内にあるPCのブラウザから観ることも出来ます。
無料版の『DroidCam Wireless Webcam』もマーケットにリリースされています。ぜひお試しください!
設定方法を簡単にまとめてみました。1回設定をしてしまえば、次回からは設定をすることなく使えるようになります。
-IPカメラを使う場合(『DroidCamX Wireless Webcam Pro』限定)-
ブラウザで同じネットワークにあるAndroid端末のカメラの映像を観る場合、PCに特別なソフトウエアのインストールの必要はありません。
まず、Android端末とPCを同一のWi-Fiネットワークに接続し、アプリを起動します。
アプリに表示されるIPアドレスとポート番号(赤枠の部分)を、PCブラウザのアドレスバーに入力すればカメラに映った映像がPCブラウザにも表示されます。
例えば、下の場合は「0.0.0.0:4747」のように入力します。
【Android端末の画面】
【PCブラウザの画面】
-Webカメラとして使う場合-
本アプリを使ってAndroid端末をWebカメラとして機能させるためには、パソコンにクライアントをインストールする必要があります。
本項は公式ページにある英文を簡潔にまとめたものです。インストール/設定方法の詳細は、公式ページを参照してください。
どちらのOSを利用する場合も、古いバージョンのDroidCamがインストールされていた場合、先にアンインストールを行ってください。
【Linuxの場合】
参考元
- リンク先よりパッケージを入手。(32-bit、64-bit用に分かれています)
- ダウンロードしたファイルを展開した先で “sudo ./install [320 240]”と入力しインストール。(解像度の部分は変更可能)
- Skype、Yahoo!、MSN LiveなどのソフトウエアがWebカメラとしてDroidCamを認識します。
- コマンドラインから”droidcam”とタイプしてクライアントを起動。
【Windowsの場合】
参考元
- 実行中の全てのプログラムを終了し、最新のパッケージ(リンク先のexeファイル)をダウンロード。
- 画面指示に従ってインストール。
- パソコンを再起動。
- インストール後、Skype、Yahoo!、MSN LiveなどのソフトウエアがWebカメラとしてDroidCamを認識します。
- 「スタートメニュー」>「全てのプログラム」からDroidCam Clientを起動。
クライアントを起動後、パソコンとAndroid端末の接続方法を選択します。Wi-Fi、Bluetooth、ADBを使った接続方法が用意されています。
【Wi-Fiで接続する場合】
クライアントの「Phone IP」「DroidCam Port」の部分に、アプリに表示されているIPアドレスとポート番号を入力、その後「Connect」ボタンを押します。
【Bluetooth(『DroidCamX Wireless Webcam Pro』限定)で接続する場合】
クライアントとAndroid端末をペアリングし、アプリ右下に表示される「Connect」ボタンを押します。
このモードでは音声はサポートされておらず、映像のみを送ることが可能です。
なお、他の接続方法に比べBluetoothでの通信の信頼性は低いようです。
以上の設定を終えたら、ついにWebカメラとして本アプリを利用することが出来ます。
今回はSkypeを使った例を紹介します。
「オプション」>「ビデオデバイス」>「webcamの種類」で”DroidCam”を選択。
後は好きな相手と通話を開始し、「マイビデオの送信」を行えばAndroidの映像を通話相手に送ることが出来ます!
これで離れた場所にいる相手にもカメラの映像を送れるようになりました!
オプションではカメラ、接続方法、画質に関わる設定を行うことが出来ます。
いかがでしたでしょうか。
手元のAndroid携帯がWebカメラに早変わりする魅力的なアプリです!