いつもNAVI トライアル版 : 「車」「電車」「徒歩」のルート案内に対応したナビアプリ！Androidアプリ1526

Kazuhiro Miyamoto

『いつもNAVI トライアル版』は、ゼンリンデータコムによる「車」「電車」「徒歩」の案内に対応した総合ナビゲーションアプリです。

Android端末には「ナビ」というGoogleマップを元にしたナビアプリが標準でインストールされていますが、地図データが最新でなかったり、日本では渋滞情報が表示されないなど、ナビアプリとして不足を感じるところもあります。
本アプリでは、ゼンリンが有する最新の地図データの利用に加え、VICS（道路交通情報通信システム）による渋滞情報の表示や、カーナビでは表示されない歩道橋等も対象にした徒歩ルート検索などが行えます。
あらゆる移動手段のナビゲーションを任せられるアプリです。

本アプリで現在地情報を利用した機能（ナビ等）を使用する場合は、端末の設定からGPSをONにしておく必要があります。
準備が整ったら、さっそくアプリを使ってみましょう。

まず目に付くのが、マップ上に表示されている赤やオレンジの線。これは、カーナビではおなじみのVICSによる渋滞情報です。
この渋滞情報、ドライバーの方ならどなたでも嬉しいはずです。

マップの拡大／縮小は、画面右下にある「－／＋」のボタンもしくは、マップを指2本で直接つまんで行うピンチ操作でもOKです。
また、しばらくマップを操作せずにいると、地図の中央付近の住所や隣接する地域の住所などが表示されます。

それでは、本アプリのメインの機能であるナビをご紹介します。
ナビを開始するには、menu＞「案内」よりナビを選択して、出発地、目的地、出発／到着時刻を設定します。出発地や目的地は現在地はもちろんのこと、地図上で指定することや、電話番号、郵便番号など多様な方法で設定できます。
　

次に各種条件を指定しますが、ここが本アプリの魅力です。
本アプリは、車、電車、徒歩の3つのナビゲーションに対応しています。そして、条件を指定した上でそれらのルートを一度にまとめて検索することができます。

例えば、徒歩のルート条件では「おまかせ」「屋根が多い」「階段が少ない」など、調査スタッフが実際に歩くなどして収集した情報を基にルート検索できるようになっています。地道なデータ収集が活きたナビゲーションを可能にしてくれています。
その他、電車では「早い」「乗換回数が少ない」「運賃が安い」といった条件や、車では優先道路の設定や渋滞を考慮するかどうかなどが条件として選択できます。
　

ルートの検索結果画面は、上のタブで交通手段や経路を切り替えることができます。
提示された複数のルートから、運賃や所要時間などで比較しやすくなっています。
　

ルートを決定し、「ナビ開始」を押すとルート案内が始まります。
今回は車の一般道を選択してみました。

それでは、実際にルート案内に従って走ってみます。
交差点の手前などでは、聞き覚えのある女性の音声によるナビゲーションがあります。道を間違える心配もありませんでした。
仮に、道を外れてしまった場合も自動でルートの再検索を行ってくれるので安心です。

なお、車線案内や料金所のETCレーンの情報なども必要に応じて表示されます。これはもうカーナビそのものです。
また、横画面にすることで画面を広く利用することができます。

その他、夜間走行時に役立つ時間帯による地図の自動切換機能も用意されています。

一方、徒歩ルートの案内では、歩道橋や階段などの車の通れない道も対象になっており、徒歩ならではの最短のルートを表示してくれます。

また、電車を主に交通手段にしている方には、乗換に特化した検索やカウントダウン機能のある時刻表も用意されているので、そちらを利用してみてください。
　

いかがでしたでしょうか。
実際に利用してみると分かりますが、渋滞情報や地図データなど情報量の多さには驚きます。また、「東京タワー」や「国会議事堂」などの著名な建造物は3Dランドマークで表示されるなど、細かい部分にも利用者への配慮を感じるナビアプリです。

なお、本アプリはトライアル版のため試用期間が、auおよびSoftBankでは2011年6月30日（予定）まで、docomoは10月31日（予定）までとなっています。
無料で「いつもNAVI」が体験できるこの機会にぜひインストールして、その実力を試してみてください。
また、契約している携帯電話会社（キャリア）によってインストール方法が異なりますのでご注意ください。