今週は「MEDIAS N-04C」「REGZA Phone IS04」へのソフトウェア更新があったので、ユーザーの方は適用して欲しい。また、「HTC Desire」「HTC Desire HD」「GALAXY S」のAndroid 2.3(Gigerbread)へのアップデート、「IS03」のAndroid 2.2(Froyo)へのアップデートに関する最新情報や、「GALAXY S II」のスペック変更、「IDEOS X3 004HW」の発売中止などの話題もあった。
これらのニュースを中心に1週間を振り返ってみよう。
【NTTドコモ向け「MEDIAS N-04C」へのソフトウェア更新】
NTTドコモは4日、「MEDIAS N-04C」に複数の不具合が発覚したと発表するとともに、ソフトウェア更新の提供を開始した。不具合は多岐に渡って複数存在しているので、ユーザーの方は忘れずに適用して欲しい。
ソフトウェア更新によって改善される事象は次の通り。
1. microSDカードが装着されているにもかかわらず、“SDカードが取り外されています”というメッセージが出る場合がある。
2. モバイル版YouTubeで、動画の再生ができない場合がある。
3. 赤外線で電話帳を「全件受信」した際、最後まで受信できない場合がある。
4. 電話帳コピーツールを利用した際、エラーがでる場合がある。
5. タッチパネルに指を置いた状態で起動させると、タッチパネルが動作しなくなる場合がある。
6. 充電アダプタを抜いても、充電ランプが点灯したままとなる場合がある。
【au向け「REGZA Phone IS04」へのソフトウェア更新】
KDDIは7日、「REGZA Phone IS04」に複数の不具合があることを発表した。あわせてソフトウェア更新の提供を開始している。今回発覚した不具合にはPINロックに関するものがあるので、必ず適用しておきたい。詳細は以下のページで紹介されている。
https://www.au.kddi.com/seihin/up_date/kishubetsu/au_info_20110407.html
ソフトウェア更新で改善される内容は次の通り。
1. Eメール (xxx@ezweb.ne.jp) の各種改善
– Eメールアドレス帳の並び順を50音順に変更。
– ヘッダサイズの大きいメールが受信 (表示) できない場合がある。
– 受信したEメールが文字化けする場合がある。
2. PINロックが設定されているとケータイアップデートが失敗する。
3. 充電器に8時間以上接続し続けた場合、以降の充電動作が停止する。
※事象に至ってもmicroUSBプラグの抜き差しにより復旧する。
【「HTC Desire」「HTC Desire HD」に対するAndroid 2.3へのアップデート予定】
英通信事業者Threeは「HTC Desire」「HTC Desire HD」に対するAndroid 2.3(Gingerbread)へのアップデートを4月下旬~5月上旬を目処に提供すると明かした。HTC Desire/Desire HDへのAndroid 2.3アップデートの提供予定はHTCも認めるところだが、詳しい時期は不明だった。しかし、Threeが近いうちにリリースすることから、基本的な準備が整いつつあることが明らかになった。
ソフトバンクモバイルが販売する端末に関してもアップデート予定はあり、キャリアの認定を受け次第提供される見込み。ただし、HTC Desire HDの方がHTC Desireよりも先になる予定。
【「GALAXY S」に対するAndroid 2.3へのアップデート予定】
サムスン電子は「GALAXY S」に対するAndroid 2.3アップデートの準備を進めている。通信事業者の確認プロセスが入るものの、準備自体は4月には完了の目処が立っているようだ。国内のNTTドコモ向けにも提供予定とみられているが、詳細は未発表。
【KDDI、「IS03」へのAndroid 2.2アップデートを4月14日10時より提供へ】
KDDIはシャープ製スマートフォン「IS03」に対するAndroid 2.2(Froyo)へのアップデートを14日午前10時より提供する。アップデートを適用することでウェブブラウザの描画速度、アプリの動作速度など全体的なパフォーマンスが向上する。さらに、アプリを外部メモリへ移動することが可能になり、米Adobe SystemsのFlash Playerに対応する。
また、通話品質が向上するアップデートも盛り込まれる。KDDIの「EVRC-B」という新しい技術をサポートし、通話の際の音質が向上する。EVRC-Bは、従来の1.4倍相当の音声情報を現行の伝送レートで伝えることが可能となる技術。
なお、アップデートは残念ながらIS03単体では行えないので注意して欲しい。Windows XP(32bit)/Windows Vista(32bit/64bit)/Windows 7(32bit/64bit)のいずれかのOSを搭載したパソコンに接続して行う。詳細は14日午前10時に以下のページに掲載される予定。
https://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/smartphone/up_date/index.html
【KDDI、Android 3.0タブレット「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」を発売】
KDDIは8日、全国のauショップ及び取扱い量販店で米Motorola Mobility製のタブレット「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」の販売を開始した。オンラインショップ「au Online Shop」でも扱っており、販売価格は65,100円。ただし、実売価格は店舗によって異なり、実際に購入したauショップでは63,000円だった。
また、モバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER DATA05」とのセット販売を利用すれば、19,800円程度で購入できる。auひかりとのセット販売が行われている店舗もあり、この場合は20,000円がキャッシュバックされる。
【「GALAXY S II」のCPUスペックが変更へ】
サムスン電子製ハイスペック・スマートフォン「GALAXY S II」の仕様が変更された。発表当初はデュアルコア1GHz駆動のプロセッサが搭載される予定だったが、最終的には1.2GHzに引き上げられた。また、韓国の通信事業者KTはGALAXY S IIを4月25日前後を目処に発売する。
CPU以外の仕様には変更はない。ディスプレイは4.27インチのSuper AMOLED Plus、解像度は800×480、OSはAndroid 2.3(Gingerbread)で、内蔵メモリは1GB RAM。背面に8メガピクセルのメインカメラ、前面に2メガピクセルのインカメラ、サイズは約125.3×66.1×8.49mm、重さは約116gなど。
【ソフトバンクモバイル、「IDEOS X3 004HW」の発売を中止へ】
ソフトバンクモバイルは8日、中国Huawei(ファーウェイ)製のスマートフォン「IDEOS X3 004HW」の発売を中止すると発表した。004HWは昨年11月4日に発表された2010年冬・2011年春の新モデルの1つだが、お蔵入りすることが決まった。ソフトバンクモバイル及びファーウェイは次期製品の投入タイミングを考慮し、開発リソースを次期モデルに集中させることを選択する。
【あとがき】
先週、今週と2週連続でAndroid 3.0(Honeycomb)搭載タブレットが市場に出てきました。「Optimus Pad L-06C」と「MOTOROLA XOOM」です。両製品とも手元にあり触っていますが、使い心地はほぼ同等です。大きな違いは前者が3Gに対応し、ディスプレイが8.9インチ、バッテリー容量が6,400mAhである一方、後者は3G非対応のWi-Fi専用、10.1インチのディスプレイ、3,250mAhのバッテリーを搭載することでしょうか。Wi-Fi運用がメインの方にはXOOMがオススメですが、3G回線も使いたい方はOptimus Padでしょう。また、バッテリー容量を重視するとOptimus Padになるかもしれません。いずれにしても両端末ともAndroid 3.0を十二分に味わうことができるので、購入を検討している方は好みに合わせて選択してみてください。
GAPSISのGaAppsがお伝えしました。来週もお楽しみに!