【Androidニュースのまとめ】 2011年4月16日 − 2011年4月22日

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この週も様々な話題が登場した。東芝がAndroid 3.0を搭載したタブレット「REGZA Tablet AT300」を発表し、あわせて他社製端末からも利用できる電子書籍ストア「ブックプレイス」をオープンした。
また、ゴールデンウィークを一週間後に控え、ソフトバンクモバイルがAndroid向けの「海外パケットし放題」設定アプリをリリース。海外ではサムスン電子製「Droid Charge」、ソニー・エリクソン製「W8 Walkman Phone」のニュースもあった。

先週1週間のニュースを振り返ってみよう。

【ソフトバンクモバイル】

(1) Android向け「海外パケットし放題」設定アプリ

ソフトバンクモバイルは海外渡航者向けにパケット定額サービス「海外パケットし放題」を提供している。しかし、海外での通信事業者のネットワーク設定や、そもそも自分がいる場所で「海外パケットし放題」を利用できるかどうかの確認などの手間はユーザーにとって面倒だ。そこで同社は設定アプリをリリースした。「海外パケットし放題」を使える場所であるかどうかの確認はもちろん、各種設定も簡単にできる。
 

ゴールデンウィーク中に「海外パケットし放題」を利用する可能性のある方は事前にインストールしておきたい。下記ページからダウンロードできる。

海外パケットし放題 – Android マーケット

(2) 既存のAndroidスマートフォン及び今後発売機種で緊急地震速報に対応へ

ソフトバンクモバイルは2011年上期に発売する新機種では一部を除き、「緊急地震速報」へ対応することを明らかにした。下期以降にリリースされる機種も同様。さらに、既存のスマートフォン、「DELL Streak 001DL」「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」「HTC Desire X06HT」「HTC Desire X06HTⅡ」「HTC Desire HD 001HT」「Libero 003Z」に関しても、ソフトウェアアップデートにより順次対応される予定。

また、同社はiPhone向けの緊急地震速報アプリ「ゆれくるコール” for iPhone」を開発しているアールシーソリューションを支援する。このアプリはフィーチャーフォンなどに標準搭載される緊急地震速報とは異なる仕組みで動いており、多くのユーザーをサポートするにはサーバの強化が必須。ソフトバンクモバイルはサーバ強化を始めとするシステム面で協力する。アールシーソリューションはAndroid向けの「ゆれくるコール” for Android」のベータ版をリリースしている(※先着10000名まで利用可能)。
 

ゆれくるコール” for Android – Android マーケット

【NTTドコモ、KDDI】

(1) NTTドコモ、法人向け「スマートフォン遠隔制御サービス」を提供へ

NTTドコモは25日から法人向けのクラウドサービス、「スマートフォン遠隔制御サービス」を提供開始する。このサービスは1ID(1台)からの申込みが可能で、利用料金が安い点が魅力。さらに、クラウドサービスとして提供されるため、クライアントごとに専用システムを構築する必要などもない。

遠隔制御機能のサービス内容は、従業員に持たせる端末に対して管理者側から様々な操作を遠隔で行い、制御・機能制限することができるというもの。遠隔ロック、初期化、特定フォルダ内のデータ削除、発信先制限、カメラ機能の禁止などが行える。料金は基本利用料が月額315円/1IDで、各制御ごとに1回あたり3.15円が発生する。

(利用イメージ NTTドコモ報道発表資料より)

(2) KDDI、電子書籍配信サービス「LISMO Book Store」をオープン

KDDIは20日、Androidスマートフォン向けの電子書籍配信サービス「LISMO Book Store」をオープンした。対応端末は現時点では「IS03」のみだが、それ以外の端末も順次対応の予定。LISMO Book Storeの利用には専用アプリが必要で、「au one Market」から入手できる。「書籍」⇒「ブックストア」⇒「LISMO Book Store」と進めばダウンロード可能。

(利用イメージ KDDI報道発表資料より)

LISMO Book Store自体の利用は無料で、有料コンテンツを入手・閲覧する際に個別にその代金が課金される。現在のコンテンツ・ラインナップは約3万点。

【新製品】

(1) 東芝製タブレット「REGZA Tablet AT300(レグザタブレット)」

東芝は20日、Android 3.0を搭載したタブレット「REGZA Tablet AT300(レグザタブレット)」を発表した。6月下旬以降に販売開始予定。店頭予想価格は6万円前後。3G回線非対応のWi-Fiモデルのため、米Motorola Mobility製タブレット端末「XOOM」との直接的比較ができる。予想価格帯は同じレベル。

ディスプレイサイズは10.1インチ(解像度:1280×800)、CPUはNVIDIA Tegra 2 デュアルコア 1GHzプロセッサ。この辺りの構成もXOOMと同等。ただし、レグザタブレットのディスプレイは広い視野角を持つようだ。内蔵メモリは1GB RAMで、ストレージ容量は16GB。カメラは背面に5メガピクセル、前面に2メガピクセルのものを装備する。さらに、「レグザAppsコネクト」に対応し、東芝製の液晶テレビ「レグザ」やブルーレイレコーダー「レグザブルーレイ」をAT300からコントロールすることができる。

(レグザタブレット AT300)

また、東芝は同日、PCやタブレット、スマートフォンなどから利用できる電子書籍ストア「ブックプレイス」をオープンした。レグザタブレット以外の他社製端末からでも利用できる。

ブックプレイス(BookPlace)

(2) LTE対応スマートフォン「Droid Charge」

米通信事業者Verizon Wirelessは4月28日にサムスン電子製スマートフォン「Droid Charge」を発売する。Droid ChargeはLTEに対応し、高速データ通信が可能。OSはAndroid 2.2、ディスプレイは4.3インチのSuper AMOLED Plus(スーパー有機EL)(解像度:480×800)、プロセッサはSamsung Hummingbird 1GHzなどの仕様となっている。Verizon WirelessにとってはLTE対応第2弾スマートフォンで、2年契約の場合の価格は299.99ドル。

(Verizon Wireless – Droid Charge)

(3) ソニー・エリクソン製スマートフォン「W8 Walkman Phone」

ソニー・エリクソンはアジアの一部の国と地域にWalkman Phone(ウォークマンフォン)シリーズの最新機種「W8 Walkman Phone」を投入する。W8 Walkman PhoneはWalkman Phoneシリーズ初となるAndroid搭載機。搭載OSのバージョンは2.1で、プロセッサはQualcomm MSM7227 600MHz、内蔵メモリは128MB RAM、ディスプレイは3インチTFT液晶(解像度:480×320)。ハードウェアの基本仕様はエントリークラスレベルだが、Walkman Playerアプリが標準搭載されるなど、Walkmanブランドとしての仕様も若干盛り込まれている。


(Sony Ericsson – W8 Walkman Phone)

端末のサイズは約99×54×15mm、重さは約104g、カラーバリエーションはアジュール(明るい青)、オレンジ、レッドの3色。発売時期は2011年第2四半期(4月〜6月)の予定。

【その他の話題、あとがき】

スカイプがAndroid向けアプリのアップデートを提供開始しています。今回のアップデートで脆弱性への対処がされました。ユーザーの方は必ずアップデートを適用されることをおすすめします。ただし、KDDIが自社向け端末に提供している「Skype au」は仕組みが異なるので、今回の脆弱性の心配はありません。

また、ペンタブレット製品で有名なワコムから、スマートフォンやタブレットで使えるスタイラスペン「Bamboo Stylus」が発表されました。5月下旬発売予定です。

(ワコム – Bamboo Stylus)

GAPSISのGaAppsがお伝えしました。来週もお楽しみに!






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