【ニュース】 KDDI、スマートフォン販売台数400万台を目指すと発表。新機種の半分をスマホへ
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KDDIは25日、2011年3月期連結決算を発表した。営業収益は3兆4345億4500万円(前期比0.2%減)、営業利益は4719億円(6.3%増)となり、減収増益となった。
また、今後スマートフォンの販売に一層注力してゆく考えも明らかにした。
同社社長の田中氏は、減収増益になった理由の一つとして、携帯電話事業において音声通話料金の収益が落ち込んだことがあげられると説明。一方で、昨年度にスマートフォン端末に機種変更をしたユーザーから得られる月間平均収入は1600円増えたとし、今後よりスマートフォン端末へ力を入れることを明らかにした。2012年3月期の端末販売台数の3分の1に当たる400万台のスマートフォンを販売することを目指し、収益の拡大を狙う。
KDDIは同発表会にて、2011年3月期のスマートフォン「IS series」の販売台数が109万台であったことも公表。これは同期の端末販売台数の9%にあたる。同社は、この3.7倍にあたる400万台のスマートフォンを2012年3月期に販売すれば、データ通信料による収益が音声通話料による収益を上回ると見通す。そのための施策として、新機種の半分をスマートフォンにする。
この他にも、「解約率」や「他キャリアからKDDIへの乗換」、「純増シェア」、「データ通信料による収益」などが業績向上へのカギであるとし、スマートフォンの強化に加え、WiMAXへの対応など電波状況の改善にも注力するとした。
同社は震災の影響にも言及し、基地局の破損や海底ケーブルの断裂などにより、計176億円の特別損失を計上した。また、震災の影響から動向が注目されていた夏商戦に向けての新商品発表会は、予定通り5月に開催する予定。
【関連情報】
決算説明会2011年3月期 | 決算説明会 | KDDI株式会社
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