『ウイルスバスター™ モバイル for Android™ β』は、パソコン用のセキュリティソフト「ウイルスバスター」で有名なトレンドマイクロ社の総合セキュリティ対策アプリです。
最近、Android端末を狙った不正プログラム、不正サイトがいくつか報告されています。
本アプリを利用することによって、それらの不正プログラムや不正サイトをブロックすることができます。また、電話やメールのフィルタリング機能や、有害サイトを規制する機能などを備えています。
現在はベータテスト中で、9月30日まで無料で利用することができます。この機会に、一度試してみてはいかがでしょうか。
このアプリは2012年2月7日現在、Androidマーケットから削除されています
トップ画面では、それぞれの機能や状態が一覧で表示されます。
OKボタンを押すと、各機能のメニュー画面に切り替わります。
それぞれの機能を順番に見ていきましょう。
【不正プログラム対策】
この機能では、悪意のあるアプリケーションを検出します。
リアルタイム検索を有効にすると、アプリを新たにインストールする際に自動で検出します。
手動で検索することもでき、SDカードにインストールされたアプリも検索対象になります。
試しに検索してみたところ、158のアプリを10秒ほどで検索完了しました。
パターンファイルは、自動または手動でアップデートすることができます。
自動アップデートの頻度は、1日から～30日の間で選択できます。
【Web脅威対策】
この機能では、不正プログラムの配布元サイトや、フィッシング詐欺サイトへのアクセスをブロックします。
また、暴力、ポルノなど有害なサイトへのブロックを行う機能もあります。
それぞれ「低」「中」「高」の3段階で判定レベルを調節できます。
承認済みリストを利用することで、それらをブロックしないようにすることもできます。
自分が健全と認識しているサイトが、誤ってブロックされてしまった時などに有効です。
今回、試しに「有害サイト規制」を「高」にして、ブラウザから「2ちゃんねる」にアクセスしたところブロックされました。
【着信フィルタ/メールフィルタ】
この機能では、電話やメール（SMS）のフィルタリングが行えます。
特定のユーザーからの着信、メールをブロックする「ブラックリスト」方式と、特定のユーザー以外からの着信、メールをブロックする「ホワイトリスト」方式が選べます。
また、イタズラ電話をブロックする「迷惑電話対策」や、特定のキーワードを含むメールをブロックする「迷惑メール対策」が利用できます。
【セキュリティパスワード】
有害サイト規制の設定を変更する際に必要なパスワードを設定します。
お子さんが端末を利用する場合に保護者の方がパスワードを掛けることによって、有害サイト規制の設定変更を防ぎます。
【システムログ】
アプリの設定変更や、ブロックした履歴などを表示します。
いかがでしたでしょうか。
非常に高機能で操作性も良く、完成度の高いセキュリティアプリだと感じました。
また、本アプリはトレンドマイクロ独自のクラウド技術によって快適に動作します。セキュリティソフトを利用する上での「動作が重くなる。」といった懸念もほとんどないと思います。
9月末まで無料で利用できるので、ぜひ一度お試しください！