【Androidニュースのまとめ】 2011年6月5日 − 2011年6月11日

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先週は通信各社から複数の端末に対するソフトウェア更新の提供が行われたので、ユーザーの方は忘れずに情報をチェックしてほしい。
NTTドコモは「GALAXY S」「GALAXY Tab」「LYNX 3D SH-03C」「Optimus Pad L-06C」に対して、KDDIは「IS03」「IS05」と「HTC EVO WiMAX ISW11HT」に対して提供開始している。
また、海外では米Motorola Mobilityが2つの新製品を発表した。

今回は、これらの話題を中心に振り返っていきたい。

【NTTドコモ、複数の端末に対するソフトウェア更新を提供】

(1) GALAXY S SC-02B


GALAXY Sに対するソフトウェア更新はOSのバージョンが2.2から2.3へ上がるバージョンアップ。
見た目の変化には乏しく、せいぜいが通知パネルのデザインの変更くらいしかないが、今回のバージョンアップによる恩恵は多い。

特に、基本的な動作パフォーマンスの改善が嬉しい。これは体感できるレベルだ。ウェブブラウザ、Google マップなどで軽快さが向上している。


ソフトウェア更新の主な内容は次の通り。

・ゲーム、アニメーションの動作速度が向上
・「バッテリー使用量」メニューの改善 ‐ 詳細なバッテリー使用状況の確認が可能
・「メモリー使用」の追加 ‐ アプリケーションが使用するメモリ量を確認可能
・「ダウンロード」アプリの追加 ‐ ダウンロードしたファイルをリストで管理可能
・ウィジェット追加時の画面にウィジェット提供元の情報を追加
・「Daily Briefing」ウィジェットを個別に配置可能(スケジュール、ニュース、株価、天気)
・ステータスバーアイコンの変更
・通知パネルの変更

なお、ソフトウェア更新の適用方法は以下のサイトで紹介されているので参照してほしい。
GALAXY S SC-02Bのバージョンアップ情報 | お客様サポート | NTTドコモ

(2) GALAXY Tab SC-01C



GALAXY Tabに対するソフトウェア更新もGALAXY Sと同様にOSのバージョンが2.2から2.3へ上がるバージョンアップ。内容もほぼ同じで、動作パフォーマンスの改善など。

ユーザーの方はぜひソフトウェア更新を適用してみてほしい。


・ゲーム、アニメーションの動作速度が向上
・「バッテリー使用量」メニューの改善 ‐ 詳細なバッテリー使用状況の確認が可能
・「メモリー使用」の追加 ‐ アプリケーションが使用するメモリ量を確認可能
・「ダウンロード」アプリの追加 ‐ ダウンロードしたファイルをリストで管理可能
・「Daily Briefing」ウィジェットを個別に配置可能(スケジュール、ニュース、株価、天気)
・ステータスバーアイコンの変更
・「電卓」アプリの追加
・「スケッチメモ」アプリの追加

ソフトウェア更新の適用方法は以下のサイトを参照してほしい。
GALAXY Tab SC-01Cのバージョンアップ情報 | お客様サポート | NTTドコモ

(3) LYNX 3D SH-03C



LYNX 3D SH-03Cに対するソフトウェア更新もGALAXYシリーズと同様にOSのバージョンアップを含むものとなっている。
バージョンが2.1から2.2へ上がり、様々な新機能に対応する。

更新の適用方法は以下のページを参照してほしい。
LYNX 3D SH-03Cのバージョンアップ情報 | お客様サポート | NTTドコモ


・Adobe Flash Player 10.1に対応
・microSDカードへのアプリ保存が可能
・音声による文字入力が可能
・アプリの自動更新・一括更新が可能
・起動中アプリ一覧画面に「すべて終了」ボタン追加
・通知パネルに「Wi-Fi」「BluetoothR」などの設定追加
・電話帳・プロフィールにおけるメールアドレスおよびチャットアドレスの複数行表示対応
・赤外線受信アプリに「赤外線送信機能」追加
・「設定」の「サウンド&画面設定」が「サウンド設定」と「画面設定」に分割
・半角英字入力で自動スペース入力の設定追加
・グラフィック変更

(4) Optimus Pad L-06C



Optimus Pad L-06Cに対するソフトウェア更新は、GALAXYシリーズやLYNX 3D SH-03Cに対するものとは異なり、不具合修正を主な目的とするもの。

アップデートの適用にはパソコンは必要なく、Optimus Pad単体でできる。ファイルのダウンロードは自動的に行われ、アップデートの準備が整うと画面にポップアップ通知が表示される。あとは手順に従って進めよう。


ソフトウェア更新の内容は、「音量調整中、本来は段階的に調節できるはずができず、最大音量で出力される場合がある」という不具合の修正。他にもいくつかの改善事項が含まれる。

【KDDI、複数の端末に対するソフトウェア更新を提供】

(1) IS03とIS05

シャープ製スマートフォン2機種「IS03」と「IS05」に対するソフトウェア更新は、主に不具合修正とCメールに関するもの。
特に大きなアップデートではないが適用しておきたい。パソコンを使用する必要なくスマートフォン単体で適用できる。

主な内容は次の通り。

・最大通信速度144kbpsのエリア(CDMA 1Xエリア)でのデータ送受信機能を追加。(CDMA 1X(最大通信速度144Kbps)エリアでのデータ通信およびCメール送信の利用が可能になる)(IS03向け)
・音楽をバックグラウンド再生中、音量調整が出来ない場合があることの改善。(IS05向け)
・画面キャプチャができない場合に、メッセージを表示する機能を追加。(IS05向け)

なお、IS03に対する今回のソフトウェア更新は4月14日に提供開始となったAndroid 2.2へのメジャーアップデートを実施していない方向けとなるので注意してほしい。更新の適用方法は下記リンク先で紹介されている。

IS03ケータイアップデートの操作手順について(PDF)
IS05ケータイアップデートの操作手順について(PDF)

(2) HTC EVO WiMAX ISW11HT

HTC EVO WiMAX ISW11HTへのソフトウェア更新は、Cメールの送信機能を追加するものになる。また、「じぶん銀行」のスマートフォン向けアプリを利用することも可能になる。じぶん銀行のアプリはAndroid Marketのこちらのページから別途ダウンロードする。
ソフトウェア更新の適用はWi-Fi、WiMAXもしくは3G回線下で、スマートフォン単体で実施可能。

ソフトウェア更新の内容は次の通り。

・Cメール送信機能の追加
・「じぶん銀行スマートフォンアプリ」への対応
・2011年5月18日に「auからのお知らせ」にて案内した、Eメールが正しく送信されない事象の改善

ソフトウェアの更新の適用は、ホーム画面でメニューキーを押し、「設定」→「この携帯電話について」→「システムソフトウェアの更新」→「更新するソフトウェアをダウンロード」→「今すぐインストール」から開始可能。所要時間は約30分程度。

【Motorola、「Photon 4G」と「Triumph」を発表】

米Motorola Mobilityは現地時間9日、ニューヨークでプレスカンファレンスを開催し、2つの新製品を発表した。1つ目はWiMAXに対応したハイスペック・スマートフォン「Photon 4G」、もう1つはミドルレンジ向けモデル「Triumph」。前者は米通信事業者Sprint Nextel向け、後者は同Virgin Mobile向けの商品として今夏発売予定。

(1) Motorola Photon 4G

 



Photon 4GはAndroid 2.3を搭載したスマートフォンで、幅広いネットワークに対応する点が魅力のモデル。高速データ通信規格「WiMAX」のほか、GSM/WCDMA/CDMA2000をサポートし、Wi-FiはIEEE802.11b/g/nに対応。さらに最大8台までWi-Fi機器を接続できるテザリング機能も搭載する。

そして、基本仕様も現状考えられる上限に近い。プロセッサはNVIDIA Tegra 2 デュアルコア 1GHz、ディスプレイは540×960解像度の4.3インチTFT液晶、内蔵メモリは1GBで、ストレージ容量は16GB。外部メモリとして用意されるmicroSD/microSDHCカードスロットに32GBのカードを挿入すると、内蔵ストレージと合わせて48GBの容量を利用可能。

カメラは背面に8メガピクセル、前面に0.3メガピクセル。バッテリー容量は1700mAhで、端末のサイズは約126.9×66.9×12.2mm、重さは約158g。WiMAX対応スマートフォンは国内でもKDDIからHTC EVOがリリースされているので、Photon 4Gの国内投入も期待したいところ。

(2) Motorola Triumph

 



Photon 4Gのハイレベルな仕様とは一転、Triumphはミドルレンジ向けの一般的仕様のスマートフォンだ。OSはAndroid 2.2、プロセッサはQualcomm MSM8655 1GHz、ディスプレイは解像度800×480の4.1インチ液晶。内蔵メモリは512MBで、ストレージは2GB。カメラは背面に5メガピクセル、前面に0.3メガピクセルといったところ。

【IDC、2011年第1四半期の国内携帯市場規模を発表】

IT専門調査会社IDCは9日、2011年第1四半期(1月〜3月)の国内携帯電話市場の調査レポートを発表した。当四半期の国内携帯電話の出荷台数は前年同期比1.6%増の866万台。うちスマートフォン(iPhone含む)が占める割合は44.9%で、Androidスマートフォンの出荷台数は290万台に達した。

端末メーカー別シェア争いでは1位がシャープ。2位は富士通東芝、以下Apple、パナソニック、京セラと続く。トップのシャープのシェアは23%で、富士通東芝は21.5%、Appleは11.4%。トップ2強が頭一つ抜けているものの、Appleが「iPhone」だけで3位にまで上り詰めたことに大きな注目が集まっている。そして、第2四半期にはスマートフォンの比率が50%を超える可能性も高まった。

【その他の話題&あとがき】

日本通信がイオンリテールと組み、イオンの実店舗でb-mobile SIMの販売を始めた。イオン限定プランを3種類用意し、一番安価なものは月額980円で利用できる。当初は14店舗からスタートし、順次拡大の予定。販売店のリストはこちらのページに記されている。

また、今週は便利なアプリが富士ゼロックスからリリースされた。スマホ内のオフィス文書や写真データを全国のセブン−イレブンで印刷できる「netprint」だ。ビジネスはもちろん、プライベートでも何か印刷したいときに便利に使えるはずだ。アプリはこちらからダウンロードできる。

それでは来週もお楽しみに! GAPSISのGaAppsがお伝えしました!







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