「取引会社に持っていく資料を会社に忘れた！」
ピンチ到来です。しかし、Android端末の中にファイルがあるか、ストレージサービスに格納している文書ファイルであれば、『netprint』とセブン-イレブンが助けてくれます。
『netprint』は、コンビニ最大手セブン-イレブンの店舗に置かれているマルチコピー機の”ネットプリント”サービスをAndroidから利用できるアプリです。
まるで会社や自宅のプリンターのように、全国約13,300店舗のセブン-イレブンに置かれているマルチコピー機を使うことができます。
資料を忘れてしまったときはもちろん、自宅にプリンターが無い場合やプリンターの調子が悪いときにも役立ちます。
印刷できるものも幅広く、お気に入りの写真やPDF、WebページもOKです。
全国のセブン-イレブンを自分のプリンターとして使えるメリットは大きいですよ！
まず、印刷したい対象を選択します。選択方法は複数用意されています。
- Android端末内のデータを印刷する「ファイルをプリント」は、最も利用価値の高い印刷方法です。PDFや写真もここから選択できます。
- URLを指定してウェブページを印刷する「ウェブページをプリント」は、地図やクーポンなど紙で持ち歩きたいページがあったときに重宝します。
- その他、テキストを入力してそのまま印刷する方法や他のアプリと連携して印刷する方法など、様々な対象の印刷が指定できるようになっています。
- とりわけ、『Dropbox』等のストレージアプリ内のデータもプリントできるので、外出先でも出張中でもセブン-イレブンがあれば急なプリントに対応できます。
ここでは、例として「ファイルをプリント」する方法をご紹介します。
ファイルの指定は画面に現れる指示に従っていくだけで完了します。
PDFなどのファイルは、SDカード内のフォルダから選択してください。
ファイルを選択したら、次は印刷に関する設定を行います。
セブン-イレブンの店舗で印刷を開始するときの予約番号タイプ（英数字or数字のみ）の選択や、暗証番号の設定なども行えるようになっています。
設定を終えプリントの予約を送信したら、8桁のプリント予約番号が発行されます。
後はお好きなセブン-イレブンへGO！
店舗のコピー機にプリント予約番号を入力すれば、予約しておいたものが印刷されます。
印刷までのステップが少ないので、セブン-イレブンへ移動しながら予約もできますね。
なお、印刷の代金はマルチコピー機のコインキット（硬貨）かnanacoカードで支払うことになります。
仮にプリントの予約だけして印刷しなかったとしても、代金はかからないので心配は無用です。
マルチコピー機で支払う料金は以下のようになっています。
- 白黒（B5/A4/B4/A3サイズ）：20円
- カラー（B5/A4/B4サイズ）：60円
- カラー（A3サイズ）：100円
- カラー（Lサイズフォト用紙）：30円
街中で印刷する必要に迫られたときや、印刷することが少なくプリンターをお持ちでない方がたまに利用する料金としては、とてもリーズナブルだと思います。
私自身も結構お世話になっているネットプリントのサービスですが、実に便利です。
夜、自宅のプリンターのインクや用紙が無くなったときは、印刷をしがてら夜食を買いにセブン-イレブンに行きます。
私同様、このサービスが常に持ち歩いているAndroid端末から使えるようになることを待っていた利用者の方は多いのではないでしょうか？
また、『Dropbox』や『Evernote』、『Handbook』などのアプリから『netprint』を起動することができるのも魅力です。Android特有の機能もしっかり搭載しています。
なお、初めて本アプリを起動したときにはサービス利用のためのログイン画面が表示されます。利用登録はもちろん無料です。
既にパソコンなどで同サービスをご利用の方は新規に登録する必要はありません。そのままログインして、セブンでプリントしちゃってください！