【Androidニュースのまとめ】 2011年6月26日 - 2011年7月2日

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6月最終週は新製品に関する話題こそ少なかったものの、既存モデルへのソフトウェア更新の提供は複数あった。ユーザーの方はチェックしておいてほしい。
また、KDDIが公衆無線LANサービスを開始したり、スカイプがビデオ通話に対応したり、TSUTAYAの新しい電子書籍サービスが始まったりと、サービスやアプリにおける新しい動きもある。
そして、いよいよ7月に入ることで夏のシーズンに向けた話もいくつか登場している。




【新商品・新サービス・既存サービスの改善など】

(1) TAG Heuer、高級スマートフォン「Link」を発表

腕時計好きの方や、F1ファンなどには馴染み深いスイスの高級時計メーカーTAG Heuer(タグ・ホイヤー)がスマートフォンを発表した。その名も「TAG Heuer Link Smart Phone」。お値段は4,700ユーロ(約54万円)から。高級時計メーカーならではの商品で、価格も相応となっている。

 

スイスの時計メーカー製の高級Androidスマートフォンは、今回で2例目だ。昨年、Ulusse Nardin(ユリス・ナルダン)が「Ulysse Nardin Chairman」という12,800~49,500ドルの価格帯の高級スマートフォンを発表している。

Linkの特徴はその外観だ。筐体には316Lステンレス、金、ダイヤモンド、チタニウム、カーフスキンレザー、カーボンレザーなどが使われ独特のデザインで設計されている。スマートフォンとしての中身は非常にオーソドックスで、ミドルレンジクラスのスペックだ。OSはAndroid 2.2、ディスプレイは3.5インチ、解像度は800×480、内蔵メモリは256MB、対応ネットワークはEDGE/GSM/WCDMA、Wi-Fi、Bluetooth。サイズは約118×67×16.6mm、重さは約200g、バッテリー容量は1,400mAh。

・参考動画
※Android端末からご覧の方は以下のリンクよりYouTubeアプリを起動してご覧ください。
TAG Heuer LINK – When Swiss Watchmaking Heritage meets Avant-Garde technology – Full version

(2) ウェブ版Android Marketのレビュー表示が改善

米Googleはウェブ版Android Marketのレビュー表示を改善させた。Android Marketではアプリに対してユーザーが自由に評価を残すことができるようになっていることは皆さんご存知だと思う。5段階の点数とコメントを残すことができる。ウェブ版Android Marketでは従来、レビューコメントのほかには5段階得点の平均点だけが表示されていた。

しかし今回、統計データも併せて表示されるように改善された。現在では平均点に加え、各得点の評価者数も知ることができる。これにより、これまで以上にアプリの評価の実態を一目で把握できるようになった。



この一例を確認したい方は、下記リンクへウェブブラウザからアクセスしてほしい。
Crystal Defenders – Android マーケット

(3) KDDI、公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」の提供を開始

KDDI、沖縄セルラーは6月30日より公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」の提供を開始した。公衆無線LANサービスは、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル等も実施しているので後発になるが、auスマートフォン・ユーザーにとっては便利なサービスだ。特定のショップ、駅構内、空港などで高速データ通信が可能になるWi-Fiを利用できるサービスで、パケット定額サービス「ISフラット」もしくは「プランF(IS)シンプル/プランF(IS)」を契約している方は無料で利用できる。

利用できるスポットは下記リンク先に記されているので、興味のある方はチェックしてほしい。


また、利用できる場所には上図のステッカーが貼られているので、それを目安にしてもいい。「au Wi-Fi SPOT」は、KDDI傘下のワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供する「Wi-Fiスクエア」とUQコミュニケーションズが提供する「UQ Wi-Fi」のエリアでも利用することができる。

公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」のサービス開始について〈別紙〉 | 2011年 | KDDI株式会社

実際にauスマートフォンで「au Wi-Fi SPOT」に接続する際には、「au one Market」から専用アプリ「au Wi-Fi 接続ツール」をダウンロード/インストールしておく。これを使えばIDやパスワードの入力が必要なくなる。

(4) Android向けSkypeでビデオ通話が可能に

Android向けSkypeの最新バージョン2.0がリリースされた。バージョン2.0ではビデオ通話、ショートメールの送信機能が追加され、UIも大幅に変更された。Skypeユーザーの方はアップデートしてみてほしい。UIが変わったので使用感にも変化がある。
今回のアップデートによってAndroidスマートフォンのユーザーもPCユーザーなどとビデオ通話を楽しむことが可能になったので、Skypeにとって非常に大きな転換点だ。




ただし、残念なことに現時点でビデオ通話機能は「Xperia pro」「Xperia neo」「HTC Desire S」「Nexus S」のみの対応。対応機種が増えるのを待ちたい。

アプリは以下のページから入手できる。
Skype – Android マーケット

・参考動画
※Android端末からご覧の方は以下のリンクよりYouTubeアプリを起動してご覧ください。
Skype for Android App – Now with Video Calling!

(5) TSUTAYAの新たな電子書籍サービス「TSUTAYA.com eBOOKs」が登場

カルチュア・コンビニエンス・ストア(以下、CCC)はシャープと協力して電子書籍サービス「TSUTAYA GALAPAGOS」を提供してきたが、新たに単独で同種のサービスを立ち上げている。それが「TSUTAYA.com eBOOKs」だ。今秋にはiPhone/iPad、PCへの対応を予定しているが、現在はAndroidのみをサポートする。

 

(C) 諫山創/講談社、(C) 末次由紀/講談社、(C) 宇仁田ゆみ/祥伝社


TSUTAYA.com eBOOKsは、TSUTAYAの実店舗との連携を図った点がTSUTAYA GALAPAGOSとの違いになる。加えて、書籍のラインナップも異なる。TSUTAYA.com eBOOKsでは、主に映画化やドラマ化された作品、ベストセラー作品を積極的に展開する。さらに、コミックについては高画質・高精細のデータで提供する。実店舗との連携に関して現時点では、店舗での書籍購入者におトクに電子書籍を提供する、などのアイデアがある。

アプリは以下のページから入手できる。
TSUTAYA.com / eBOOKs – Android マーケット

【夏が始まる!】

(1) 「るるぶ 花火特集2011」で花火大会情報をチェック!

イベントが本格的に始まるまでにはまだ1ヶ月ほどの期間があるが、時間はあっという間に過ぎてしまうので、楽しみにしている方はそろそろチェックしておきたい。何のことかというと、「花火大会」だ。今年は3月11日に発生した東日本大震災の影響によって各地で自粛の動きがあるので、例年よりも大会数は減っている。しかし、それでも十分な数のイベントが各地で予定されており、すでにチケットの販売が始まっている大規模大会もあるので要チェックだ。

 

そして、花火大会のイベント情報を簡単にチェックできるアプリ「るるぶ 花火特集2011」がリリースされている。とても便利なのでオススメだ。

アプリは以下のページから入手できる。
るるぶ花火特集2011 – Android マーケット

(2) 夏季の電力使用制限に伴う通信サービスへの影響について

こちらはとても真面目な話だ。7月1日から9月22日まで、東京電力・東北電力管内では電力使用制限が実施される。これによる通信各社の通信サービスへの影響をおさらいしておきたい。まず、基本的には電力使用制限中であっても携帯電話のサービスは平常通り利用できる。ただし、万一基地局に障害が生じた場合は、その管轄エリアでの通信サービスには障害が発生する可能性がある。また、政府は電力の供給余力が3%を切る可能性が生じた場合、「電力需給逼迫警報」を発令し、さらに余力が不足した場合には計画停電の実施を予定している。

万一、突発的な停電もしくは計画停電が実施された場合には、一部のサービスがその間利用できなくなる可能性があるので注意してほしい。

【ソフトウェア更新情報】

ソフトバンクモバイルの「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」「AQUOS PHONE 006SH」、ディズニー・モバイルの「DM009SH」、auスマートフォン「REGZA Phone IS04」に最新のソフトウェア更新が提供されているので、ユーザーの方は忘れずに適用したい。
ソフトバンクモバイルの各端末は主に機能改善、REGZA Phone IS04はLISMOへの対応となる。

【あとがき】

先々週、先週と非常に暑い日が続きました。相変わらず雨の日も多いですが、今夏が酷暑になる予感は誰もが感じているところではないでしょうか。そして、気になるのが電力供給です。東京電力は7月1日から「でんき予報」の提供を開始し、電力の使用状況を逐一公開しています。しかし、節電がどこまで可能かは分かりませんし、計画停電の可能性もゼロではありません。計画停電中であってもケータイは使える見込みですが、それでも電力状況には関心を持っていきたいところです。

来週もお楽しみに! GAPSISのGaAppsがお伝えしました。







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