Googleは米国時間11日、同社の開発者向けブログの中で、Android 3.0以上のタブレット向けOSに対して、スマートフォン向けアプリを拡大表示するモードを追加する予定であることを明らかにした。
これまで、スマートフォン向けAndroidアプリの多くはタブレットの画面サイズに対応しておらず、レイアウト崩れがおきることが多かった。今回の取り組みにより、スマートフォン向けAndroidアプリの多くがタブレットでもレイアウト崩れを起こさずに利用できるようになる。
同ブログによると、Android 3.0以上の端末を対象にしていないアプリや大画面表示に対応していないアプリを利用する時に、システムバーに拡大表示用のボタンが表示される。
ボタンをタップすると、「Strech to fill screen」と「Zoom to fill screen」の2種類の方法を選択できる。
「Streth to fill screen」はこれまでと同様にリサイズを行い表示するモードで、アプリ内のレイアウトなどが引き伸ばされて表示される。そのため、レイアウト崩れなどが起こりやすい。
「Zoom to fill screen」は擬似的にスマートフォンサイズのスクリーン(normal / mdpi)を再現し、その上にアプリの内容を表示するモード。全体を拡大することになるためレイアウト崩れは起こらないが、全てのパーツが大きく表示される。
ユーザーは「Streth to fill screen」を試してレイアウトが崩れてしまった場合に「Zoom to fill screen」に切り替えて拡大するといった利用ができるようになる。
【関連情報】
・Android Developers Blog: New Mode for Apps on Large Screens