Googleは米国時間7月15日、タブレット向けの最新OS「Android 3.2」をリリースした。
Android 3.1にいくつかの新機能を追加したもので、10.1インチ以外の解像度への最適化や、拡大表示モードの追加などが施されている。APIレベルは13。
Android 3.2では、これまでの10.1インチサイズだけでなく、さまざまな画面サイズ・解像度のタブレットに向けて最適化が施されている。今後、大きさの異なるAndroidタブレットが多数登場する可能性がある。
また、スマートフォン向けのアプリをタブレットの画面サイズでも適切に表示させるために、拡大表示モードを用意している。このモードでは、スマートフォン向けアプリを拡大して表示するため、レイアウト崩れなどが無くなり快適にアプリを利用できる。
さらに、SDカードをサポートするタブレットにおいては、SDカードの中の写真・動画・音楽などのデータをアプリに直接読み込むことが可能になる。これにより、タブレット内にデータをコピーすることなく、SDカードの中のデータを直接視聴することができる。
この他にも、開発者向けに画面表示に関する拡張APIを提供する。このAPIによって、開発者は異なる解像度における画面表示方法をより細かく制御できるようになる。
【関連情報】
・Android Developers Blog: Android 3.2 Platform and Updated SDK tools
・Android 3.2 Platform | Android Developers
・【ニュース】 Google、Androidタブレットにスマートフォン向けアプリの拡大表示モードを追加予定