【Androidニュースのまとめ】 2011年7月30日 - 2011年8月5日
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この週は前週と比較して非常に大きな動きが各所であった。
新製品発表ではイー・モバイルから「GALAPAGOS A01SH」が、レノボから「ThinkPad Tablet」と「IdeaPad Tablet K1」が、DELLから「Streak 10 Pro」が披露された。いずれの製品もタブレット。
そして、最大のニュースは東芝が携帯電話事業から撤退することだ。他にも、ソフトバンクモバイルからSIMロック解除の手数料が発表されるなど、様々な話題が続いた。
【新製品】
(1) イー・モバイル向けシャープ製タブレット「GALAPAGOS A01SH」
イー・モバイル初のAndroid 3.2搭載タブレットが今夏登場する。シャープ製「GALAPAGOS A01SH」だ。この端末は3G回線には非対応のWi-Fiモデルなので、イー・モバイルはモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi(GP02)」とのセット販売での提供を検討している。
A01SHは国内初のAndroid 3.2&7インチ・ディスプレイの組み合わせの端末。片手でも持てるサイズの端末で、Android 3.2のユーザー・インターフェイスを利用できる点が最大の魅力。スペックも悪くなく、プロセッサはNVIDIA Tegra 2デュアルコア1GHz、内蔵メモリは1GB RAM、ストレージ容量は8GB、ディスプレイ解像度は1024×600、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n、Bluetoothは2.1+EDRをサポートなど。カメラは5メガピクセルのメインカメラと2メガピクセルのサブカメラの組み合わせ。
「GALAPAGOS」の名がつくことから予想できるように、電子書籍サービス「TSUTAYA GALAPAGOS」にも対応。端末のサイズは約195×122×11.9~12.6mm、重さは約389gだ。
(2) Lenovo ThinkPad Tablet、IdeaPad Tablet K1
レノボ・ジャパンは先日海外で披露した新製品「ThinkPad Tablet」と「IdeaPad Tablet K1」の国内発表を行った。両製品とも日本市場でも発売される。ThinkPad Tabletは法人向けに8月2日から販売開始済み、出荷予定は9月4日、IdeaPad Tablet K1はコンシューマ向けに8月26日から販売開始予定。
細かい仕様は異なるものの、両製品ともAndroid 3.1搭載タブレットとして一般的なハードウェア構成を持つ。
デュアルコアCPUや10.1インチ液晶、5メガピクセルのメインカメラ、2メガピクセルのサブカメラ、IEEE802.11b/g/n準拠のWi-Fiなどだ。
しかし、ThinkPad TabletにはIdeaPad Tablet K1にはない、魅力的な純性アクセサリーがいくつか用意されている。「ThinkPad キーボード・フォリオ・ケース」と「ThinkPad Tablet ペン」、「ThinkPad Tablet ドック」だ。
(3) DELL Streak 10 Pro
DELLは中国市場向けに10インチタブレット「Streak 10 Pro」を発表した。今後2、3週間をめどに中国で発売になる予定。価格は2,999元(約35,950円)。Streak 10 Proは同社のタブレット「Streak」シリーズの新製品で、OSにはAndroid 3.1を採用する。3G非対応のWi-Fiタブレットなので、無線LAN環境下でしか利用できないものの、手ごろな価格での提供はDELLならでは。
プロセッサはNVIDIA Tegra 2 デュアルコア1GHz、ディスプレイ解像度は1280×800、内蔵メモリは1GB RAM、ストレージ容量は16GB、5メガピクセルのメインカメラ、2メガピクセルのサブカメラ搭載などの仕様。
DELLらしく非常にオーソドックスなハードウェア構成の端末で、サイズは約262.3×178×12.95mm、重さは約727g。
【業界の動き】
(1) 東芝が携帯電話事業から撤退へ
東芝が携帯電話事業から撤退することが、8月2日の全国各紙の報道から明らかになっている。東芝は富士通と共に設立した携帯電話事業の合弁会社「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」(以下、富士通東芝)の持ち株を富士通に完全売却する。富士通東芝の出資比率は富士通が80.1%、東芝が19.9%だったが、東芝はこの19.9%の株式を富士通に売却し、富士通東芝は富士通の完全子会社になる。
なお、富士通はNTTドコモ向け端末の開発を富士通本体で、KDDI向けを富士通東芝で行ってきたが、今後の携帯電話事業は富士通東芝と富士通本体のものが統合され、コスト削減が図られる見込み。
(2) ソフトバンクモバイルがSIMロック解除の手数料を発表
ソフトバンクモバイルは8月中旬以降に発売予定の端末「Softbank 008Z」の販売開始にあわせて、SIMロック解除にかかる事務手数料を新設する。008Zは同社初となるSIMロック解除機能付き携帯電話端末で、全国のソフトバンクショップもしくは一部のソフトバンク取扱い店で申し込むことでロックを解除することが可能だ。その際にかかる事務手数料が3,150円になることが明らかにされた。
SIMロックを解除することで008ZはNTTドコモのSIMカードの他、同一通信方式を採用している通信事業者のSIMカードを挿入して通話やデータを通信を行うことができるようになる。しかし、注意事項もあるので、008Z購入予定者の方やSIMロックの解除について気になる方は下記リンク先から確認してほしい。
・SIMロック解除のお手続き:SIMロック解除ならびに他社製品でのご利用 | ソフトバンクモバイル
【アプリ、サービス関連】
(1) ニコニコ動画のAndroid向けサイトが登場
ニワンゴは8月2日よりAndroid向けのニコニコ動画(原宿)の提供を開始した。ニコニコ動画・生放送・チャンネルの各サイトをAndroidスマートフォン向けに最適化されたサイトで閲覧することができる。動画の視聴はPCと同等画質が提供され、アプリを使用せずともウェブブラウザから快適に楽しむことが可能。ただし、Android 2.2以降+Adobe Flash Player 10.1以降の環境が条件。
(2) KDDI、新プラン「プランWシンプル」と「プランW」を発表
KDDIは9月1日より新料金プラン「プランWシンプル」と「プランW」の提供を開始する。プランWシンプルはシンプルコース用、プランWはフルサポートコース用。基本料金は「誰でも割」加入時に前者が2,480円、後者が3,320円。
この新プランは国際電話に適用できる無料通話2,480円分が含まれる点と、国内のau携帯電話宛の通話が午前1時~午後9時までの間は無料になる点が魅力。国際電話が多い方、もしくはau携帯電話宛の通話が多い方にはお得だ。
(3) Skype、最新バージョンで国内の一部機種でもビデオ通話が可能に
スカイプテクノロジーズ S.A.は8月4日にAndroid向けSkypeの最新バージョン2.1をリリースした。2.1では、ビデオ通話の対応機種が大幅に拡大され、日本国内で発売されている機種も一部加わった。
国内端末ではHTC Desire、HTC Desire HD、Samsung Galaxy S、Samsung Galaxy SⅡ、Samsung Galaxy Tabで利用可能だ。
【ソフトウェア更新情報】
主に不具合対策に関するアップデートが複数の機種に提供されたので、ユーザーの方は確認してほしい。
・NTTドコモ向け「GALAXY SⅡ SC-02C」
・au向け「G’zOne IS11CA」
・au向け「IS05」
・au向け「AQUOS PHONE IS11SH」
・au向け「AQUOS PHONE IS12SH」
・au向け「INFOBAR A01」
・ソフトバンクモバイル向け「HTC Desire X06HT」
・ソフトバンクモバイル向け「HTC Desire X06HTⅡ」
【その他の話題&あとがき】
1つ面白いアプリが登場しているので紹介します。手書き文字入力エンジン「Mazec」です。Androidにはこれまで有能な手書き文字入力アプリが無かったのですが、ついに登場しました。MazecはiPhone/iPadで定評ある手書き入力メモアプリ「7notes」に採用されたエンジンで、Androidでも文字の快適な入力・認識が可能です。
IMEアプリとしてリリースされたので、様々なアプリでの文字入力に使えます。なかなか面白いアプリなのでぜひ。
・mazec (J) for Android [β版] – Android マーケット
・参考動画
※Android端末からご覧の方は以下のリンクよりYouTubeアプリを起動してご覧ください。
mazec (J) for Android [β版]紹介動画
それでは来週もお楽しみに!GAPSISのGaAppsがお伝えしました!
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