【Androidニュースのまとめ】 2011年8月20日 − 2011年8月26日

[PR記事]

 

ソニー・エリクソンから複数のニュースが発表された。スマートフォン新製品「Live with Walkman」と「Xperia neo V」のお披露目に加え、「Xperia」シリーズの2011年モデルに対する最新のアップデートの予定が公開された。また、GoogleやNTTドコモからも重要な話題が発表されている。




【新製品】

(1) Walkmanブランドのスマートフォン「Live with Walkman」(ソニー・エリクソン)

Live with WalkmanはAndroid 2.3を採用したスマートフォンだが、「Walkman」ブランドの製品として「Xperia」シリーズとは異なる特徴が持たされている。それはもちろん「音楽機能」だ。音楽を手軽に楽しめるように、専用の「Walkman」ボタンが搭載されていることに加え、音楽とソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の連携も深い。自分の好きな楽曲情報をFacebookで簡単に投稿・共有したり、情報を調べたりできる。さらに、FMラジオ機能も搭載される。

 

スマートフォンとしてのハードウェア仕様はエントリークラスからミドルレンジ向け。CPUは1GHz駆動、内蔵メモリは512MB RAM、ディスプレイは3.2インチ(480×320)、カメラは背面に5メガピクセル、前面に0.3メガピクセルなど。サイズは約106×56×14.2mm、重さは約115gとなっている。

10月〜12月に一部の国と地域で販売開始となる予定。

(2) Xperiaシリーズ新製品「Xperia neo V」(ソニー・エリクソン)

Xperia neo Vは「Xperia neo」をベースにしたカスタマイズ製品で、一部仕様変更がある。OS及び搭載ソフトウェアにはソニー・エリクソンが10月以降に既存のXperiaシリーズに対して提供する予定の最新アップデート版が採用される。OS自体はAndroid 2.3.4。一方、カメラがややグレードダウンしている。Xperia neoでは有効画素数約810万画素だが、Xperia neo Vは約500万画素。CMOSセンサーもソニー製裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」から従来品に変更されている。

しかし、最新ソフトウェアの恩恵により、3Dパノラマ写真を撮影できたり、アクセサリー機器「LiveDockマルチメディアステーション」を介してUSBマウス/キーボード/ゲームパッドを使えたり、最新の「Facebook inside Xperia 2.0」が利用できる。

その他のハードウェア仕様はCPUが1GHz駆動、内蔵メモリが512MB RAM、ディスプレイが3.7インチ(854×480)など。サイズは約116×57×13mmで、重さは約126g。カラーラインナップはブルー グラディエント、ホワイト、シルバーの3色。10月〜12月を目途に一部の国と地域で発売予定。

 

(3) Androidベースのテレビ向けSTB「Camangi Home-pod」(Camangi Japan)

Androidベースの本格的なテレビ向けSTB(セットトップボックス)がCamangi Japanから発表された。Camangi Home-podはHDMI端子を使ってテレビと接続し、Androidベースのアプリやインターネットを楽しむことができる。10月以降に発売予定。

 

ベースはAndroid 2.3で、テレビ向けの専用ホーム画面を持つ。一般的なスマートフォンやタブレットとは完全に異なるホームで、動画視聴や音楽視聴を主な使い方と想定されたデザインだ。アプリはAndroid Marketが利用できないので、Camangi Market上で配信されているものを使う。しかし、ウェブブラウザ、YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトの視聴、Skype、音楽視聴、写真閲覧、SNSなどの基本機能はプリインストールされている。

コンシューマ用途のみならず、ホテルやマンションなどでの利用を含め、デジタルサイネージとしての法人用途が想定されている。

【ソフトウェア更新関連の話題】

(1) ソニー・エリクソン、Xperiaシリーズ2011年モデルに10月以降に最新アップデートを提供へ

Xperiaシリーズの2011年モデルに対する最新のアップデートが10月以降に予定されている。ただし、海外モデルに対して一部の国と地域で提供されるものに過ぎず、日本国内に関しての予定はわからない。しかし、日本向け製品への提供可能性もあるだろう。

内容はOSがAndroid 2.3.4へバージョンアップされることと複数の新機能追加だ。

追加される新機能は前面サブカメラを搭載したスマートフォンにおいてGoogle Talkでビデオチャットができるようになること、Facebook inside Xperiaの最新バージョンの提供、3Dパノラマ写真の撮影機能、USB機器のサポート、スワイプ入力システムT9 Traceの導入、スクリーンショット撮影機能など。

3Dパノラマ写真撮影は、撮影の際に端末を横に移動させることで実現する。HDMI端子経由で3Dテレビに出力すれば、立体視も可能だ。USB機器のサポートでは、アクセサリー機器「LiveDockマルチメディアステーション」に繋げることで、マウスやキーボード、ゲームパッドを使えるようになる。

下の動画でこれらの内容を確認できる。

※Android端末からご覧の方は以下のリンクよりYouTubeアプリを起動してご覧ください。
Sony Ericsson Xperia software update features

(2) auスマートフォン「G’zOne IS11CA」へのソフトウェア更新

KDDIは23日、NECカシオ製スマートフォン「G’zOne IS11CA」に対するソフトウェア更新の提供を開始した。今回の内容は不具合対策と機能改善。

解消される不具合は、Wi-Fi通信中に再起動する場合がある問題と、ポータブル充電器01で充電できない問題。機能改善内容は、Cメールで利用できる文字数の拡張だ。全角70文字、半角140文字まで拡張され、改行入力も可能となる。ほかに、ロック解除方法の一覧画面のメニューでパスワードによる解除が選択できるようになる。

(3) NTTドコモ向け「AQUOS PHONE SH-12C」へのソフトウェア更新

NTTドコモは25日、シャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE SH-12C」へのソフトウェア更新の提供を開始した。今回の内容は機能バージョンアップを主としたもの。

スマートファミリンクへの対応とカメラ機能の向上、ラウンドホーム、Flash Player 10.2への対応やスライドショーにおける表示効果の追加などとなっている。

【その他の話題】

(1) NTTドコモ、新製品発表会を9月8日に開催へ

NTTドコモは9月8日に新製品発表会を開催する。発表会の模様は12時半よりインターネットでライブ配信されるので、関心のある方へチェックしよう。ライブ配信は下記リンク先にて行われる。また、NTTドコモのTwitter公式アカウント(@docomo)でもテキストによる中継が行われるので、当日動画を視聴できない方でも、Twitterから手軽に確認することができる。

NTTドコモ/新製品発表会ライブ配信サイト
NTTドコモTwitter公式アカウント(@docomo)
NTTドコモUstream公式アカウント(docomoOfficial)

(2) Google、Android SDKのGoogle TV向けアドオンをリリース

米Googleは22日、Android SDKのGoogle TV向けアドオン(プレビュー版)をリリースした。このアドオンを利用することで、Google TV向けのAndroidアプリの開発が可能となり、エミュレータ上で確認を行うことができる。ただし、現時点でエミュレータが対応しているプラットフォームはLinuxのみなので、Windows、Macユーザーの方はしばらく待つ必要がある。

Google TVアドオンの詳細についてはAndroid Developer Blog上の以下の記事を参照してほしい。

Android Developers Blog: Preview of Google TV Add-on for the Android SDK

【あとがき】

9月8日にNTTドコモが新製品発表会を開催します。これは例年よりも早い時期です。ドコモは今秋・今冬にXi対応スマートフォンとタブレットを複数投入することに加え、フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行もさらに推し進める計画です。今回の新製品発表会の日程からもドコモのスマートフォンとXiへの力の入れようが伝わってきます。

なお、ドコモは携帯電話の製品カタログのアプリをリリースしました。このアプリを使えば、製品カタログをスマートフォンから手軽に閲覧できます。ただし、このアプリは起動後にカタログデータを読み込むのですが、サイズが大きいです。メモリ容量が少ない方やパケット定額サービスの上限に達していない方は注意してください。

GAPSISのGaAppsがお伝えしました! 来週もお楽しみに!

 

ドコモ携帯電話カタログ – Android マーケット







おすすめ光回線と絶対に後悔しない選び方
  • ※お手持ちの端末や環境によりアプリが利用できない場合があります。
  • ※ご紹介したアプリの内容はレビュー時のバージョンのものです。
  • ※記事および画像の無断転用を禁じます。

執筆者