Android端末の開発で躍進した台湾のメーカーHTCが、Googleの取得した特許を元にAppleを提訴したと、Bloomberg等が7日報道した。HTCは昨年にAppleから特許侵害で提訴されており、その後も両社は特許をめぐって争いつづけていた。今回、Androidの開発元であるGoogleがHTCとAppleの特許係争に関わることで、Android対iOSの特許戦争の陣容が改めて浮き彫りになった。
HTCは9月1日Googleから9件の特許を譲渡されており、今回はその特許を元に連邦地方裁判所とITC（米国国際貿易委員会）に訴えを起こしている。この9件の特許は、GoogleがMotorolaを買収した時に獲得したものに加え、Openwave Systems、Palmのものなどが含まれる。
Googleはこの他にも、2011年8月にIBMから特許1000件以上を購入しており、特許ポートフォリオの強化を積極的に図っている。
Googleのラリー・ペイジCEOはMotorolaを買収時のコメントで、「今回の買収によってマイクロソフトやAppleなどからAndroidをより強く守れるだろう。」と述べ、Androidコミュニティーを保護する強い意志を見せていた。
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