【Androidニュースのまとめ】 2011年10月8日 − 2011年10月14日


10月13日にイー・アクセスが英ソニー・エリクソン製スマートフォン「Sony Ericsson mini」(S51SE)を発表した。海外では「Xperia mini」の名で販売されている、コンパクトでオシャレな端末だ。あわせて同社は月額最大1100円オトクとなる「月額割」や公衆無線LANサービス「EM Wi-Fi SPOT by エコネクト」、スマートフォン向けセキュリティサービスなども発表している。




【イー・アクセス新商品発表会】

(1) Sony Ericsson mini S51SEを10月28日に発売へ

イー・モバイル(イー・アクセスの通信事業ブランド)からソニー・エリクソン製のAndroidスマートフォンがついにリリースされる。海外では「Xperia mini」の名で知られる小型軽量の端末だ。国内市場には「Sony Ericsson mini」に名を変えて投入される。国内のAndroidスマートフォンにおいては、縦横サイズは最小。重さも約99gと軽い。具体的なサイズは約88×52×16mmだ。カラーラインナップはブラックとホワイトの2色ながら、ダークブルーとダークピンクのリアカバーが同梱されるので、3色のカバーから着せ替えを楽しむことができる。




OSはAndroid 2.3だが、小さな画面を効率良く使えるように、独自にカスタマイズされたUIが搭載されている。画面の四隅にもアイコンを配置できるようになっており、ホームの使い勝手は良い。ディスプレイは3インチ液晶で、解像度は480×320。CPUはQualcomm Snapdragon 1GHz、カメラは有効画素数約500万画素といった具合。SIMロックが掛かっていないので、通信方式が同じであれば他社のSIMカードを利用することもできる。


また、Pocket WiFiとしての利用できるようにWi-Fiテザリング機能が解放されている。ホーム画面に配置できるウィジェットから簡単にオン/オフできる。下にデモ機のハンズオン動画を掲載。
※Android端末からご覧の方は、下のリンクよりYouTubeアプリを起動してご覧ください。
Sony Ericsson mini S51SEのデモ機の紹介動画

(2) 「月額割」を提供へ

イー・モバイルからも端末購入と同時に指定条件にて契約を結んだ方を対象とした、月額料金の割引サービスが開始される。他社と似た内容だが、例えば「スマートプラン」を指定条件にて契約した場合は最大1,100円/月、「スマートプランライト」の場合は最大600円/月が基本使用料などの月額料金から割引される。

利用にあたっての申し込みは不要で、指定条件を満たしている場合に自動適用される。

具体的な内容は下図の通り(イー・アクセス報道発表資料より)




(3) 公衆無線LANサービス「EM Wi-Fi SPOT by エコネクト」を提供へ

イー・モバイルからも公衆無線LANサービスが提供開始となった。公衆無線LANサービス「エコネクトWi-Fi」を提供するクラストのWi-Fiスポットにおいて最大54Mbpsの通信が可能となる、月額380円のオプションサービスとして提供される。

利用可能なポイントは「BBモバイルポイント」「livedoor Wireless」「モビネクト」「フレッツ・スポット」に対応する「エコネクトWi-Fi」の全国15,200か所以上のエリア。




(4) スマートフォン向けセキュリティサービス「EMセキュリティ for Android powered by Symantec」を提供へ

Symantecの「ノートン モバイル セキュリティ」を採用した、Androidスマートフォン向けのセキュリティサービスが28日より提供開始となる。

利用料金は月額315円。ウィルスを発見する「アプリケーションスキャン」や、フィッシング詐欺を防ぐ「Webプロテクション」、紛失時のための「リモートロック」や「リモートワイプ」(データ消去)などの機能を利用することができる。




【新商品・業界ニュース】

(1) レノボ、7インチタブレット「IdeaPad Tablet A1」を28日に発売

レノボ・ジャパンは28日より7インチ液晶のタブレット「IdeaPad Tablet A1」を発売する。内蔵ストレージ容量違いで2モデル用意され、それぞれ2GBと16GB。カラーラインナップはカーボンブラック、パールホワイト、ホットピンク、コバルトブルーの4色。想定実売価格は2GBモデルが2万円前後、16GBモデルが2万円台後半の見込み。

 

安価なモデルということもあり、スペックはエントリークラス向け。OSはAndroid 2.3で、プロセッサは米TI製OMAP 3622 1GHz、内蔵メモリは512MB、ディスプレイは7インチ液晶で、解像度は1,024×600、カメラは背面に有効画素数約500万画素、前面に約30万画素のものを搭載する。

ネットワークは3G非対応で、IEEE802.11b/g/n準拠のWi-Fiのみ。Bluetoothは2.1をサポート。

(2) Google、Androidチーム公式のTwitterアカウントを開設
Androidチーム公式のTwitterアカウントが開設され、情報提供が始まった。アカウントは「@Android」。ツイートは現在のところ3つと少ない(15日現在)が、今後の発言が楽しみだ。Googleは19日に香港でプレスイベントを開催する予定にあり、Androidの次期メジャーバージョン「Ice Cream Sandwich」(開発コード)がお披露目される見込み。公式アカウントでもその件についての情報配信があるかもしれない。

@Android



(3) ドコモ、関東甲信越10か所に大ゾーン基地局を設置。災害対策

NTTドコモは11日、関東甲信越の10か所に大ゾーン基地局を設置したことを明らかにした。大ゾーン基地局は、災害や停電時などに人口密集地の通信を確保するため、通常の基地局とは別に設置される基地局。半径約7km、360°のエリアをカバーする能力を持ち、無停電化や2ルート化などの対策も施されている。

ドコモは現在、合計で12か所に大ゾーン基地局の設置を終えたことになるが、年内にも全国100か所にまで増設する予定。

大ゾーン基地局の外観(渋谷)(ドコモ報道発表資料より)




【ソフトウェア更新情報】

(1) KDDI向けREGZA Phone IS11T

KDDIは13日より、富士通東芝製スマートフォン「REGZA Phone IS11T」へのソフトウェア更新の提供を開始した。内容は不具合修正を主とするもので、スリープモードからの復帰の際に画面表示が黒いままとなる問題と、ホーム画面表示中にスライド動作を繰り返すと再起動する場合があるという問題への対処。

ソフトウェア更新を導入するには端末単体で3G回線下にて「ケータイアップデート」を実施すればいい。更新に伴うパケット通信代は無料。

ケータイアップデートのお知らせ | ケータイアップデート | au by KDDI

(2) ソフトバンク向けAQUOS PHONE 006SH

ソフトバンクモバイルは13日より、シャープ製「AQUOS PHONE 006SH」へのソフトウェア更新の提供を開始した。内容は主に不具合修正。ミュージックプレイヤーなどの特定のアプリを起動した後に、電池の消耗が早くなってしまう問題への対処となる。更新は3G、Wi-Fi環境下で導入することができる。詳しくは下記リンク先を参照してほしい。

AQUOS PHONE 006SHソフトウェア更新情報

(3) ソフトバンク向けAQUOS PHONE 009SH、Yahoo! Phone 009SH Y

ソフトバンクモバイルは「AQUOS PHONE 009SH」へは14日より、「Yahoo! Phone 009SH Y」へは19日よりソフトウェア更新の提供を開始する。内容は両機種共通で、主に不具合対策。ユーザーの利用状況次第で、まれに画面が表示されない場合があるという問題の解消。更新は3GもしくはWi-Fi環境下で導入できる。詳しくは下記リンク先を参照してほしい。

009SH/009SH Yのソフトウェア更新情報

【あとがき】

先週はイー・アクセスの新商品発表があり、Sony Ericsson miniが披露されました。PRの文句に嘘偽りなく、本当に小さく、軽いです。特徴がハッキリとした端末だけに、好むユーザーにはオススメの機種と言えそうです。

なお、今週18日にはNTTドコモの新商品発表会があります。新機種は次回の記事で紹介予定です。お楽しみに! GAPSISがお伝えしました!