日本で古来から親しまれている遊びのひとつと言えば「折り紙」があります。
1枚もしくは複数枚の紙を組み合わせて、動植物の形を作り上げるその様子は、海外でも「Origami」という名前で広く知れ渡っているほど。
もっともオーソドックスな折り紙作品と言えば「鶴」ですが、最近では恐竜などを作る方もいます。紙そのものも正方形の千代紙や色紙などにとどまらず、不定形の紙を使って、ほとんど芸術品レベルの作品を仕上げる方もいらっしゃるようです。
今回はそんな折り紙の基礎が学べるアプリ『How to Make Origami』を取り上げます。
日本古来の伝統の遊び「折り紙」
このアプリ、実は海外製でメニューも英語表記なんですが、収録されている折り紙作品の製作過程をコマ撮りタッチの映像で見ることができます。
ですので、英語にも折り紙にも触れたことのないお子さんでも、しっかりと折り紙の手順が覚えられる優れもののアプリ。
お子さんだけではなく、お父さんやお母さん、もちろんおじいちゃんやおばあちゃんも、家族全員で折り紙を楽しめますよ。
全部で18種類もの折り紙が制作可能
アプリを起動すると、作成できる動物たちを選べる画面になります。掲載されているのは全て完成品。
キングオブ折り紙の「鶴」から、どう折れば良いのか皆目検討のつかない「蜂」、さらには非生物まで、全部で18種類もの折り紙が作れます。
アプリの操作に難しいところは一切ありません。どちらかというと難しいのは折り紙のほうですね!
作りたい動物などを選んで、それをタップすれば作成スタートです!
よちよち歩きのペンギンさんを折る
まずはペンギンです。もちろん用意する色紙はアプリと同じでなくて構いません。
日本人の感覚だとペンギンは「白と黒」ですが、逆に思い思いの色紙で作れば愛着もわくものです。
「Begin」をタップすると制作映像がスタートします。
ペンギンの制作には11ステップの行程があります。
その行程を非常に細かく追っていく映像なので、折り紙初体験の方でもかんたんに完成できるところがポイントです。
しかも画面下段中央のボタンを押すと、映像は繰り返し流れます。無事にそのパターンが折れたら、画面の下段右隅のボタンで次の工程に進んでください。
慣れたら自分なり手を加えられるのも折り紙の魅力
次は「くまさんの顔」です。
…動物のチョイスのセンスは、さすが海外といった感じです。
ちなみにこのくまさん、もちろん、普通に作っても面白いですが、意外と応用が効きそうです。
色紙の色を変えればくま系キャラクターは全部制覇できそうですよ!
作り方に慣れて覚えてきたら、自分なりに工夫が可能なのも折り紙の優れた点です。
色紙の色を変えたり、耳にあたる箇所を折らずに伸ばしたり、逆に折りたたんでみたり…。
アプリの映像を見ながら、お子さんとはアイディアを出し合うのも楽しいですよ。
作りはじめと完成したときのギャップこそ折り紙の醍醐味
今度は黄色い紙を使っています。
いったい何ができあがるのでしょうか?
折り紙は、制作の過程では何が完成するか分からないのも魅力のひとつです。
蜂ができあがりました。さすがに19ステップもの制作工程をもつだけに、折りごたえがあります。
折っていく過程で「何ができるのか?」と「当てっこ遊び」をするのも、知育にピッタリです!
折りあがったら是非とも色を塗ってみよう
他にも、完成状態だと折り方が全然想像つかない作品も多いです。
この「かえる」や「蝶」などは、折り上げたあとに彩色して楽しむと折り紙の世界がグンっと広がりますね。
部屋の中で遊ぶというと、すぐに「ゲーム」になりがちのご時勢ですが、こういった日本の伝統の「手を使う遊び」もなかなか良いものです。
特にお子さんがいらっしゃる方には必携のアプリですね。