NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクモバイルの3社は21日、日本におけるモバイル非接触ICサービスのさらなる拡大を目的として、「モバイル非接触ICサービス普及協議会」を設立した。
3社はこれまで、「おサイフケータイ」としてFeliCa規格でのモバイル非接触ICサービスが提供してきた。
しかし、昨今の海外におけるNFC(TypeA、B規格)の普及をうけ、国内でもTypeA、B規格サービスの普及を協議する。
今回設立した協議会では、モバイル非接触ICサービスの提供会社やメーカーなどへの参加を呼びかける。
また、携帯電話へのFeliCa規格搭載に加え、TypeA、B規格の対応、ならびに利用環境の整備などについて協議される。
先日ドコモから発売された「GALAXY NEXUS SC-04D」や「GALAXY S II LTE SC-03D」などは、NFC(Type A,B)には対応しているが、おサイフケータイ(FeliCa)には対応していない。
今後、各種サービスや設備がType A,B規格に対応すれば、同機種でも決済サービスなどが利用できる可能性があり、期待が高まる。
【主な活動内容】
- ユーザーが国内外のサービス規格の違いを意識することなく、モバイル非接触ICサービスを国内外で利用できる環境の整備運用
- 国内通信事業者のモバイル非接触ICサービスの共通仕様策定、および運用の統一化を行い、サービス提供者などが低コスト、且つ迅速にサービス提供できる環境を構築
※ 「おサイフケータイ」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
※ FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
※ NFCとは、近距離無線通信規格であるTypeA、B、FeliCaの上位互換のある国際標準規格のことを示します。
【関連情報】
・報道発表資料 : 「モバイル非接触ICサービス普及協議会」を設立 | お知らせ | NTTドコモ
・「モバイル非接触ICサービス普及協議会」を設立 | 2011年 | KDDI株式会社
・「モバイル非接触ICサービス普及協議会」を設立 | ソフトバンクモバイル株式会社