通勤中の電車の中や、ちょっとした作業の合間に気軽に始められて、思わずハマってしまう「ほんのちょっとが仇となる」ゲームアプリ。
なぜだかAndroid マーケットにはそんな嬉しくも厄介なアプリが本当に無数にありますよね。
大作ゲームなら起動するのも遊ぶのもそれなりに時間を食うので、一度離れてしまうと遊ばなくなってしまいがちですが、この「ほんのちょっと」系ゲームは、飽きてアンインストールしても「遊んだときの気持ち良さ」を思い出して、ついつい再インストールまでしてしまったり…。
この『Notebook Blaster』は、そんな「ほんのちょっと」系ゲームです。
落書き宇宙で繰り広げられる地球防衛戦
タイトルに「Notebook」とあるように、ビジュアルは「ノートの落書き」そのもので、チープと言えばチープ。
しかし、そのおかげで気軽に遊べるゲームに仕上がっています。「お気軽さ」と「子供っぽさ」が丁度良い具合にマッチしてるんですね。
遊べるゲームモードは「survival mode」と「earth defense mode」の2種類です。
弾が尽きようとも撃て!撃て!撃て!
まずは「survival mode」をプレイしてみましょう。
このモードでは「残弾500発スタート」、「自機は4機(ハートの数)」、「敵弾に当たると1ミス」がルールです。あとは迫りくるUFO軍団と、弾や自機の残数が許す限り戦ってください。
操作は、自機であるロケットをフリックするだけ。オートショットですので指を離さない限り撃ち続けます。追従性は高く、操作感覚は快適そのもの。
アイテムを入手して戦闘を有利に!
ゲーム中、アイテムが降ってくる場合があります。アイテムは次の5種類です。
・Shields…「◎」アイコン。バリアーです。
・Twin Shot Blasters…青い2条の光線が描かれたアイコンです。ツインショットが撃てます。
・Health…ハートマークのアイコン。自機が4機まで増えます。
・Ammo…赤い弾丸のアイコン。100発補給されます。
・Experimental Time Warp…時計アイコン。敵機の速度が遅くなります。
難易度的には難しくない部類のゲームですが、高得点を目指すならアイテムは必要不可決です。
「Twin Shot Blasters」が獲得できると、非常にスムーズに戦えるようになります。
高得点のポイントは「撃ち漏らしを無くす」こと。また、できる限り近付かれる前に先手を打って行動することが大事です。
自機は左右にしか動けないので、注意しないと一気に敵のUFOに囲まれてしまいます。
残念ながらゲームオーバーです!
ちなみにスコアとして記載されている「Accuracy」とは命中率のこと。総ショット数の1/4しか命中していないのです…。
これでは高得点は望めません。シンプルな「ほんのちょっと」系ゲームなだけに、悔しくてどんどん夢中になってしまいます。
眼下の地球を守るために孤軍奮闘せよ
次は「earth defense mode」に挑戦です!
ここでは画面左隅に表示されている地球を守りながら戦う必要があります。
つまり、撃ち漏らしたUFOが全て地球のダメージに繋がってしまいます。より正確な攻撃が要求されるモードなんですね。
このモードでは「青い丸にハート」のアイテムが追加されています。これを獲得すると地球のダメージが回復します。
やはり自機を全て破壊されるか、地球が破壊されるとゲームオーバーですが…すでに地球が1/5ほど消滅しています!
先述しましたが、ゲームの難易度が高くない(実はここが「ほんのちょっと」系ゲームの原則です)ため、ある程度のダメージも、意外とかんたんに復活できます。
ただし集中力が欠けると、途端に劣勢に陥ります。
回復系アイテムは高い確率で振ってきますので、集中力が途切れたら指の動きを緩めて、気力をチャージすると良いでしょう。
ほんのちょっとで終わらない面白さ
途中で集中力が欠けたために、やはり命中率が低いですね。精進あるのみです。
「ほんのちょっと…」と思った割りに、テンポ良く進むゲームのおかげで「ゲームに夢中で降りる駅を乗り過ごす」というのは良く聞く話ですが、『Notebook Blaster』はまさにそんなゲームです。
ちなみに今回のレビューではAndroid 4.0搭載の「Galaxy Nexus SC-04D」を利用しましたが、何の問題もなくプレイすることができました。
年末年始で列車で帰省される方も少なくないと思いますが、そんなときにインストールしておくと丁度良い暇つぶしにもなりますよ。