昨年末のボーナス時期に、「良い機会だし…」とAndroid端末に機種変更された方は多いんじゃないでしょうか。
しかし、PCソフトや家庭用ゲームタイトルと違い、「取り扱い説明書」に当たる物がほとんどないのがスマートフォンのアプリの宿命。初心者のうちは単機能でも使いやすいアプリを探し出すことが「初心者脱出」への近道でもあります。
そこで今回は、ほとんど迷うことなく使えてしまう手書きメモ兼カレンダーアプリ『メモカ』をピックアップしました。
侮れない単機能アプリで目指せ！脱初心者！
カレンダー機能やメモと言うと、スケジューラーやタスク管理といった専門的なアプリがあります。ベストセラー、ミリオンセラー級の大作アプリも実在します。
しかし、正直言って初心者には荷が重過ぎるほどの高機能なので、数多くの挫折者をも生み出してきました。
そこにくると『メモカ』は単純明快です。アプリを起動し、表示されたカレンダーの任意の日付をタップして、あとは用件を手書きするだけ。
大きい画面の端末なら一覧性も非常に高く、スケジューラー系に挫折した経験のある方にはぴったりのアプリと言えます。
カレンダー画面は左にスワイプすると前月を、右にスワイプすると次月を表示できます。
また、端末のmenuキーをタップすることで次の作業が可能です。
・「今月を表示」…カレンダー画面を当月に戻します。
・「表示月のメモを削除」…表示月のメモを全部削除できます。
・「設定」…カレンダーやメモ機能の設定メニュー。
・「使い方」…アプリの簡易マニュアルです。
それでは「設定」から、とりあえず事前にチェックしておきたい項目を抜粋して解説します。
必ず設定しておくべきポイントは2つ
これが設定メニューです。とりあえず何も変更しなくても使い勝手に問題はありませんが、下記項目はチェックしておくと更に便利に使えます。
「フルスクリーン」…チェックすることでステータスバーを隠して全画面表示できます。画面が小さい端末の場合は重宝する機能です。
「パレットを保持」…手書きメモのパレット設定を保存できます。設定していない場合、その都度ペンの太さやカラーを選択することになりますので注意してください。
上記以外の項目は任意で設定すればOKです。
画面スペースを有効利用＆カラーも選べる
「フルスクリーン」表示になった画面です。大画面かつ高解像度の端末だと分かりにくいですが、日にちの表示枠なども多少広くなり、見やすさがアップしています。
また、設定メニューの「テーマカラー」で、アプリの外観カラーの変更も可能です。選べるカラーは全部で12色と豊富。
華やかなカラーも選べるので、女性にもおすすめできます。
端末のmenuキーから「使い方」をタップすると、アプリの簡易マニュアルとも言える「使い方」画面が表示されます。
簡易といっても、ここに記載されている利用法以上の要素はありません。
本当にシンプルで使いやすいアプリなんです。
メモ機能だってシンプルで使いやすく機能も充実！
カレンダー画面から任意の日にちをタップすることでメモ画面に移動します。あとはここに指で必要事項を手書きするだけです。
ちなみに、メモは画面上部の8色のカラーチャートをタップすることで色分けが可能です。
画面下段のアイコンからは次のことが可能です。
・「矢印」…カレンダー画面に戻ります。
・「ペン」…手書き入力モード。
・「パレット」…ペンの太さやカラー設定。
・「消しゴム」…任意の箇所を消せます。
・「ゴミ箱」…記入した内容を全消去します。
・「i」…Wikipedia検索。
手書き入力は追従性も良く非常に書きやすい
さっそくメモに予定を書き入れましょう。
まずは「パレット」アイコンからペンの太さとカラーを決めます。ペンの太さは最大がおすすめです。カラーは書き入れる項目に応じて変更すると良いでしょう。
用件だけでなく、目立つ色でアンダーバーなどを書き入れても良いですね。記入し終えたら「矢印」アイコンでカレンダー画面に戻ります。
手書きメモがカレンダー画面からも確認できます。
本格的なスケジューラーとしては低機能とは言え、一覧性の良さと手書き入力の手軽さは抜群です。
メモそのものを重要度別に色分けして使えば、一覧性は更にアップ！備忘録的な使い方も可能です。
今日はいったいどんな日なのか？
ちなみに「i」アイコンをタップしてみると、その日にちにまつわる出来事がWikipediaから確認できます。
ちなみに1月7日はガリレオにより木星の衛星「ガニメデ」「イオ」「エウロパ」が発見された…日だそうです。
高機能アプリで四苦八苦するよりも、使い勝手の良い単機能アプリを組み合わせて使う方が十分役に立ちます。
『メモカ』はそれを実証してくれる貴重なアプリと言えそうです。