【Androidニュースのまとめ】 2012年1月7日 − 2012年1月13日

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前週はおとなしい週だったが、今週は米ラスベガスで世界最大の家電見本市「2012 International CES」が開幕したこともあり、新商品・新技術の話題に尽きない一週間だった。中でもソニー・エリクソンのXperiaシリーズ新機種やファーウェイの世界最薄スマートフォンなどは大きな注目を集めた。




【ソニー・エリクソンの話題】

(1) 次世代スマートフォン「Xperia NXT」シリーズ第一弾「Xperia S」




ソニーが米国時間9日に開催したプレスカンファレンスでXperia新機種が4つ発表された。その一つが「Xperia S」だ。Xperia Sは「ソニー」ブランドでリリースされる端末でもあり、かつ次世代Xperia「Xperia NXT」シリーズの第一弾モデルでもある。

Xperia Sは3月までを目処にグローバルに展開される予定。国内に関しては、Xperia Sをベーストする「Xperia NX SO-02D」がNTTドコモ向けに用意される。

Xperia Sは1.5GHzのデュアルコアCPU、4.3インチのHDディスプレイ、有効画素数約1210万画素のメインカメラ、130万画素のサブカメラ、近距離無線通信技術「NFC」のチップなどを備える。また、従来のXperiaシリーズとはデザインのテイストに変化が見られる。

※Android端末からご覧の方は、以下のリンクよりYouTubeアプリを起動してご覧ください。
Xperia S – the first Xperia™ Smartphone from Sony®

(2) NTTドコモ向けXperia NX SO-02D

Xperia Sをベースとする国内向けスマートフォンが「Xperia NX SO-02D」だ。NTTドコモから2月以降にリリースされる。ベースは同じなので、プロセッサは1.5GHzデュアルコアのQualcomm製MSM8260、ディスプレイは4.3インチのHD液晶、カメラは有効画素数約1210万画素と130万画素のものを背面と前面に備える。

グローバルモデルであるXperia Sをベースとしていることもあり、国内ケータイで定番の機能はサポートされない。ワンセグ、おサイフケータイには非対応ということだ。しかし、内蔵ストレージ容量が32GBも積まれている点などを考えると、この後に紹介する「Xperia acro HD SO-03D」と比較しても魅力的な端末だ。

(3) NTTドコモ向けXperia acro HD SO-03D

日本市場向けの端末がもう1機種発表された。それがNTTドコモ向けの「Xperia acro HD SO-03D」だ。名称から想像できるように「Xperia acro」の後継機種で、HD解像度の液晶ディスプレイを搭載し、基本スペックの向上が図られている。当然ながらワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信といった国内定番機能をサポートしつつ、Xperia acro HDでは防水性能まで搭載されている。

「Xperia」ブランドと独自のデザイン、そしてハイスペック、加えて国内定番機能と、穴のない完璧に近い仕様の端末といえるだろう。

CPUは1.5GHzのデュアルコア、ディスプレイは1280×720、4.3インチ、カメラは有効画素数約1210万画素、バッテリー容量は1,840mAhだ。3月を目処に発売予定となっている。

(4) LTE対応スマートフォン「Xperia ion」




Xperia Sと同様「ソニー」ブランドでリリースされるスマートフォンが「Xperia ion(エクスペリア アイオン)」だ。ionは米通信事業社AT&T向けに今春リリースされる予定の、LTE対応スマートフォン。米AT&TではLTEを4Gと位置づけて展開しており、4Gラインナップの一角に加わる。主な仕様はXperia S、Xperia NX SO-02D、Xperia acro HD SO-03Dなどと同様で、1.5GHzのデュアルコアCPUやディスプレイ解像度は同等。
ただし、ディスプレイサイズは4.6インチと比較的大型だ。カメラも有効画素数1210万画素のメインカメラと130万画素のサブカメラの構成で、共通的な仕様。また、Xperia Sと同じくNFCのチップも搭載する。

(5) ソニー・エリクソンの新社名は「ソニーモバイルコミュニケーションズ」へ

スウェーデンのエリクソンとソニーによる合弁会社だった英ソニー・エリクソンだが、昨年10月にソニーが完全子会社化する意向を明らかにしている。エリクソンが保有するソニー・エリクソン株をソニーが現金で買い取り、100%子会社とする。取引は政府当局、監督官庁の承認を得る必要があり、まだ完了していないが、将来的には「Xperia」シリーズも「ソニー」ブランドで展開される。

そして、社名も「ソニーモバイルコミュニケーションズ」に変更になる予定だ。今回発表されたXperia新商品のうち「Xperia ion」と「Xperia S」はすでに新ブランドの下で展開される事が決まっている。将来的には日本市場でも「ソニー」ブランドから展開されることになる。

【新商品の話題】

(1) ファーウェイ、世界最薄スマホ「Ascend P1 S」

中国Huawei(ファーウェイ)は2012 CESにおいて、世界最薄(同社調べ)となるスマートフォンを発表した。僅か6.68mm厚のボディの「Ascend P1 S」だ。近い厚さのボディを持つスマートフォンは他にもあるが、数値を細かく追っていくとAscend P1 Sが現状では最も薄いスマートフォンになる。




その上、基本仕様もレベルが高い。OSはAndroid 4.0で、プロセッサは1.5GHzのデュアルコア、ディスプレイはスーパー有機ELの4.3インチ、解像度は960×540だ。さらにバッテリー容量も比較的大きい。1,670mAhだ。欧州、アジア、北米など様々な地域で4月に発売予定。



(2) 富士通、10.1インチタブレット「ARROWS Tab Wi-Fi」

富士通からWi-Fiタブレット「ARROW Tab Wi-Fi」が19日に発売される。全国の家電量販店などで販売される予定で、携帯電話回線を利用できないものの、逆に言えばキャリアとの契約が要らず、手軽に購入できるタブレットになる。Wi-Fi(無線LAN)環境下での利用が多い方にはWi-Fiモデルで問題ないはずだ。

ARROW Tabの名から想像できるようにNTTドコモ向け「ARROWS Tab LTE」をベースとした端末。この端末から3G/LTE通信機能を省いたような仕様になっている。

OSはAndroid 3.2で、ディスプレイは10.1インチ液晶で解像度は1280×800、ストレージ容量はモデル別に16GBか32GBに分かれる。カメラは510万画素と130万画素の構成で、ステレオスピーカーやDLNA機能なども搭載する。

【その他の話題&あとがき】

その他の話題として、KDDI/ソフトバンクが月末から災害・避難情報の配信を開始します。これは緊急地震速報と同じく、携帯電話回線の混雑に影響されず一斉送信できる緊急速報メールです。KDDIは「緊急速報メール」の一環として開始します。

ほかには、ドコモが毎年実施している学生やその家族を対象としたキャンペーン「応援学割」の2012年版の詳細を発表しました。昨年よりもおトクになっているので、対象者の方は要チェックです。

新製品に関してはCESでは他にも多くの端末が発表されていますが、やはり海外モデルが多いですので、今回はソニー・エリクソンのものに絞って紹介しました。しかし、今年もスマートフォン界隈はにぎやかな一年になりそうです! 

GAPSISがお伝えしました! 来週もお楽しみに!







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