その昔、「シミュレーションゲーム」(以下SLG)と言えば歴史物、または戦争物が定番でした。
日本における代表格と言えば「信長の野望」「大戦略」シリーズなどが挙げられます。
しかし、最近ではファンタジー系のSLGがジャンルの定番とも言える存在に成長してきました。
今回レビューします『Nano Kingdoms』も、ファンタジックSLG。
しかし、登場するキャラクターは絶妙なテイストでディフォルメされており、ひと味違った面白いゲームに仕上がっています。
また、海外アプリなので台詞も説明も全て英語表記ですが、英語が分からなくてもまったく問題なくプレイが可能です。
天高く、そして緑豊かなのどかな大地に戦雲が…
ファンタジックSLGというと描き込まれたイラスト的なビジュアルが基本ですが、このゲームでは全編に渡って牧歌的な絵本を思わせる色彩でまとめられています。
内容自体は非常に殺伐とした「国家間の覇権争い」なのですが…。
それでは「PLAY」ボタンをタップしてゲームを始めましょう。
遊びながら操作方法が学べる「TUTORIAL」
まずは「TUTORIAL」からプレイしましょう。そうすれば、基本的な操作方法を全て覚えることができます。
まずは自国領土の開発が必要です。敵国との戦争に不可欠な「兵士」の生産のために「FARM」(農場)を開墾します。
ちなみに、英語表記とはいえ、物語背景もキャラクターデザインや映像演出から十二分に読み解くことも可能です。
「TUTORIAL」では、プレイに必要なコマンドボタンを赤い矢印で教えてくれるのでかんたん!
さっそく「Farm」を、「BUILD」をタップして開墾します。
矢印の指示に従うだけで操作方法をマスター!
するとゲーム画面下段左隅に、生産可能な「兵士」が表示されました。
この部分をタップすると、フィールド上に「兵士」が出現します。「兵士」に限りませんが、全ての戦力は資材がある限り生産可能です。
そして画面上段中央の「剣」アイコンは攻撃行動のコマンド。タップすると、どことなく愛嬌のある顔の「兵士」が、いそいそと敵の城に向かって進軍します。
いそいそと進軍する小さい兵士たちの動きは必見
「兵士」は敵兵と接触すると自動で戦闘に入ります。ちなみに、戦闘で「兵士」が死ぬと、自軍も敵軍も関係なくフィールドにお墓が立ちまくります。戦場ですから…。
「剣」アイコンの横の「盾」アイコンは防衛行動のコマンドになります。
またキャラクターの右横にあるアイコンは、「魔法攻撃」のコマンドで、間接的に戦闘をサポートします。
「魔法攻撃」アイコンの右横は「援軍」コマンドです。
こちらは「魔法攻撃」と違い、非常に強力な援軍を召還可能。
そして敵の城の防衛力が「0」になれば勝利です!
そして初陣へ!初戦は完全防備の鎧騎士!
「TUTORIAL」が終了したら、さっそく本戦です!
一番始めの国の王は鋼鉄の鎧に身を包んだ屈強な騎士。見るからに…可愛いですね(?)。
敵国を見ると「Farm」以外にも「Foundry」(製鉄所)が建てられています。このままでは不利になるので、自分にも「Foundry」を建築しましょう。
「兵士」などの戦力生産には若干のタイムラグがありますので、戦況の展開を見据えつつ、逐次「兵士」の投入が必要です。
戦闘が進んでいる限り、戦力増強や「魔法攻撃」に必要なポイントはガンガン貯まっていきますので、出し惜しみはしないように!
魔法攻撃!援軍召還!ド派手な演出で盛り上がる
敵軍が「援軍召還」で「巨人兵」を呼び寄せた瞬間です!
「魔法攻撃」や「援軍召還」は派手(?)なアニメーション演出があるので驚かされます。しかし、このにこやかで腕白そうな「巨人兵」って…。
負けずとこちらも進軍ラッパの音も高らかに「傭兵軍団」を召還します。
勝利は間近だ!攻撃の手を緩めるな!
激戦の末に炎上する敵城。もはや勝利は目前です!
ちなみに自軍陣地内の戦闘では少なからず城の防衛力を削られますので注意してください。
やりました!勝利です!勝つとにこやかな「兵士」たちが大喜びしているアニメーションが表示されます。
戦いに勝利すると、次のステージでは属国となった王の軍隊を選んで戦うことも可能です。つまり、次の戦いでは自ら「巨人兵」が使えるわけです!
ビジュアルデザインの可愛さと、ガンガン墓が立ちまくる殺伐としたゲーム展開が何とも魅力的な『Nano Kingdoms』。是非とも完全制覇を目指してがんばってくださいね。