tSpyChecker : そのアプリは大丈夫?危険性がアイコンでわかるアクセス許可確認ツール!無料Androidアプリ


最近「アプリが勝手に個人情報を送信している!」といったニュースが話題になっていますよね。
国やGoogle、そしてキャリア側の対策ももちろんですが、最も重要なのは自衛、つまり「自分で判断して、怪しいアプリは入れない」に尽きます。
Android マーケットやインストール画面で各アプリの「アクセス許可」の確認はできますが、知識がないとその許可が本当に必要なのかどうか、どれくらい危険なのか、といったことがイマイチわかりません。
今回ご紹介する『tSpyChecker』は、インストールされた全アプリのアクセス許可から具体的な危険性を導き出し、アイコンで一覧表示できるアプリです。
危険アプリを断定できるわけではありませんが、自己判断の助けになることは間違いありません。





危険性をアイコンで一覧表示!



初回起動時はアプリ情報を分析するので、少し時間がかかります。

読み込みが終わると、インストール済みのすべてのアプリがリスト化されます。

アプリに表示されるアイコンはそれぞれ、電話番号や位置情報などの個人情報を流出させる危険性があることを表します。




危険性が具体的にわかる!



試しに2つのアイコンが表示された『Garlic電話帳』を開いてみました。

マーケットのアクセス許可の説明より具体的に分かりやすく、「そのアプリにどんな危険性があるか」が書かれていますね。

このアプリの場合「電話番号や電話帳情報の送信」「電話の自動発信」が「やろうと思えばできる」ということです。




その権限、ホントに必要?



「詳細情報」をタップすると、危険性の判断理由となっているアクセス許可が表示されます。

連絡先や通話関連のアクセス許可は、電話帳アプリなので必要不可欠です。

また「ネットワーク通信」に関しては『Garlic電話帳』開発者のブログによると「広告配信に使用している」ということでした。

このように「ネットに繋がないのにネットワークのアクセス許可がある」「地図を使わないのに位置情報を取得する」というアプリは、広告配信のため使用している場合がほとんどです。 (もちろん100%の保証はできませんが…)

逆にネットも繋がず、広告も出ないのにこれらのアクセス許可がある場合は、その理由を疑うべきかもしれません。




信頼アプリを除外してより見やすく!



分析の結果により危険性が無いと判断したものや、信用できる開発元のアプリなどは「除外リストに追加」しておけばアプリ一覧の方には表示されなくなります。

アプリのアップデートによりアクセス許可が増えることもありますが、もちろん除外リストから元に戻すこともできます。




チェック項目を選択可能!



また設定により、「送信可能」と判断する通信手段と、アイコン表示するアクセス許可を選ぶことができます。

初期状態でチェックの無い項目として、BluetoothやNFC通信、データの変更・改ざんや端末を不安定にする可能性のある権限があるので、必要ならばチェックを入れましょう。



本アプリはあくまで「自己判断を助けるアプリ」ですから、危険性アイコンがあるからと言って即スパイウェア、と断定はできません。

しかし「何故この権限が必要?」と疑問を抱くことが、セキュリティの知識と意識を養う第一歩です。皆さんもぜひ一度、お使いのアプリをチェックしてみましょう!

最後に、公式のプロモーションムービーをご覧ください。
ムービーは英語になっていますが、具体的な操作イメージはつかみやすいと思います。
※Android端末からご覧の方は以下のリンクよりYouTubeアプリを起動してご覧ください。
tSpyChecker