【Androidニュースのまとめ】 2012年1月28日 − 2012年2月3日


先週はドコモとウォルト・ディズニー・ジャパンから新しいブランド「Disney Mobile on docomo」と新スマートフォン「P-05D」と「F-08D」が発表された。また、UQコミュニケーションズがプレスカンファレンスを開催し、今後の事業計画や新商品を披露している。さらに、富士通から法人向けのタブレット「STYLISTIC M350/CA2」が発売になった。




【新商品】

(1) Disney Mobile on docomo P-05D

3月発売予定のスマートフォン「P-05D」が発表された。ドコモとウォルト・ディズニー・ジャパンの協業によるブランド「Disney Mobile on docomo」から登場する。ハードウェアはパナソニック モバイルコミュニケーションズ製だ。
 

(C) Disney.

P-05Dは薄いボディとスタイリッシュなデザインが魅力。サイズは約123×62×7.8mmで、重さは約103g。カラーラインナップはピュアホワイトとピュアブラックの2色の展開。女性のみならず男性ユーザーもターゲットになり得るカッコ良いデザインで、ディズニー・モバイルのユーザー層を広げる役目を担うことになりそうだ。

OSはAndroid 2.3で、プロセッサはデュアルコア1.0GHz駆動、ディスプレイは4.3インチの有機ELで解像度は540×960。ワンセグ、赤外線通信には非対応ながらおサイフケータイはサポートする。

さらに、ディズニーならではのライブ壁紙、アプリなどのコンテンツも楽しめる。

(2) Disney Mobile on docomo F-08D

ドコモ向けのもう一つディズニー・モバイルが「F-08D」だ。F-08DはP-05Dとはデザイン・テイストの異なるスマートフォンで、ハードウェアの仕様・特徴も違う。ハードウェアのスペックだけを見て取ると、P-05Dよりも上だ。しかし、デザイン性では好みの差もあるが、P-05Dの方がよりスタイリッシュだ。とはいえ、F-08Dのデザインも魅力あるものとなっており、P-05DとF-08Dの選択は好みによって分かれることになるだろう。




F-08DのOSはAndroid 2.3で、プロセッサはデュアルコア1.2GHz駆動、ディスプレイは4.3インチ液晶で解像度は1280×720。さらにワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信をサポートする。カメラの有効画素数が約1310万画素と大きい点も魅力だ。そして、防水・防塵性能を持つ点も忘れてはならない。サイズは約129×64×8.8mmで、重さは約120g。

発売は2月下旬の予定で、事前予約は2月17日から始まる。

(C) Disney.



(3) WiMAX対応タブレット「ASUS Eee Pad Transformer TF101-WiMAX」

UQコミュニケーションズは1月30日に開催したプレスカンファレンスの中で、WiMAX対応タブレット「ASUS Eee Pad Transformer TF101-WiMAX」を今後発売する予定であることを明らかにした。具体的な発売日や価格などの詳細は後日改めてアナウンスされる見込み。

WiMAXとの通信を示す「WX」の表示がある

TF101-WiMAXは、TF101にWiMAX通信機能を付加したモデルで、基本的な仕様は変わらない。しかし、高速なデータ通信が可能になるだけでも違いは十分に大きい。OSはAndroid 3.2で、ディスプレイは10.1インチのIPS液晶。解像度は1280×800だ。

(4) 富士通製タブレット「STYLISTIC M350/CA2」

富士通は2月3日、法人向けのタブレット「STYLISTIC M350/CA2」を発売した。ただし、商品の出荷は2月中旬以降の予定となっている。STYLISTICは企業が営業用に用いる、もしくは店頭での販促用、学校などの教育機関での電子書籍閲覧用などを想定して開発されたタブレット。

OSはAndroid 2.3で、ディスプレイは7インチ、解像度1024×600、プロセッサはシングルコアの1GHz、ネットワークは3Gには非対応でWi-Fiのみとなっている。端末のサイズは約120×200×14mmで、重さは約420gとなっている。

【通信キャリアからの話題】

(1) ドコモ、ディズニーと協業で「Disney Mobile on docomo」ブランドを展開へ

ドコモとウォルト・ディズニー・ジャパンは協業で、スマートフォンの新ブランド「Disney Mobile on docomo」を立ち上げた。まずは第一弾としてスマートフォン2機種「P-05D」と「F-08D」が開発され、2月以降に順次リリースされる。さらに、このブランドでは、ディズニーならではの様々なコンテンツやサービスが提供される。

ディズニー・オリジナルのライブ壁紙やアプリなどに加え、長編アニメーションやアクション映画、海外ドラマなどの動画コンテンツの提供も行われる。さらに、ドコモがオフィシャルスポンサーをつとめる東京ディズニーランドや東京ディズニーシーと連動した各種特典も用意される予定だ。

ソフトバンクモバイルの回線を利用した「ディズニー・モバイル」はウォルト・ディズニー・ジャパンがMVNOとして提供するサービスだが、「Disney Mobile on docomo」はドコモとの協業で展開されるブランド。それぞれに魅力があり、今後、ディズニーファンにとってスマートフォンの選択肢が大きく増えることになる。

(C) Disney.

左:NTTドコモ 執行役員マーケティング部 部長 永田清人氏、
右:ディズニー・インタラクティブ・メディア・グループ ゼネラルマネージャー モバイル デービッド・ミルスタイン氏。

(2) Skypeクレジット代の支払いに「auかんたん決済」が利用可能へ

KDDIは1月30日から、Skypeの有料サービスを利用する際に必要となる「Skypeクレジット」の購入において「auかんたん決済」での支払いが可能になったと発表した。Skypeは登録ユーザー間であればインターネットを介して無料で通話することが可能だが、携帯電話や固定電話への発信は有料となっている。

そして有料サービスの利用においては「Skypeクレジット」と呼ばれるサービスポイントを購入し、自分のアカウントにチャージしておく必要がある。従来はクレジットカード、PayPal、銀行振込や一部コンビニエンスストアでの購入のみだったが、新たに「auかんたん決済」に対応し、auケータイの月々の利用料金と合算して支払うことができるようになった。

auのスマートフォンでSkypeを利用している方にとってはとても便利だろう。

(3) UQ、WiMAXの地下鉄エリア拡大へ。横浜市営地下鉄でも利用可能へ




UQコミュニケーションズは1月30日、WiMAXの地下鉄対応エリア拡大に向け、横浜市営地下鉄でも通信環境の整備を進めていることを明らかにした。横浜市交通局との合意に基づいて、2月末以降を目途に、横浜市営地下鉄の駅構内や列車内(トンネル内)でWiMAXの通信サービスを利用可能になる。
当初は都筑ふれあいの丘駅から対応開始し、順次対象駅が増えていく。また、新羽駅、センター北駅、センター南駅、川和駅、仲町台駅、上永谷駅は地上駅なので既にWiMAXは利用可能だ。

(4) ソフトバンク、NEXCO東日本・西日本のSA・PAでWi-Fiスポットを順次展開へ

ソフトバンクモバイルの公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」の対応エリアが拡大する。NEXCO東日本・西日本のサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)が対応エリアに順次加入する。基本的には全てのSA・PAが対象だが、トイレ施設のみで店舗がない場所などは除く。

東日本についてはすでに61か所がエリア化完了しており、3月末までに首都圏・東北道を中心とする約120か所の整備も完了する。その後、秋頃までに全てのSA・PAへ拡大する見込み。一方、西日本は現在2か所がエリア化済み。今後整備が進められ、秋頃までに全てのSA・PAのエリア化が完了する。なお、前述したように全てとはいえ、一部のエリアは除く。

【あとがき】

「Disney Mobile on docomo」が発表されました。ディズニー・モバイルのスマートフォンやサービスを今後はNTTドコモとソフトバンク、2つのキャリアの回線で利用できることになります。家族がドコモの方はドコモ、ソフトバンクの方はソフトバンク側のディズニー・モバイルを選択することになるのかもしれません。しかし、それぞれに異なる端末、コンテンツ、サービスが用意されるため、ファンにとっても難しい選択肢でしょう。

少なくとも今回のP-05DとF-08Dの2機種のラインナップは筆者には魅力的に見えました。P-05Dのデザインは素晴らしいですし、F-08Dのスペックは他のハイスペック機種と比べても遜色ないものです。そして、ディズニーのコンテンツを楽しめるマーケットも十分充実しています。ファンの方はぜひ端末を手に取ってチェックしてみて下さい!

GAPSISがお伝えしました! 来週もお楽しみに!