米Googleは7日(現地時間)、パソコン向けのインターネットブラウザ「Chrome」の、Android版となる『Chrome Beta』の提供をスタートさせた。
『Chrome Beta』は、そのアプリ名にある通りに現時点ではベータ版の扱いではあるものの、デスクトップ版の機能を活かしつつスマホ用に最適化されている。
なお、対応OSについてはAndroid 4.0(ICS)以上で、「Adobe Flash」には非対応。
『Chrome Beta』の主な特徴は次の通り。
表示スピード
デスクトップ版「Chrome」でも定評の有るサイトのページ表示速度の速さはもちろん、スクロールやGoogle検索のスムーズさも実現。
スマホへの最適化
『Chrome Beta』はスマホ用にデザイン面でも最適化が計られている。
もちろん、海外ではすでに発売されているAndroid 4.0搭載のタブレット端末でも使いやすい画面設計であり、タブ切り替えボタンからいくつものタブを、トランプをめくるように操作して切り替えることも可能。
リンクレビュー機能
リンクがいくつも並んでいる箇所がタップされたときはその箇所を自動的にズームアップ。大きく表示されるので、選び間違いを防ぐことができる。
ブックマーク連携
また、デスクトップ版「Chrome」のブックマークとの連携機能も注目ポイント。どの端末からでも、自分のブックマークからお気に入りのサイトにアクセスできる。
その他にも強力なプライバシー保護機能も装備されている。
Googleでは、今後ともユーザーからのフィードバックを元に更なる機能改善を行なうとしている。
なお、Adobe公式ブログの発表によると、モバイル向けのFlash Playerの開発を終了させており、Chrome for AndroidがFlashをサポートする事は無いとのこと。
【アプリ概要】
アプリ名:Chrome Beta
対応OS:Android 4.0以上
開発元:Google Inc.
価格:無料
【アプリイメージ】
【関連動画】
※Android端末からご覧の方は、以下のリンクよりYouTubeアプリを起動してご覧下さい。
・Introducing Chrome for Android Beta
【関連情報】
・あなたのGoogle Chromeをモバイルでも|Google公式ブログ日本語版|Google
・Chrome Beta|Androidマーケット
・Flash – Chrome for Android Beta « Adobe AIR and Adobe Flash Player Team Blog