アクションゲームの魅力とは何でしょうか?
シンプルで記号的なドット絵で純粋にゲームの面白さを楽しむ物(マリオシリーズなど…王道ですね)もあれば、描き込まれた世界観で圧倒する物(格闘ゲームなど…)まで様々ですよね。
中には、ビジュアルの方向性が異次元に飛んでしまっている物もありますが、その独特な雰囲気が病み付きになる物も少なくありません。
今回取り上げる『They Need To Be Fed』も、基本的なゲームシステムは王道系ですし、ビジュアルはポップそのもの。
しかし、そのゴールで起きる事件(?)は、理不尽、もしくは不条理そのものという異色なアプリです。
魅力的なビジュアルデザイン
システム的には方向キー2つ、ジャンプキー1つを駆使してステージをクリアしていく王道アクション。「Play」でゲームスタートです。
ちなみに、このスタート画面の右端にいる謎の生物が全ての元凶。
「Options」を選択すると、サウンドの有無などの変更が可能です。
操作方法は王道そのもの
ゲームステージは「World」と呼ばれ、各「World」は7つのステージで構成されます。全てのステージをクリアすると、次の「World」へのロックが解除されます。
まずは「how to play」でゲームの操作方法を確認しましょう。もう、間違えようもないくらいシンプルなシステムです。
ステージ中に配置されているダイアモンドを獲得するとパーフェクトクリア。
パーフェクトクリアも夢じゃない!
「World1」は基本的な操作方法を覚えるためのステージです。
ステージ中に配置されているダイアモンド数が一目で分かるようになっているのは嬉しいですね。
まずは第1ステージからスタートです。
独特の浮遊感がクセになる
操作キーは前進(画面右側に進む)が「→」で後進(画面左側に進む)が「←」。キャラクターの向きに関係ないので注意してください。
第1にこのゲームの特徴となるのが、ブロック類から飛んでも下には落ちません。「落下してミス」ではなく、ジャンプ最中にもっとも近いブロックなどに着地する仕組みです。
もちろん、ジャンプ中の方向転換もできますので、表現し難い浮遊感が味わえますよ。
乗っているブロックの上空(?)にダイヤが浮かんでいます。是非取っておきましょう。
ちなみに、ゲーム中の最大のミス要因が「ブロック中のトゲ」。これに触れるとミスとなります。
食われる!何故か食われてしまう!
ボール(状のブロック)も出現しました。このボールは飛び乗るとボヨンと揺れますので、飛び移るタイミングに気をつけましょう。
ブロックから飛び出ているサークルは、言わばセーブポイント。触れるとステージ内容がセーブされ、ミスしてもそこからのリスタートになります。
そしてゴールにはあの生き物が…その生き物に触れると、なんと食われてしまいます!何故?しかし、食われないとゴールできないんです。
ほとんど頭から噛み砕かれるようなショッキングなビジュアル(ガリガリゴリゴリと、効果音も…)に唖然としている間もなく、「next」という表示がでます。
日本人のゲーム感覚からすると理不尽&不条理な展開です。
Worldごとに個性豊かなステージ構成
「World2」は、乗ると回転するブロックも登場し、ステージ全体の構成も複雑になっていきます。
ダイアモンドがいくつあるかは分かっても、なかなか取りにいけません。
飛び乗ると一定時間で破裂するボールが出現するのは「World3」。破裂に巻き込まれると当然ミスになります。
破裂後は一定時間で復活しますが、ステージよってはこのボールだけで構成されているゾーンもあり、一切気が抜けなくなってきます。
飛び乗る場所、飛び移る場所を見極めることが大事ですね。
アクションゲームとしては王道中の王道で、ハードコアゲーマーな方も唸ること間違い無しの名作です。
しかし、ゲーム中全編に渡って溢れる「不条理」な雰囲気こそが、『They Need To Be Fed』の最大の魅力といっても過言ではありません!