皆さん、腕時計はめてますか? ファッションとして身に着けている人も多い一方で、スマホがあるから時計は持たないという人も結構いるのではないでしょうか。
でもスマホの場合、ポケットから取り出して画面をオンにしないと時間が分かりません。
もし時計の方から時間を教えてくれれば、わざわざポケットから取り出す必要もないはず。
そんな発想の転換をボーカロイドの「初音ミク」を使って実現しているのがこの『VoiceClock -Miku-』。「時刻の読み上げ」に特化した時計ウィジェットです。
タップすると時刻を教えてくれる初音ミクのアイコン
『VoiceClock -Miku-』はウィジェットなので、基本的にはホーム画面に配置して使います。
サイズは1×1と2×1の2種類。ラベルに表示する時刻の形式は12時間形式や24時間形式から選択可能で、ラベルなしのウィジェットも作ることもできます。
アイコンのデザインもマスコットライクでかわいらしく、変に萌え系じゃないので女性でも安心して使えるのが嬉しいですね。
このアイコンをタップすると、「○時××分です」と初音ミクの声で時刻を読み上げてくれます。
ドロワーからアプリとして起動すると各種設定を変更できます。
はっきり言って、『VoiceClock -Miku-』の真価はここからです。
起動すると最初に表示されるのがこの設定メニュー。「使い方」にしっかりしたマニュアルが入っているので、操作で迷うこともありません。
設定から使える機能の中で特に便利なのは「時報」と「アラーム」です。
それぞれ詳しく見ていってみましょう。
「時報」機能でAndroid端末を鳩時計にしよう!
「時報の間隔」で60分、30分を設定すると、○時ちょうどや○時半ごとに時刻を読み上げます。分刻みで間隔を設定することも可能です。
「スリープ時には時報を停止」にチェックを入れると、画面消灯中は時報を読み上げなくなります。
逆に、チェックを外しておけば、画面が消えていても時刻を教えてくれるので、いちいち端末を見る必要がなくなります。
深夜、就寝中にまで律儀に時刻を読み上げられては、初音ミクを嫌いになってしまいそうなので、「停止時間の設定」から時報を停止する時間を設定しておきましょう。
時報を無効にする時間の範囲を3つまで登録しておくことができます。
夜中や時刻を気にしたくない時間帯を指定しておくのがいいですね。
ちなみに、電車に乗っている時間や職場・学校で時報をオフにしたい場合は、設定メニューの「その他設定」から「サイレントモード連動」を有効にしておくのがオススメ。着信音を切っておけば、時報も鳴らなくなります。
強力なスムーズ機能を備えた「アラーム」で遅刻よサラバ!
それぞれのアラームに「1回のみ」「毎日」「毎週」の繰り返し設定が可能。「毎週」の場合は曜日を指定できるので、平日だけ起こしてもらう設定もできます。
アラームの音声は、デフォルトではピピピピッというアラーム音の後「時間だよー」というセリフが繰り返されます。
この音声は変更可能で、セリフを時報に変えたり、SDカードに保存された音楽を再生することもできるので、ボカロ曲で目覚ましなんてこともできちゃいます。
そして、特筆すべきはスヌーズ機能。
スヌーズを有効にしておくと、最大15回まで指定の間隔で何度も目覚まし音が鳴ります。
アラーム音が鳴っている時に表示されるのがこの画面。
最大59秒(アラームの設定で変更可能)まで鳴り続け、「~を停止(スヌーズ)」をタップするまで止まりません。
一度止めても、ミクは強い子。めげません。
指定したスヌーズ回数までは、何度でも起こそうとしてくれます。
スヌーズ自体を停止するには、ミクのアイコンをドラッグして、下の「アイコンをドロップしてスヌーズを解除」まで持っていかないといけません。
操作がいくぶん複雑なため、寝ぼけたまま止めてしまうこともなく、すっきりと目覚めることができます。
別バージョンで好みのボカロキャラを使える!
「ミクよりリン、ルカの方が好き!」という人は、同じ開発者が他のボカロを使ったバージョンをリリースしているので、そちらを使いましょう。
Google Playストアの「このデベロッパーの他のアプリ」や開発者名のリンクから辿ることができます。
執筆時点ではクリプトン社製のボカロに加え、「がくぽ」「GUMI」と代表的なキャラクターはひと通り揃っています。
単なるキャラ物アプリかと思いきや、「読み上げ機能特化」で意外に機能性も高い『VoiceClock -Miku-』。
実はウィジェットを配置しなくても時報やアラームが使えたりして、時計ウィジェットを変えたくない人も読み上げ機能のみの利用が可能だったりします。
端末のカスタマイズにもうひと押し工夫を加えたいという人も、試してみてはいかがでしょうか。