スマホで「時計」機能というと純正の時計アプリや時計ウィジェット、果てはアラームアプリの類いでしょうか?そして、そのほとんどは「スマホを利用する上で」機能するアプリばかりです。
いやぁ、もう当たり前過ぎる話ではありますが…。
ただし、四六時中スマホを持ち歩くこともないわけです。それでもスマホで時間を知りたい!
…そんな欲求が全世界的に発生しているかどうかは定かではありませんが、ふと机に置いたスマホに視線を落としたとき、それが時計として機能していたら便利かもしれません。
今回ピックアップする『ClockSaver』は、スマホを据え置き型デジタル時計化するアプリです。
もちろん、スマホならではの機能だってありますよ!
アイコンのタップで一瞬でデジタル時計に!
アプリですので、インストール後はアプリ一覧(ドロワー)画面にアイコンが配置されます。やはり使用目的を考えると、ホーム画面に移動させておきましょう。
起動方法はアプリをタップするだけ。非常にシンプルではありますが、スマホの画面がデジタル時計に変身しました。
スマホならではの機能として、ロケーション設定で天気と気温表示、SMS着信のお知らせ、バッテリー残量、アラーム時刻表示が挙げられます。
海外アプリのため、日付表示のバランスが崩れている(スマホの言語設定を英語にすると問題解決)のが難点です。
SMSの着信も一目瞭然!メッセージアプリも一発起動!
SMSを受信すると画面上段中央部にメールの形をしたアイコンが表示されます。
このアイコンをタップするとメッセージアプリが起動して、着信したSMSの内容を確認することができます。
必要に応じて(相手に合わせて?)返信するなり対応すると良いでしょう。
表示機能のカスタマイズにも対応している
アプリ上の表示機能などの設定は、スマホのmenuボタンから「Settings」で変更が可能です。
自分の使い方に合わせて表示機能をカスタマイズ
Preferences項目
・Battery…バッテリー残量をパーセントとアイコンで告知。
・Date…年月日表示。
・Weather…現在の天候と気温。
・Text Message…SMSの着信をアイコンでお知らせ。
・Alarm…アラーム設定がある場合、その時刻を表示。
・Music Info…音楽プレイヤーと連動して、再生している曲名とカバーアートを表示。
上記6項目は、チェックを外しておくと時計画面上に表示されません。シンプルに時計機能のみ利用したい方は未チェックで、もしくは任意の項目のみチェックを入れてください。
Weather項目
・Location…地名入力。天候表示反映されます。
・Hour format…AM/PM表示と24時間表記を選択できます。
・Minimum Brightness…時計や文字などの表示の明るさを選択できます。
このアプリを気に入られたら、「Settings」の「Donate」で正規版(有料ですが)にすることもできますよ。
地名入力はアルファベットがお約束
「Location」から地名を入力すると天候表示反映されますが…地名入力はアルファベットで行ってください。日本の大都市名なら認識して天候と気温を表示してくれます。
「Tokyo」「Osaka」「Nagoya」などはちゃんと認識してくれました。
また、「Minimum Brightness」での明るさ設定ですが、画面に表示されている3種類のパネルの内、上段は「明るさ」で下段は「暗さ」が設定できます。好みの明るさが決まったら、中央のパネルをタップすると設定が保存されます。
「Settings」で表示設定を行っていても(つまりチェックボックスにチェックを入れている場合)、各表示をタップすることで非表示にすることもできます。
このアプリでもっとも残念な点は「縦置きすると時計表示が崩れる」ことでしょうか。できれば時計の文字レイアウトやテキストの表示形式を自由に設定できると良いのですが…。
「据え置き型の時計はすでに有るし…」とか、「腕時計でも十分だし…」という声が聞こえてきそうですが、スマホそのものを据え置き型デジタル時計にするという発想はなかなかユニーク。旅先や出張中なら重宝しそうです。
対応OSもAndroid 1.6以上と端末をあまり選ばないアプリですから、退役予定のスマホがある方や、引退中のスマホをお持ちの方におすすめしたいアプリですね。