海外で発売された時点で物議を醸したサイズながら、一部では強烈なファンも産んだ「デカいスマホ」こと、「モバイルタブレット」(この呼び名がもっともしっくりくるのではないでしょうか?)…。
それがサムスンの「GALAXY Note」です。
しかし、世の中が10インチタブレットで右往左往する中で7インチのAndroidタブレット「GALAXY Tab」でスマッシュヒットを飛ばしたサムスンだけに、「GALAXY Note」は、我々スマホユーザーの思惑を飛び越えた使い勝手を備えたモバイルタブレットに仕上がっているんです!
ようやく発売日を迎えた4月6日の今日、さっそくですがオクトバ編集部に届いた「GALAXY Note SC-05D」の実機レビューをお届けしたいと思います。
「Xi」のロゴも輝きが違う?GALAXY Note SC-05D
「GALAXY Note SC-05D」の基本スペックは下記の通り。
端末名称:docomo NEXT serise GALAXY Note SC-05D
サイズ:約147×83×9.7(mm)
重さ:約184g
ディスプレイ:5.3インチ(800×1280)
外部カメラ:CMOS 約810万画素
内部カメラ:約196万画素
CPU:APQ8060/1.5GHz デュアルコア
本体カラー:セラミックホワイト
通信機能:Xi(クロッシィ)対応
5,3インチという初期情報だけで「デカいからダメ」という方も少なくなかったでしょうが、実際に手に取ると「それほどデカくもないよね」というのが実感。
よくよく考えれば4インチオーバーのスマホが市場に数多く出回っているわけですし。
まぁ、大きさについての議論は人によっては感じ方も様々でしょう。「百聞は一見にしかず」ではないですが、是非とも店頭でその大きさを実感してください。
大きいはずなのにボックスは可愛さを感じるほど小さい
製品が梱包されているボックスも驚くほど小さく、サムスンの「GALAXY NEXUS」のボックスよりも小さく感じます。
その分(?)、外箱を開けると、「GALAXY Note SC-05D」がパンパンに詰まっている印象も。
小型電源プラグは今後の定番となるか
同梱されている主な装備品は次の通り。
・フリップカバー
・USB式電源プラグ
・充電及びデータ用USBケーブル
・マイク付きステレオヘッドセット
・2GB microSDカード
・クイックスタートガイド 他
特にフリップカバーは、裏ブタも兼ねており、手帳型ケースのようにディスプレイを保護する役割も持っています。
大きいのは確かだが持ちやすさは格別
それでは「GALAXY Note SC-05D」の肝心の本体をチェックします。保護フィルムに書かれた「LTE」の3文字が誇らしげに見えますね!
確かに5.3インチのディスプレイを見ると「並のスマホより一回りデカい!」と感じさせますが、端末の周囲は丸く構成されているために、持った感じからすると「使い難い」という印象は少ないです。
裏ブタは最近流行っているベリベリと剥がすタイプ。ボディカラーが白一色というのは非常に残念ですが…。
裏ブタを外してみました。ほぼ中央にバッテリーが鎮座しております。その容量は2500mAh。テザリングでも実力を発揮してくれそうな感じです。
バッテリーのほぼ真上にマイクロSIMカードスロットが、その右横はmicroSD(最大で32GBまで対応)スロットを装備しています。
付属品のフリップカバーは技あり的存在
同梱されていたフリップカバーを装着してみました。革製を思わせるマットな質感です。純正の裏ブタを剥がし、その代わりに装着します。
当然、装着したまま写真撮影も可能。画面が大きい「GALAXY Note SC-05D」ですから、ディスプレイ保護目的にも有効でしょう。
端末各所の構造も確認していこう
「GALAXY Note SC-05D」の上部には、ほぼ中央にイヤホンジャックが配置されています。
画面左側にあるものはワンセグ視聴用のアンテナ。引き延ばして利用します。そのアンテナのすぐ下に配置されているのが電源ボタンです。長く押すと起動し、起動中は軽く押すことでスリープモードに移行します。
カメラ部分の右横(奥)にはLED式のフラッシュを装備。10インチサイズのタブレットですと、例えカメラを装備していても、それで撮影するというのは非現実的ですが、「GALAXY Note SC-05D」ならスマホ同様に使えますね。
「GALAXY Note SC-05D」の下部中央には、充電とデータのやり取りを行うためのmicro USBを装備。Win、Mac共に接続するだけで外部ストレージとして認識されました。
画像の右下(正面からだと左)には、「GALAXY Note SC-05D」の最大の特徴とも言える「Sペン」を装備。これも引き出して使用します。
「Sペン」にはペン先付近にスイッチが配置され、このスイッチを利用して画面キャプチャーなどの機能と連動します。しかも、「7notes wiht mazec-T」もプリインストールされています!
ボタン類の配置はGALAXYシリーズの伝統的デザイン
ちなみに、本体の左サイド上部にはボリュームキーを装備しています。フリップカバー総着時は、やや操作し難い気も。
画面下(本体上部右側)にはフロントカメラも装備されています。
全体的な質感は安っぽくなく、ボディカラーの白も透明感のある感じで仕上げられているのは好印象。海外はではピンクカラーの「GALAXY Note」もあったりします。
「GALAXY Note SC-05D」を起動してみる
「GALAXY Note SC-05D」を起動してみました。買ったばかりだからでしょうか、それともCPUパワーのなせる技でしょうか、ホーム画面が表示されるまでの時間は短く感じました。
こうして実際に触ってみると、処理速度や「Sペン」の使い心地の良さも相まって、「黒じゃなくちゃ!」という固執も飛んで行ったしまった気がします。
後々、カラーバリエーションが発売されたら地団駄を踏むとして(笑)、モバイルタブレットの分野はもっと多くの製品が登場しても良い分野であり、「GALAXY Note SC-05D」がその試金石となれば良いと思います。
さぁ、次回はアプリ類をチェックしていきますよ!