スイス・アーミー・ナイフと言ったら…。
そう、オイルライターと並んで人気のあるアウトドアグッズですよね。
よく十徳ナイフなんて呼ばれたりしますが、缶切り、栓抜き、ハサミなんかが一緒になった折りたたみ式の小型ナイフで、「これ1本あればどこでも生きてけるぜ!」的なたたずまいが男のロマンを刺激します。
この『Swiss Army Knife』も、その名の通り色々なツールが、十徳ナイフと同じように1本にまとまった便利アプリです。
8つの機能が1本にまとまったツールボックス
『Swiss Army Knife』に入っている機能は今のところ8つ。まあアイコンを見ればだいたいわかると思いますが、それぞれ下記のような機能になっています。
Flashlight…懐中電灯
Ruler…物差し
Timer…タイマー
Stop Watch…ストップウォッチ
Compass…方位磁針
Bubble level…水準器
Calculator…電卓
Magnifying Glass…虫めがね
端末の画面やセンサー、カメラなどハードウェアを利用したものが中心になっています。
スクリーンをツールとして活用する!
「Flashlight」を選ぶと液晶が真っ白になります。これを照明代わりにしてくれってことですね。
設定で色などを変えることもできるんですが、それよりはカメラ用のモバイルライトを点灯させた方が明るくなります。
menuキー→「Settings」から「Enable camera flash」にチェックを入れておきましょう。
センチもインチも自由自在の定規機能
「Ruler」をタップすると画面に定規が表示されます。「cm」と「inch」のどちらも測れるが嬉しいところです。
menuキーを押してメニューから「Diagonal ruler」をタップすると、定規が対角線に表示されるようになります。こっちの方が長いので、画面の縦幅におさまらない物を測るときに利用しましょう。
時間を計る2種類のタイマー
「Timer」はキッチンタイマーのようなカウントダウン式のタイマーになっています。
時刻を設定して「Start」をタップするとカウントダウン開始。0秒になると音が鳴ります。
「Stop Watch」の方は1/100秒単位まで計れるストップウォッチです。
ラップタイムにも対応していて、「Lap」をタップするたびに各周回のタイムとトータルタイムが記録されます。
方位磁針で方角を確かめる
「Compass」はその名の通り方位磁針。Googleマップなどを使っていると、自分の向きが地図上に表示されますよね。あの方位測定の機能だけを抜き出したものです。
端末の上端中央が向いている方向を示します。
水準器を日曜大工に活かそう!
「Bubble level」から使える水準器は水平を測る道具です。普通ご家庭にはない器具なんですが、もしあれば日曜大工などの時に便利ですよね。
使い方は簡単で、緑の枠の中に入ったバブル(白い丸)が中央に近いほど端末の画面が水平になっていることを表しています。水平にしたい物の上に端末をのせて、バブルが中央に合うように動かせばOKということです。
水平に近くなるほどバブルが赤くなるので、本物の水準器よりわかりやすいかもしれません。
科学や数学の計算にも使える電卓
「Calcurator」をタップすると電卓になります。
関数電卓と普通の電卓が切り替え可能なので、科学計算などをしたい時にも使えます。
虫めがねで細かい文字も大きく読める!
「Magnifying Glass」はカメラを利用した拡大鏡で、見たい物の上にカメラをかざすとズームで大きく表示されます。
室内だと端末の影で暗くなってしまうので、左から2番目のボタンでライトを点けると見やすくなります。フォーカスが合っていない時は真ん中のボタン。
個々の機能はそれぞれアプリとしてありますが、そっちは言ってみれば肥後守。『Swiss Army Knife』はいわばAndroidアプリのビクトリノックスですね。
それぞれの機能もしっかり作り込まれているので、これがあれば他のアプリは要らなくなります。
色々アプリを入れておくとドロワーが散らかってしまうので、複数の機能を利用する人は入れ替えてみてもいいかもしれません。