【Androidニュースのまとめ】 2012年4月14日 − 2012年4月20日

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HTCがKDDIとの共同開発による日本市場向けスマートフォン「HTC J」を発表した。HTC JはAndroid 4.0を搭載するハイスペックモデル。しかも、ワンセグ、おサイフケータイなどの日本定番機能をサポートする。さらに、高速連写機能や動画撮影中に静止画を撮れる機能、高品質なHDR機能など、カメラの能力も魅力だ。また、KDDIとイー・アクセスがNTTドコモのデザインをベースとした絵文字へ変更することを明らかにした。




【新商品】

(1) HTC J ISW13HT

HTC NIPPONは20日、KDDIと共同開発したスマートフォン「HTC J ISW13HT」を発表した。読み方は「エイチティーシー・ジェイ」だ。「J」はもちろん「Japan」の「J」。HTC JはHTCにとって初となる日本市場向けに本格的に開発したスマートフォン。HTCならではの品質の高さ、ハイスペックさはそのままに、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信といった国内定番機能を搭載している。発売時期は5月下旬以降。




OSはAndroid 4.0で、ディスプレイは4.3インチのQHD解像度の有機EL、プロセッサはデュアルコア1.5GHz駆動のもので、内蔵ストレージは16GB、カメラは背面に800万画素、前面に130万画素の有効画素数を持つものを搭載する。通信では、WiMAXにも対応する。


ここまでの特徴だけでもHTC Jは魅力だが、高機能なカメラとサウンド再生能力の高さも大きい。特にカメラでは、同時撮影した3枚の画像から合成する高品質なHDR機能、超高速連写撮影機能、動画撮影中でも静止画を撮影できる機能などが素晴らしい。デザインに関しては特筆すべき点はないが、カラーラインナップが3色揃えられ、幅広いユーザー層をターゲットにしていることが伺える。

(2) KDDI、ハイメ・アジョン氏デザインのコンセプトモデルを発表

KDDIはイタリア・ミラノで17日から開催された家具見本市「ミラノサローネ2012」において、スペイン人デザイナー、ハイメ・アジョン氏デザインのauスマートフォン・コンセプトモデルを展示した。アジョン氏はスペイン・マドリード生まれのデザイナーで、ベネトングループのデザインセンター「ファブリカ」のヘッドデザイナーを務めた経歴を持ち、独立後も数々の著名ブランドから作品を送り出している。




今回、KDDIと組んで制作したコンセプトモデルは、エレガンスとテクノロジー、アナログとデジタルの融合をコンセプトにしている。最大の特徴はアナログ時計。端末の左上部にアナログ時計が搭載され、竜頭も装備されている。さらに、大きなストラップホールの存在も特徴だ。あくまでもコンセプトモデルのため、実際に商品化されるかどうかは未定だが、auスマートフォンのラインナップに加われば人目を引くモデルになるかもしれない。



(3) 通話・オーディオ機能を搭載したBluetoothキーボード

エレコムから「マルチデバイスBluetoothキーボード」が4月下旬に発売になる。このキーボードはBluetoothを介してスマートフォンやタブレットと接続して入力デバイスとして使うこと以外の使い道がある。なんと、スマートフォンの受話器としての利用が想定されている。Bluetoothのハンズフリー通話プロファイル「HF」Pをサポートし、スマートフォンの電話をこのキーボードを受話器として使い、通話することができる。サイズも受話器にちょうどよいものとなっている。




さらに、オーディオプロファイル「A2DP」、「AVRCP」をサポートし、3.5mmヘッドフォン端子も装備している。スマートフォンやタブレットをカバンに入れたままで音楽プレイヤーを操作し、楽しむことができる。

ほかにもスマートフォンへの着信をキーボードに搭載されたディスプレイに表示させることなども可能だ。



【通信サービスなど】

(1) KDDIとイー・アクセスが絵文字をドコモデザインをベースにしたものに変更

KDDI(沖縄セルラー含む。au)、イー・アクセス(イー・モバイル)は5月以降を目途にメールで使われる絵文字のデザインを変更する。新デザインは、NTTドコモがiモードメール/spモードメールで使用しているものをベースとしたものになる。すでにNTTドコモと共通の絵文字を使用しているウィルコムも含め、NTTドコモ、KDDI、イー・アクセスら4つの事業者の絵文字が事実上統一されることになる。

絵文字の共通化の要望は以前からあったことで、通信事業各社で協議が行われてきた。というのも、NTTドコモからau、auからNTTドコモなど、通信事業者間でのメールのやり取りの際、受信側では絵文字は利用通信事業者のものに置き換えられて表示される。当然意味合いの同じ絵文字へ置き換えられるもののデザインが異なるので、微妙なニュアンスの違いが生じてしまう。この問題を解消するための措置となる。

auでは今夏以降発売のフィーチャーフォン、Androidスマートフォンで新絵文字に対応する。既存端末についてはAndroid 4.0へのアップデートが投入されるモデルについては対応される。イー・モバイルでは、Androidスマートフォンについてはアプリのアップデートで対応する。

au新絵文字の例




(2) ユニバーサルサービス料が2.1円安く

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコムら5社は、携帯電話の7月利用分からユニバーサルサービス料を月額3.15円(税込)にする。6月分までは月額5.25円(税込)。改定後は2.1円(税込。税抜では2円)安くなる。

ユニバーサルサービス料はNTT東日本・西日本の固定電話、公衆電話、緊急通報を維持するために徴収される費用で、通信事業者全体で負担している。半年に一度、金額が見直されることになっており、その際、算定対象となる電話番号の総数の増減を考慮して算出される。

(3) 新東名高速の御殿場JCT~三ヶ日JCT間の全てのトンネル内で通信各社の携帯電話が利用可能

14日に開通した新しい高速道路「新東名高速道路」の全トンネル内でNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話サービスが利用可能となっている。今回開通した区間は、御殿場JCT~三ヶ日JCT間で、この間の全てのトンネル内で携帯電話のサービスを使うことができる。音声通話はもちろん、データ通信も可能だ。

新東名高速は渋滞しにくい設計になっているため、移動にかかる時間を最小限に抑えられる利点を持つ一方で、トンネル区間の比率が多くなっている。そのため、開通に合わせて通信各社のエリア整備が進められてきたことは道路利用者にとっても重要だ。

新東名高速は現時点で距離は162㎞だが、最終的には2020年度に254㎞にまで達する見込み。

【あとがき】

記事内にも記しましたが、HTC Jはかなり良い端末です。デザインについては、HTC DesireやHTC EVOシリーズとは異なる系統へ変わりました。良い意味で万人向け、悪い意味では従来シリーズの「HTCらしさ」が減っています。しかし、デザインの好みは人それぞれですので、何が良いのかは断定できません。いずれにしても良くも悪くも無難なデザインといえると思います。

それよりも中身が素晴らしいです。一般に、端末の体感動作性能はハードウェア自体のスペックとは必ずしも一致しないため、購入検討の際には実際にデモ機を触ってみることが重要ですが、HTC製端末については従来機種に関しても購入前の不安はあまり無かったと思います。HTC製端末の体感性能の良さは保証されているといっても良いほどの安心感があり、それが特長、魅力の一つです。そして、HTC Jでもそれは同じです。

さらに、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信が載ってきました。加えて、カメラ機能が素晴らしいです。

特にオートフォーカス速度の速さ、高速連写機能が実用上、とても力強い役割を果たしてくれます。オートフォーカスの速さは、貴重なシャッターチャンスを逃さないこと、素早く撮れることなどのメリットがあります。また、連写はシャッターボタンを長押しし続けている間、撮り続けてくれます(一度に最大99枚まで)。これは、被写体が動いているときに重宝します。しかも、連写の中からベストショットを一枚だけ選び、他の写真は捨てたい、というときも煩わしい操作は必要ありません。最高の一枚を選び、残りを削除する機能は、はじめから搭載されているので手軽です。

そして動画撮影時に写真を撮れる機能も便利です。動画撮影中の画面に写真撮影用のシャッターボタンが常時表示されますので、好きな時にそのボタンをタップするだけです。HDRも、他社製では2枚の写真を合成するのが一般的ですが、HTC Jでは3枚から生成します。これにより、コントラストの差が大きいシーンの写真でも、高い品質の画像を残すことができます。実際にかなり綺麗に撮れます。

現在の携帯電話市場ではXperia acro HDが人気ですが、HTC Jは対抗馬になりうるモデルと感じました。ショップにホットモックが配備され始めたら、ぜひチェックしてみて下さい。

GAPSISがお伝えしました。 来週もお楽しみに!







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