バックグラウンドに回っても起動したままのアプリは、知らないうちにスマホのメモリを圧迫します。これは突然の動作不安定や、異常にバッテリーを消費したり…という現象に見舞われる要因のひとつと言えます。
そんなときに役立つアプリと言えば、メモリ管理やタスクキラー系ですよね。
スマホには本当に必要不可欠なアプリと言っても過言ではないでしょう。
今回取り上げる『Mobile Utilities & Task Killer』は、実はあのノートンからリリースされているメモリ管理&タスクキラーアプリ。
セキュリティの専門家が作るツールはデザインも機能も質実剛健です!
ノートン公式だけに機能だけじゃなくデザインもクール
残念ながら海外アプリのため全面英語表記ですが、もっとも重要な「アプリ管理」や「タスクキル」については英語力はほとんどいりませんので安心して使えます。
もちろん、「語学に自信有り」な方や、「がんばって使いこなす!」という方であれば更に一歩進んだ使い方も可能です。
今回は基本的な使い方を中心に解説していきます。
まずはトップ画面です。メインとなる機能は次の4つ。
・Apps…メモリ管理&タスクキル
・Usage…通信回線利用率表示
・Device…スマホ本体の機能設定
・Installer…インストーラー
「Apps」でメモリ管理&タスクキル
トップ画面から「Apps」を選択すると、スマホにインストールされているアプリ群のリストが表示されます。
またリスト中、右端に「-」を表示されているアプリは現在起動中です。この「-」をタップすると個別にタスクキルできます。
一気にタスクキルする場合は、画面下段右端の「Stop Running Apps」をタップしてください。
ウィジェットを含む、常駐するタイプのアプリはタスクキルできないケースがあります。
「Apps」画面でアプリ名をタップすると、そのアプリの詳しい情報が確認できます。
情報にはアクセス権減に関する項目も含まれています。
また、アプリ名を長押しすると、サブメニューが表示されます。ちなみに、タスクキルさせたくないアプリは、その項目を長押しして表示されるサブメニューから「Exclude」を選択します。
通信回線の利用率は「Usage」でチェックしよう
通話やショートメール(SMS)、データ回線の利用頻度は「Usage」からチェックできます。
各項目の内容は以下の通りです。
・Total phone Usage…通話分数
・Total SMS Usage…SMS送受信数
・Data…ネット利用量(Mobile/Wi-Fi)
スマホのリアルタイムの利用状況が把握できる「Device」
「Device」ではスマホの利用状況が更に細かく把握可能です。下記項目をタップすることで、それぞれ詳細画面が表示されます。
・Battery…バッテリー残量と温度が表示されています。
・CPU…起動中のアプリごとのCPU占有率が表示されます。
・Memory…起動中のアプリごとのメモリ占有率が分かります。
・Network…起動中のアプリごとの回線使用量が表示されます。
・Internal storage/SDcard…内蔵ストレージ/SDカードの使用率表示
最近ではCPUにクアッドコアを搭載したスマホも登場してきており、今後は熱処理問題もスマホの運用のネックになってきそうですから、重要な項目と言えます。
できる限りメモリは余裕のある状態で!
「Device」から「Memory」を選択すると起動中のアプリごとのメモリ占有率が表示されます。
こちらでも各アプリの画面右端の「-」をタップすればタスクキルが可能です。
余剰メモリは多ければ多いほど処理に余裕もでますので、「今は起動してなくても良いなぁ」といおうアプリなどは率先してタスクキルしましょう。
キャッシュメモリの掃除もできる
「Device」から「Internal storage」を選択すると、次の機能が利用可能です。
・Move Apps to SD card…アプリのメモリカードへの移動
・Clear Cache…キャッシュメモリの削除
・Uninstall Apps…アプリのアンインストール
近頃では内蔵ストレージの大容量化の流れも加速していますが、「SDカードへのアプリのインストール」が可能であるのにこしたことはありません。
SDカードのapkファイルを再インストールできるのが「Installer」
「Installer」機能では、SDカードに保存されているアプリの再インストールが可能です。
表示されたアプリリスト(SDカード内のアプリ)の中から、目的のアプリを長押しするとダイアログが表示されます。
アップデートなどで、バージョン違いの同名ファイルがある場合は選択して再インストールも可能です。
全文英語表記で難易度は高めと思われるかもしれませんが、それ以上にこのアプリの機能性は捨て難いです。
「始めから使い回す!」と意気込むよりは、「とりあえずタスクキルでも…」とか「スマホのメモリ管理に…」といった気軽な気持ちでスタートすると良いと思います。