米Googleは27日(現地時間)、同社の開発者向けカンファレンス「Google I/O 2012」の基調講演にて、クラウドと連携する球体のマルチメディアプレーヤー「Nexus Q」を発表した。
球体のハードウェアに映像や音声、LAN端子を搭載し手元のデバイスから動画や音楽を送信してリモートで再生することができる。
米Appleが発売している「Apple TV」と同様にリビングでの利用を想定したデバイスとなっている。価格は$299。
Playストアにて本日より予約が開始され、7月中旬から出荷予定。
日本からは現在のところ予約・購入することはできない。
ソーシャルストリーミングメディアプレーヤー
これまでスマートフォンやタブレットの動画を液晶やプロジェクターに映したり、スピーカーで再生するにはケーブルで接続する必要があったが、誰でも手元のデバイスからネットワーク経由で動画や音楽の再生が行えるのが「Nexus Q」の特徴。
内部パーツはGALAXY NEXUSをベースに開発されており、OSにはAndroid 4.0を搭載する。
microHDMIやUSB端子、LANポートに加え、25Wのアンプによるスピーカー端子(バナナプラグ)も携える。
Google MusicやVideo、TVに対応し、YouTubeの動画もハイビジョンで再生できる。
本体の販売に合わせてスピーカーやケーブルなどのアクセサリーもPlayストアにて発売されている。
【主要スペック】
- OS:Android 4.0 Ice Cream Sandwich
- CPU:OMAP4460 デュアルコア
- RAM:1GB
- ROM:16GB
- 大きさ:直径116mm
- 重さ:923g
- 端子:MicroHDMI(type D)、デジタル光出力、10-100BASE LANポート、Micro AB USB、スピーカー出力
- ワイヤレス:Wi-FI、Bluetooth、NFC
【製品画像】
【関連動画】
・How Nexus Q Works | YouTube
【関連情報】
・Nexus