最近はかなり高スペックな端末も揃ってきていますが、それに伴ってアプリの要求するスペックも上がってきましたね。
少し前の、スペックが高いとはとても言えない端末を使っているとなかなか厳しい場面もあります。
少しでも端末の負担を減らしてサクサクに動かしたい、という人にオススメなのが今回ご紹介する『EcoHome』です。
本アプリは省メモリを第一の目的にしたホームアプリです。ホームアプリは一番よく起動するアプリだからこそ、ここでの消費は抑えておきたいですよね。
本アプリは省メモリを第一としているため、多くの点で通常のホームアプリとは勝手が違います。
普通はあるような機能も削られていることがあるので、慣れないうちは戸惑うかもしれません。なにしろ、初めて起動した直後は画面上に何もありません。壁紙が表示されているだけです。
簡単に普通のホームアプリとの違いを説明しましょう。
・アプリショートカットを置けない、ウィジェットのみ
・ドロワー(アプリ一覧)がない
・スクリーンの枚数、といったものがない
・行や列といった画面上の枠(マス)がない
・操作やウィジェットのカスタマイズ性が高い
まるで無々尽くしのようですが、これらをちゃんと理解して、合った使い方をすれば大丈夫です。
ホーム画面上に置けるものは、基本的にウィジェットのみです。別途ドックバーはあり、そこには3または5つのショートカットを設置することができますが、メインの画面上はウィジェットのみです。
画面を長押しするとウィジェットの選択画面になります。ここでウィジェットを選べば、普通にホーム画面上にウィジェットが置かれます。
ウィジェットの設置については、かなり細かい設定を行うことができます。
まず設置したウィジェットを長押しし「移動モード」を選びます。ウィジェットが青枠で囲まれ、それをドラッグすれば位置を調整できます。
枠の外をドラッグすると、ウィジェットの大きさを変更できます。
移動モードでメニューキーを押すと「ウィジェットの位置、大きさ」というメニューで、更に細かい設定ができます。こちらでは位置と大きさをピクセル単位で入力して設定します。
更に、配置したウィジェットは重ねておくこともできます。従来の枠にとらわれない柔軟な位置調整もあり、本当に思うようにウィジェットをレイアウトすることができます。
この重なりの順番は、ウィジェットを長押しして出るメニューで「采配面に移動」を選択すると、一番下になります。これを繰り返して望みどおりの順番に調整することができます。
本アプリではアプリの起動アイコンをホーム画面上に置く機能はありません。同様の動作を行うには2つの方法があります。
1つはDesktop Visualizerのような、アプリを起動するためのウィジェットを使う方法です。これなら表示されるアイコンも自由に選べます。
もう1つは、タップした時に何も動作しないウィジェットを使う方法です。そういったウィジェットを長押しした時に、メニューの中に「タップ時の動作」というものが加わっています。
ここで、そのウィジェットをタップした時の動作を設定することができます。
ただし、本アプリ単体では、この時に他のアプリを選ぶことはできません。同じ開発者の方が公開しているCallLauncherFreeといった「アプリを選択する機能のあるアプリ」が必要になります。
この他、メニューキーを押した時の「ホームの設定」からは以下の様な設定を行うことができます。
画面の設定
画面の向きやステータスバーの非表示、壁紙など
アクションの設定
キーを押した時やスワイプした時の動作設定
ドックの設定
ドックの表示やアイコンの数の変更
ヘルプ
本アプリの設定解説をした公式ウェブサイトを起動
「アクションの設定」では端末のホームボタンや検索ボタンといったキーや、画面スワイプに様々な機能を割り当てることができます。
一部のカーソルキーのついている端末では、それらに割り当てることもできます。
これによって、操作性はかなり良くなります。
普通のホームアプリとは使い方がだいぶ変わってきますので、最初は戸惑うかもしれません。
しかし、ちゃんと理解すれば使い勝手がそう悪くなるわけでもありませんので、端末のメモリが気になる方にはぜひ利用していただきたいホームアプリです。
今回のレビューで使用した機種はOptimus Chat L-04Cという1年以上前の機種ですが、本アプリならサクサク動きますよ。
なお、本アプリにはドロワーがありませんが、これは別途ランチャーやドロワー単体のアプリを使うことで解決できます。オクトバでも数多く紹介してきているので、気に入ったものを使うといいでしょう。
その他、本アプリに関する設定方法などの情報は開発者のヘルプページを参考にしてください。