国内でも安価なAndroidタブレットが急速に増えつつありますが、事情通の我らがオクトバ読者諸氏にとって「タブレット」と言えばコレでしょう!
「Google Nexus7」!
日本国内では、未だ販売の目処が立つ様子も無いまま、いたずらに時間が過ぎていくばかりですが…。
なんと、その「Google Nexus7」がオクトバ編集部にやってきました、
製品としての質の高さはもちろん、その販売価格や、最新OSのAndroid 4.1「Jelly Bean」などなど…話題沸騰中の実機のファーストインプレッションをお送りします!
「Google Nexus7」の商品ボックスのデザインは派手さにかけますが、本体の質実剛健さを伝えるには余有る上品なデザイン。
スリーブ(筒)状のケースの中に、ボックスの本体が収められています。まずは外側のスリーブを外してみましょう。
やはり新製品のボックスを開ける瞬間は緊張しますねー。ちなみに製品本体のスペックは下記の通りです。
【Google Nexus7/本体スペック】
製作:ASUS
OS:Android 4.1 Jelly Bean
CPU:1.3GHz NVIDIA Tegra 3 クアッドコア
RAM:1GB
ディスプレイ: 7インチ(1280×800) IPS液晶、コーニング製強化ガラス
ストレージ: 8GB or 16GB
カメラ:1.2MP(フロントカメラのみ装備)
通信:WiFi 802.11 b/g/n , Bluetooth
外部端子:Micro USB(兼充電)
バッテリー:4325mAh (8時間駆動)
サイズ:198.5 × 120 × 10.45mm
重さ:340g
価格:8GB/199ドル 、16GB/249ドル
中の箱も黒地一色に「nexus」の文字が。若干拍子抜けするくらいなデザインでありますが…。
そして中箱の上蓋を開けると、夢にまで見た「Google Nexus7」とのご対面です!
ちなみに、品薄が叫ばれている「Google Nexus7」ですが、国内への輸入も順調に進んでいます。
秋葉原の一部の専門店では、8GBモデルが29800円、16GBモデルが36800円という値段がついています(8/1現在)。
あくまでも店頭価格なので正規な値段とは言えませんが、ご参考までに…。
ちなみにボックス内に同梱されている物は下記の通りです。
・Google Nexus7本体
・クイックガイド類2冊(全文英文)
・USB端子付きACアダプタ(国内プラグ適応)
・マイクロUSBケーブル(兼充電)
マイクロUSBケーブル自体は市販のもので、PC経由の充電&データシンクも可能でした!
しかし、完全に充電が保証されている訳ではありませんので、可能な限り同梱のケーブを使いましょう。
本体に設けられているスイッチ類は非常に少ないのが印象的でした。
まずは本体下部。画像は裏返した状態のものですが、まずは中央の端子がマイクロUSB端子です。
そして、その左側に配置されているのがヘッドフォンジャック。ジャックを外すと外部オーディオのボリュームが消音される設計のようです。
また、本体裏側左サイド上部には、上から電源ボタンとボリュームボタンが配置されています。
また、本体の天地左右がテーパー処理されているので、持った感じは「非常に薄い」と感じさせてくれます。
次に、「Google Nexus7」の要とも言える、最新OSのAndroid4.0こと「Jelly Bean」をチェックします!
アップデートとしてはマイナーバージョンアップではあるのですが、起動直後のイメージは(本体性能に寄る所が大きいとはいえ)「速い!」でした。
また、画面そのものの美しさも篤実的で、スワイプでロックが外れる機能はAndroid 4.0からそのままなのに何故か印象が違う雰囲気です。
ちなみに、ロック解除は画面下段に向かってスワイプします。画面上部にスワイプするとチュートリアル的な機能も装備された「Google検索アプリ」が起動します。
Google謹製タブレットの「Google Nexus7」は、国内端末と違ってキャリア謹製のアプリ類などは一切無く、Google関連のアプリだけという究極の構成です!
ですからアプリ一覧画面もたった1画面!ウィジェット類も当然同じくGoogle系列のみ。
潔さを通り越して、Android端末は全機種この路線で行って欲しいくらいですね!
【ここで注意点】
実は「Google Nexus7」は独自の通信機能を装備していません。
つまりネットをするにはWi-Fiなどで外部のネットワークとの接続が必要です。
室内であれば無線LANなどと、屋外であれば無線ルーターやスマホのテザリング機能と並走する必要があります。この点を忘れないように注意してください!
ちなみに、Android 4.0(正しくは3.0以降)からは、ウィジェットメニューがアプリ一覧画面に統合されています。
そのために「Google Nexus7」で画面を長押しすると、壁紙メニューだけが独立して起動します。
またホーム画面中でアプリ同士を重ね合わせることで利用できるフォルダ機能も健在です。
その回答の一つが文字入力にあります。実は「Google Nexus7」の横幅は、通常のスマホの縦寸とほぼ一緒なんですね!
ということは、入力スペースを圧迫することもなく、両親指でソフトウェアキーボードを押せるという訳です。しかも、キー間隔も程よく広く、タップし間違える事はありません。
また、ブラウジングにおける閲覧性の高さも素晴らしく、そして電子書籍にはまさしくベストマッチのサイズでもあります。
もうすでにご存知の方も多いとは思いますが…OSの設定アプリから「タブレット情報」の項目を開きます。
その「タブレット情報」の中の、「Androidバージョン」の項目を連打すると、「Jelly Bean」でしか見られないボーナス画像(?)が見られます。
他のOSにもボーナス画像が隠されていますので、是非ともチャレンジしてみてください!
正直、まだまだアプリを本格的にインストールもしていない「Google Nexus7」で、「ヌルヌル動く!」はいささか過大評価かもしれません。
しかし、各々のアプリの動作には、CPUパワーくる余力を感じさせてくれます。
また、7インチならではの取り回しやすさは格別。正直10インチクラスのタブレットは、PCと競合するには分不相応。
正式に国内販売されるかどうかは不明ですが、チャンスがあれば是非とも手に取っていただきたいAndroidfタブレットであることは間違いありません!