みなさん、公認会計士(こうにんかいけいし)という職業はご存知でしょうか?
大企業の決算時期になるとよくニュースなどで聞く職業ですよね。くわしくは監査および会計の専門家で、その企業に対して独立した立場で会社等の公正な事業活動などをチェックする職業…というと説明が乱暴すぎますか?
今回ピックアップするのは、そんな公認会計士が主人公のアドベンチャーゲーム、『公認会計士 市松雄大』。
先ほどの乱暴な説明と違い、遊びながら「公認会計士とはなんぞや?」が理解できるゲームです!
「アドベンチャーゲーム」とは、様々なシーンでプレイヤーに投げかけられる問題を解きながら進行する、物語性の高いゲームです。
しかし、このゲームに関しては「公認会計士」に対する知識は一切不要なので、安心してプレイ可能です。
逆に、クリアすることで「公認会計士」という職業への知識はもちろん、企業経営の問題点などに対する理解も深まるかもしれません!
まずはゲームのトップ画面から、「最初から」を選択してスタートします。
プレイヤーは、このゲームの主人公である「市松雄大」として、様々な企業の監査に関わります。
基本的なゲームの操作は、その都度表示される選択肢を選んで「ダブルタップ」してください。
キャラクターのイラストもリアルタッチで硬派なビジュアルが良いですね!
美人で先輩の「本条 真希」と共に、コウノトリ製菓の監査に訪れるところから物語は始まります。
ゲーム進行の保存などは、画面下段の「メニュー」タップで表示されるメニュー画面で行うことができます。
ゲーム進行の保存用セーブスロットは3つ用意されています。
基本的にアドベンチャーゲームといっても、選択肢次第で様々に分岐していくタイプのゲームではありません。
ですからセーブスロットは「一時中断用」として利用しましょう。
公認会計士の職務に付き物の「専門用語」が会話中に出ると、台詞枠の右上に「辞書」と表示されます。
そこで「辞書」をタップすると、ゲームが辞書モードに変わり、その用語の解説を読むことができます。
さすがは現役の公認会計士が監修しているだけのことはありますね!
もちろん「メニュー」画面の「辞書」ボタンから辞書モードを呼び出すことで、後でチェックすることも可能です。
この辞書モードのおかげで、「公認会計士」の知識がまったくなくてもゲームの楽しむことができますし、逆に、その専門用語の意味するところをかんたんに理解できる仕組みです。
会社に到着し、監査が始まります。
しかし、関連資料が足りないことが判明!しかも、担当者の態度が微妙に怪しいことも気になります。
随所に主人公の心理を表現する演出があり、緊張感が高まります!
どうやら何か隠していることは間違いありません。
すると先輩が現れ、主人公に疑問を投げかけてきます!
通常の選択肢は間違ってもゲームオーバーにはなりません。
どの設問も気負うことなく選んでいきましょう。そうすることで、現実世界での会計監査で表面化する問題点が理解できるゲームになっています。
先輩との会話を通じて、問題点が明確になってきました!
後は担当者に当たってみるだけです。まさしく、ここからがクライマックスというわけですね!
最終局面では、今回の会計監査を「承認」するか「不承認」とするかを選ばなければなりません!
しかもタイムリミットまであります。
プレイヤーの選択は…!
全体的に「ゲーム」としての難易度は難しくありません。
それよりも、ゲームとしての主眼が「公認会計士の仕事を体験する」部分にありますので、その点では非常に興味深いアドベンチャーゲームです。
辞書モードで専門用語も覚えられますし、是非ともプレイしてみて欲しい1本ですね!