Googleの提供するスマホアプリの1つ『My Tracks』は、GPSで現在位置や移動速度を記録して地図上に表示・共有することのできるアプリです。
Google製のアプリとしては地味めですが、中身はGoogleらしくとても優秀なアプリになっています。
主な用途としては、ジョギングやサイクリング、ハイキングなどでその道のりを記録することですが、今回は電車に乗りながらその移動ログを取ってみました。
本アプリを起動すると、今までに記録したもののリストが表示されます。
画面下部には大きな記録ボタン。これをタップすると早速位置情報の記録が始まります。
測定中は「マップ」アプリを開いた時のように現在地が表示され、そこに自分の通った道が表示されます。
地図は拡大縮小可能で、現在位置ボタンをタップすることで、画面も自動的に現在位置を追跡するようになります。
自分で走っているとこういう余裕はないのですが、電車の中ならその足跡をゆっくり眺めることができます。これがまたなぜか面白いんですよ。
タブを切り替えることで、「地図」以外に「グラフ」「統計情報」の2つの画面を表示できます。
「グラフ」は速度と標高を、「統計情報」は更に距離もリアルタイムで更新しながら表示できます。
ある程度止まっていたりGPSの感度が悪くなると、測定は一時停止してしまいます。その部分はグラフにも記録されませんが、駅の前後などは速度が弱まっているのがわかります。
設定により、軌跡のラインを速度ごとに色分け表示することができます。緑→青→赤の順で速くなっていきます。今回は各駅停車の部分と、停車駅のない区間がくっきり分かれているのが視覚的によくわかります。
保存した記録は本アプリ内で見るだけでなく、「マップ」の「マイマップ」にアップロードしたり、GPXなどの形式で保存して他のアプリ等で利用することができるようになっています。
自分が通った跡を地図上で確認する、というのはなかなか面白い行為です。記録中の画面を見ている時に、速度の変化や標高など、普段は気づかないところが見えてくるかもしれません。
ジョギングやサイクリングでは、スピードや登距離を確認することで、トレーニングの反省にも使えそうです。