【Androidニュースのまとめ】 2012年12月29日 ~ 2013年1月14日

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2013年1月最初の大きな話題は米ラスベガスで開催された世界最大のコンシューマ・エレクトロニクスショー「2013 International CES」(以下、CES)。今年注目のAndroid関連での発表はソニーの「Xperia Z」、NVIDIAの「Tegra 4」や「Project SHIELD」など。また、国内ではNTTドコモ(以下、ドコモ)が「スマートフォン for ジュニア SH-05E」を発表した。

2013 International CES

(1) ソニー

ソニーは今年もCESの本開催前にプレスカンファレンスを開催し、スマートフォン「Xperia」シリーズの最新モデルを発表した。「Xperia Z」と「Xperia ZL」だ。あわせてアクセサリー「SBH20」「DR-BTN200M」もお披露目されている。ここでは日本での発売も予定されているXperia Zについて概要を紹介したい。

Xperia Zは5インチのフルHD液晶、クアッドコアCPUを搭載したハイスペック端末。全体的には「HTC J butterfly」を上回るスペック構成のスマートフォンだ。フルHD液晶は「Reality Display」を採用し、美しい表示性能を持ち、カメラは「Exmor RS for mobile」の約1310万画素カメラだ。また、約200万画素のサブカメラでもフルHD動画を撮影することが可能となっている。そしてXperia Zは「Xperia arc」以降の数機種で採用されたアークデザインを捨て、フラットデザインを採用している。背面にガラス素材を使い、エレガントでスマートな形状を実現。薄さは約7.9mmで、重さは約146g。

Xperia™ Z – The precision engineered Full HD smartphone from Sony. CES 2013|YouTube

Xperia ZについてはこちらのページでCESに展示された実機のレポートを掲載しているので関心のある方はチェックしてみてほしい。

(2) NVIDIA

米NVIDIAは最新のモバイルプロセッサ「Tegra 4」を発表した。前モデルである「Tegra 3」からさらなる進化を遂げた世界最速のモバイルプロセッサと謳われている。ARMの最新コア「Cortex-A15」を4つ搭載したクアッドコアCPU構成に72個のカスタムコアを持つ「GeForce GPU」を備えている。Tegra 3に対してウェブブラウジングの速度が約2.6倍になるなど高速化され、省電力性能も向上している。一般的な使用ではTegra 3よりも最大で45%程度消費電力が下がっている。


Tegra 4

また、NVIDIAはAndroidベースのモバイルゲーム機「Project SHIELD」を発表した。

Project SHIELDはAndroid 4.1を搭載したモバイルゲーム機だが、据置き機クラスの本格的なコントローラを持つ点が「Nintendo 3DS」や「PS Vita」などの一般的なモバイルゲーム機と大きく異なる。さらに、マルチプラットフォームのゲームを楽しめる点、PCゲームのストリーミング・プレイに対応している点なども特徴だ。

Project SHIELDは「Google Play」に対応するため、Androidアプリは普通に遊べる。それに加えて、NVIDIAの「GeForce GTX 650」以上のGPUを搭載したPCからゲームをWi-Fi経由でストリーミング・プレイすることが可能だ。まずは「STEAM」のゲームライブラリに対応し、それらのゲームを遊ぶことができる。

Project SHIELDには約5インチ、HD解像度のディスプレイも搭載されている。


Project SHIELD

(3) ファーウェイ

ファーウェイからも注目のスマートフォンが発表されている。「Ascend Mate」と「Ascend D2」だ。Ascend Mateは何と約6.1インチのHDディスプレイを搭載するスマートフォンで、ファーウェイ曰く、「大は小を兼ねる」を体現したモデルということだ。同社は“スマートフォン”としてAscend Mateを紹介しているが、実際のカテゴライズは“タブレット”だろう。


Ascend Mate

いずれにしても現時点で“スマートフォン”としては最高サイズの端末で、バッテリー容量もタブレット基準だ。4,050mAhの容量のバッテリーを搭載するので一般的なスマートフォンより圧倒的に長い時間の駆動が可能となっている。

一方のAscned D2はHTC J butterflyやXperia Zなどと同じく約5インチのフルHD液晶を搭載するスマートフォン。プロセッサはクアッドコアで、メインカメラの有効画素数は約1300万画素。日本市場にも投入される予定だ。これまでの日本市場向けファーウェイ製品はカメラの画素数が国内メーカー製端末と比較すると劣っていたが、Ascend D2は同等クラスにまで向上している。また、Acend Mateほどではないものの、大容量バッテリーを搭載する。3,000mAhだ。


Ascend D2

ドコモ

(1) スマートフォン for ジュニア SH-05E

ドコモは主に小中学生向けのスマートフォン「スマートフォン for ジュニア SH-05E」(シャープ製)を2月上旬に発売する。「らくらくスマートフォン」等と同様に、「スマートフォン for ジュニア SH-05E」向けのパケット定額サービスも合せて用意される。「Xiパケ・ホーダイ for ジュニア」で、月額2,980円となっている。ただし、通常プランと比べて速度制限の閾値が低い点には注意したい。ひと月のデータ通信量が500MBを超えると、その月の残りの期間、速度が上限ともに最大128kbpsになる。

「スマートフォン for ジュニア SH-05E」は、親が子供に端末を持たせる上で様々な制限を掛けることができるようになっている。まず、Google Playが利用できないので、様々なアプリを自由にインストールすることができない。さらに、アプリ自体の利用制限も設定できる。ウェブサイト閲覧に関してはspモードフィルタで有害サイトをブロックできる。

また、電話やメールについても登録した相手だけに制限したり、深夜利用や使いすぎを防ぐ制限などができる。

あとがき

皆様、明けましておめでとうございます。今年もこのコーナーを宜しくお願い致します。

まず2013年最初の記事でははCESとドコモのジュニア向けスマートフォンの話題をピックアップしました。CESではXperia Z、Project SHIELDが注目の製品ですね。Xperia Zは人気機種になりうるスペック、デザインを持つスマートフォンと言えそうです。現地取材陣からもディスプレイの美しい表示性能やカメラ機能などの魅力を伝えるコメントが編集部に寄せられており、私自身、購買意欲が高まっています。そしてProject SHIELDは既存のPCゲーマー層の注目を引く製品でもあります。プロジェクトの進捗が楽しみですね。

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!







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