【Androidニュースのまとめ】 2013年1月26日 ~ 2013年2月1日

UQコミュニケーションズ、NECアクセステクニカはWiMAX対応モバイルWi-Fiルーターの新製品「Aterm WM3800R」を発表した。旧機種「Aterm WM3600R」の後継機として2月7日にリリースされる。また、ソフトバンクが衛生携帯電話「201TH」を2月下旬以降に発売することを明らかにした。

新製品

(1) WiMAX対応ルーター「Aterm WM3800R」

UQコミュニケーションズは2月7日にWiMAX対応モバイルWi-Fiルーター「Aterm WM3800R」(NECアクセステクニカ製)を発売する。同社が運営するオンラインショップにおいては「UQ Flat年間パスポート」へ加入した場合、本体のみで4,800円、クレードルとのセットで6,800円で販売される。

Aterm WM3800Rは3つのカラーラインナップで登場する。

WM3800RはWM3600Rと同じ厚さながら縦横サイズが小さくなり、全体的にかなりコンパクト化・軽量化されたことと、休止状態の利便性向上、リモート起動機能、モバイルチャージャー機能が大きな特徴。スマートフォン向けアプリから遠隔操作で休止状態への移行、起動が可能な上、起動にかかる時間が約6秒と短いため、休止状態を実用的に使うことができる。この休止状態を活用することで長時間の運用が可能な上、連続通信時間も最大8時間可能。また、外部機器へのUSB給電も可能なので、スマートフォンなどへの充電機器としての役目も果たすことができる。

クレードルを使えば有線LANも利用できる。

(2) ソフトバンクが衛星携帯電話「201TH」を発売へ


SoftBank 201TH

ソフトバンクモバイルは2月下旬以降をめどに衛星携帯電話端末「SoftBank 201TH」を発売し、衛星携帯電話向けのサービスの提供を開始する。同社はアラブ首長国連邦に本拠を構えるスラヤ テレコミュニケーション カンパニー(以下、スラヤ)が提要する衛星通信設備を利用し、サービスを展開する。201THもスラヤ製だ。

201THでは、「衛星電話バリュープラン」か「衛星電話プラン」を利用することが可能で、前者は基本使用料が月額4,900円で、後者は同9,800円。ただし、どちらも無料通話が1,000円分できる。また、後者は期間縛りのない契約プランだが、前者には2年間の契約期間の縛りがあり、途中解約すると違約金が発生する。     

(3) ソニー、ポータブル ワイヤレスサーバー WG-C10を発売へ


ポータブル ワイヤレスサーバーWG-C10

ソニーは4月30日に「ポータブルワイヤレスサーバー WG-C10」を発売すると発表した。WG-C10は、内蔵バッテリーとWi-Fiを搭載したポータブルのワイヤレスサーバーで、Wi-Fiを介してPC、スマートフォン、タブレットなどの機器からアクセスし、データを共有したり、読み書きすることができる。ポータブルのNASのような製品だが、WG-C10にはハードディスクは搭載されず、メモリーカードスロットとUSB端子を備える。NASと違うのはハードディスクの代わりにSDカードやメモリースティックをストレージとして利用する点だ。逆に、バッテリーとWi-Fiを搭載したメモリーカードリーダーライターともいえる。

また、USBホスト機能を利用し、USBメモリーをネットワークストレージとして使うこともできる。

ポータブルワイヤレスサーバー 『WG-C10』|YouTube

アプリ

(1) Twonky Beamがバージョンアップ


Twonyk Beamの最新バージョン

DLNA対応メディアプレイヤーアプリ「Twonky Beam」のAndroid版がアップデートされた。最新バージョンでは、一部のレコーダーなどの機器と連携し、テレビ番組の録画データのムーブが可能になった。スマートフォンなどに番組を書き出して、外出先などで視聴することができるようになった。

この機能は、有料のDTCP-IP機能を有効にすることで利用できる。アプリ内課金を利用し、プレミアムサービスを購入すればいい。ただし、以前のバージョンにおいてすでにDTCP-IP機能を使っているユーザーは、バージョンアップしても無料でプレミアム機能を利用できる。また、NTTドコモ(以下、ドコモ)のユーザーは2014年3月31日までの間、無料でこの機能を利用できる。

(2) コンシューマーで人気のサウンドノベル「428〜封鎖された渋谷で〜」のAndroid版が登場


428〜封鎖された渋谷で〜

スパイク・チュンソフトはコンシューマーゲーム機で人気を博したサウンドノベルの名作「428〜封鎖された渋谷で〜」のAndroid版アプリを2月1日にリリースした。まずは「auスマートパス」向けに先行配信し、近いうちにGoogle Playでも配信される予定。auスマートパスの会員の場合は追加料金無しで遊ぶことができるため、非常におトクだ。なお、アプリダウンロード後の初回起動時にゲームデータのダウンロードが必要となる。ゲームデータは約1.5GBのサイズがあるため、Wi-Fi(無線LAN)環境下においてある程度時間に余裕のあるときに行いたい。


タイムチャート

「428〜封鎖された渋谷で〜」は複数の主人公の視点からストーリーを追うサウンドノベルで、各主人公間のシナリオをタイムチャートを使って切り替え、ザッピングのような形で見ていくことになる。それぞれの主人公のシナリオは他の主人公のそれに影響し合っており、様々な選択肢が複雑に絡み合っている。そのため、プレイヤーはタイムチャートで時間軸別にシナリオ上の選択肢をやり直したり、他の主人公のシナリオにジャンプしたりしながら、ゲームを進めていくことになる。

渋谷を舞台におきる大事件とは? 筆者もWii版でクリア済みだから言えるが、とても面白いのでオススメだ。

あとがき

WM3800RはWM3600Rと比べると本当に小型軽量化されています。さすがに連続通信時間は短くなっていますが、大抵の方が特に問題なく日中の運用は十分可能と思います。ただ、連続通信時間の長さを重視する場合にはWM3600Rの方がよいでしょう。筆者は現在試用中ですが、WiMAXの通信性能についてはWM3800RとWM3600Rで体感的にも特に違いはないように思えます(ただしまだ試用日数が少ないため、ハッキリとは言えませんのであしからず)。いずれにしてもWM3800Rはなかなか魅力的です。

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!