文字入力のためのキーボードアプリが選べるのもAndroidの大きな特徴ですよね。ATOKやGoogle日本語入力を使っている人も多いと思いますが、今回はキーをなぞって入力する『Swype Keyboard Trial』をご紹介します。なんと入力速度の速さはギネス世界記録となっているほどのアプリです。
通常の文字入力ソフトではキーをタップやフリックで入力します。しかし本アプリではキーを連続してなぞっていきます。
つまり「こんにちは」ならkから始まりo→n→i→c→h→i→h→aと指を滑らせ、そこで初めて画面から指を離します。すると入力単語の候補が表示されるので該当するものを選びます。横の矢印をタップすると候補一覧が広がります。
スワイプした最後、hとaの間にいくつものキーを通っていますが、そのあたりは通った軌跡からどんな単語を入力したかったのかをアプリが予想して候補を出してくれます。
なぞった軌跡から、どんな単語を入力したいのかはアプリが判断してくれるのですが、最初は精度が高くありません。「ドロイドくん」と入力しようとしたら「総理大臣」…。
しかし本アプリはちゃんと学習することができます。
スワイプではなく、普通にタップしても入力できるので、まずは何度か普通にタップでドロイドくんと入力します。
するとスワイプでもちゃんと「ドロイドくん」と候補に出てきました。辿っている軌跡はほとんど変わっていません。
ジェスチャによるコマンド操作も大きな特徴の1つです。
左下のジェスチャボタンから他のキーへとスワイプすることでコピーや貼り付けなど様々な操作をすることができます。
スワイプでのコピペはかなり便利です。
キーボード以外の入力方式も装備しています。
まずは音声認識による入力。スワイプでは単語ごとに区切ったほうが良かったですが、音声認識では一文を一気に読み上げても認識してくれます。
さすがに「オクトバ」は聞き取ってもらえなかったようですが…。ちなみに「びっくり」ということで「!」を出すことができました。
もう1つ、手書き入力があります。
枠が2つありますが、どちらに書いても1文字ずつ認識されていきます。連続して書くときには交互に書いていくほうが効率がよさそうです。
複雑な文字を多少下手な字で書いても認識してくれたので、こちらも問題なく使えるレベルにあります。
スワイプで入力というのも面白いですが、キーボード・音声・手書きとどの入力方式にも対応しているというのもいいですね。
最初は精度が低いので難しいですが、その分学習させる楽しみがあるかもしれません。
普段からQWERTYキーボードで入力している人なら、タップがスワイプに変わるだけなので馴染みやすいかもしれません。指を離さない分、速く入力できるようになるかも。
本アプリは30日間の試用版となっているので、気に入ったらぜひ製品版のSwype Keyboardをインストールしてみてください。