PCのWebブラウザからスマホ内のファイルや情報にワイヤレスでアクセスできるアプリ『AirDroid』。
その洗練されたインターフェースと使い勝手の良さから高い評価を得ている「スマホ管理の神アプリ」が、先日ついにVer2.0にアップデートされました。
基本的な機能は従来版と変わりませんが、接続方法や追加機能など変更点も多いので、改めてご紹介したいと思います。
旧バージョンでは、Wi-Fi経由でPCとスマホを同じネットワークに接続する必要がありました。
Ver2.0からは3G・LTEなどモバイル回線経由でも接続可能になり、端末が手元になくても遠隔操作が可能になりました。
ただしモバイル接続の場合、無料アカウントではデータ転送量や一部機能に制限がかかります。(詳しくは後述)
またPCとスマホの認証方法として、これまでのQRコードや専用URLに加えて「アカウント認証」が可能になりました。
【スマホ側】アプリでAirDroid・Google・Facebook・Twitterいずれかのアカウントでログイン
AirDroidアカウントは必須ではありません。また1度ログインしておけば、アプリを手動で起動する必要はありません。
【PC側】Webブラウザでhttps://web.airdroid.com/にアクセスし、上記と同じアカウントでログイン
チェックを入れてログインすれば、以降2週間自動ログインできるので、毎回の認証すら不要になります。
(共用PCなどの場合はセキュリティに要注意)
必要な準備はたったこれだけ。
デスクトップ画面風の美しいUIを使って、スマホとPCブラウザの強力な連携が可能になります!
SDカード内のファイルをコピー・移動・削除できるのはもちろん、PCにダウンロードすることもできます。
複数ファイルの一括編集やダウンロードにも対応しています。
画像・音楽・動画ファイルはそれぞれ専用のビューアがあり、ブラウザ上で直接再生することも可能です。
(動画再生は要・QuickTimeプラグイン)
連絡先のほか、通話履歴やSMSといった通常スマホ上でしか確認できない情報にもアクセスできます。
特にSMSはPCブラウザ側から直接発信できるので、長文やコピペ文章を送りたいときに大変便利です。
ファイルやフォルダをスマホに転送したい時は、ブラウザ上にドラッグ&ドロップするだけ。
Apkファイルをドラッグ&ドロップすれば、直接インストールもできちゃいます。
文字列をスマホのクリップボードに送信すれば、キャリアメールで長文を送りたいときに便利です。
またURLを貼り付ければ、PCで見ているページをスマホのブラウザで開き直すことができます。
モバイル通信を生かした新機能が「ケータイお探し」。
GPSの位置情報を利用して、端末の現在地をGoogleマップ上で利用できます。
サウンドを鳴らしたり端末ロックをかけることも可能なので、端末の紛失・盗難時も安心です。
(利用時にはAirDroidに「デバイス管理権限」を与える必要あり)
端末のカメラの映像をブラウザ上で閲覧できる「IPカメラ」機能も追加されました。
背面カメラはもちろん、インカメラに切り替えることもできます。
盗難・紛失時に周囲の状況を確認して発見に役立てたり、余った端末を自宅用の監視カメラとして利用するのも良さそうですね。
面白いのが、ブラウザ上で電話番号を入力して端末から電話発信できる機能。
端末の紛失・盗難時に手元の端末に通話して周囲の音声を傍受したり、電話番号をPC上でコピペして発信したり、いざという時に便利そうな機能です。
・モバイル接続時の通信量上限が30日100MB→1GBに増加し、100MBを超えるファイルの転送も可能に
・カメラ・通話機能がモバイル接続時も利用可能に
・広告除去や新機能・サポートの優先的提供など
主に「モバイル接続時の制限が少なくなる」という内容なので、自宅のWi-Fi環境で使う分には無料会員でも特に問題は無いでしょう。
なお本記事執筆時点(2013年5月9日)ではFacebookかTwitterでAirDroidの情報を共有するだけで、無料で2ヶ月間プレミアム会員のサービスを試すことができるので、お見逃しなく!
『AirDroid』があれば、防水パッキンの開け閉めや、煩わしいUSBケーブルともおさらば。
スマホを120%使いこなすための必須ツールです!