【Androidニュースのまとめ】 2013年5月18日 ~ 2013年5月24日

KDDIが20日にau夏の新商品発表会を開催し、スマートフォンを4機種発表した。
また、LGエレクトロニクスがモバイルフォトプリンター「Pocket photo」を日本市場に投入することを明らかにした。

KDDI新商品発表会

(1) 概要

KDDIはソフトバンクモバイル、NTTドコモ(以下、ドコモ)に続いて今夏商戦向けの新商品を発表した。
3社の中では最も少ない、4機種というラインナップだが、同社は厳選したモデルを届けることにしたとしている。

また、同社は20日より高速通信サービス「4G LTE」の下り最大速度100Mbpsに引き上げ、まずは四国の一部エリアから提供開始した。
6月以降順次全国に拡大していく。下り最大100Mbpsの対応機種はAndroidの場合、「HTC J One HTL22」「Xperia UL SOL22」「AQUOS PHONE SERIE SHL22」「URBANO L01」で、iOS端末では「iPhone 5」「iPad mini」「iPad Retinaディスプレイモデル」。

(1) HTC J One HTL22(HTC製)


HTC J One

HTC J Oneは、グローバルモデルである「HTC One」の日本仕様モデル。
基本的な特徴はグローバルモデルと同じだ。

フロント上下部分に配置されたアンプ内蔵ステレオスピーカーによる迫力あるサウンド、メインカメラに採用した大型センサー「HTC UltraPixel」による高品質な撮影能力、そしてフルメタルボディならではの質感、クアッドコアCPUによる高速パフォーマンスなどだ。

(2) Xperia UL SOL22(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)


Xperia UL SOL22

Xperia ULはドコモ向けスマートフォン「Xperia Z」をベースとしつつも、様々な点で改善されたハイエンドマシンだ。
5インチ・フルHD液晶、「モバイルブラビアエンジン2」、「WALKMAN」アプリと様々な高音質技術、高性能カメラなどが魅力だが、カメラは物理キーを搭載することで、とても使い勝手が良くなっている。

また、防水性能がIPX5/8に上がり、よりタフになった。防塵性能も備える。
角張ったデザインから、どうしても持ちにくかったXperia Zだが、Xperia ULでは丸みを帯びたデザインとなり、手にフィットする。

(3) AQUOS PHONE SERIE SHL22(シャープ製)


AQUOS PHONE SERIE SHL22

シャープの次世代液晶「IGZO」を搭載したスマートフォン。
バッテリー容量が3,080mAhと大きいこともあり、一般的な使い方で3日間バッテリーが持つ、というロングスタミナ性能が大きな魅力。

さらに、F値1.9の明るいレンズを採用したメインカメラも特徴で、暗いシーンなどでもキレイな写真を撮影することができる。

(4) URBANO L01(京セラ製)


URBANO L01

URBANOはシリーズならではのデザイン面での魅力がまずはある。
さらに、「スマートソニックレシーバー」と名付けられた京セラ独自の音声伝達技術が魅力だ。

従来の受話スピーカーと異なり、音と振動で通話音を伝える仕組みによって、耳をディスプレイのどの場所に当てても通話ができる。
しかも、周囲の騒音を気にせずクリアに相手の声を聞くことができる。
この、電話機としての能力の高さが大きな魅力。また、急速充電に対応し、30分で約50%バッテリーを充電できる。

LG Pocket photo

LGエレクトロニクスは23日、小型軽量のフォトプリンター「Pocket photo」を発表した。6月上旬以降に全国の家電量販店などで販売開始となる。市場想定価格は15,800円。


Pocket photo

Pocket photoはスマートフォンとBluetoothで接続し、写真などの画像を手軽にプリントできる製品。プリントのサイズは約50×76mmで、解像度は640×1224。印刷にかかる時間は1枚あたり約45秒だ。

本体サイズが約72.4×120.9×24mm、重さが約212gと小型軽量なので、どこにでも持ち出し、手軽にプリントできる。

KDDIに対して消費者庁から措置命令

KDDIは21日、消費者庁から「au 4G LTE」の広告の一部において不当景品類及び不当表示防止法第6条の規定に基づく措置命令を受けた。この件を受けて同社代表取締役社長 田中孝司氏をはじめとする役員が報酬を一部返上することも明らかにされた。

問題となった表示は、auの総合カタログ(昨年11月、12月-2013年1月)及びauのホームページにおいて行われていた。

au 4G LTEは3月末時点においてAndroid端末に関しては下り最大75Mbpsのサービスが実人口カバー率で96%に達していたが、iPhone 5においては14%に留まっていた。ところが、同社の表示では、iPhone 5においても96%との誤解を招きかねない状況になっていた。

WiMAXが東京メトロ全線で利用可能に

ドコモ、au、ソフトバンクモバイルに続き、UQコミュニケーションズのWiMAX通信サービスも東京メトロ全線で利用可能になる。5月28日正午より東京メトロ全線の駅構内及びトンネル内でWiMAXを利用することができる。

あとがき

大手通信事業3社の夏モデルの発表が出揃いましたね。auの夏モデルは4機種と少ないですが、人気を集めそうなHTC J OneとXperia UL、そしてそれぞれ特徴を持つAQUOS PHONE SERIEとURBANOと、意外と悪くないラインナップかもしれません。フルセグ対応モデルがないことはやや残念ですが、フルセグの本格的な搭載は今冬以降になりそうなので、まだ問題なさそうです。

HTC J Oneのメインカメラは本当に美しく撮影できるので、実機でぜひ試してほしいところです。有効画素数だけ争っても意味がありませんし、レンズやセンサーの高品質・高性能化は嬉しい動きですね。

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!