まず最初に、『HuffPost』は略語です。
『HuffPost』は、海外ニュースメディア「ハフィントン・ポスト」の記事を閲覧できるリーダーアプリです。
動きは基本的にシンプル、しかしニュースリーダーに必要な機能はしっかり揃っており、日本語のニュース記事も配信されています。
RSSリーダーのようにフィードを追加しなくても即使えますし、ニュースごとにコメントが付けられるのもポイントです。
基本的にページ単位ではなく、全ニュースを縦スクロールスタイルで表示します。
ジャンル別にソートすることも可能で、ページを左右にフリックしても切り替えることができます。
またアプリ内ブックマークやオフラインモードにも対応しており、登録したものをあとで読むことも可能です。
ニュース記事を最後までスクロールすると、関連する項目が出現します。被写体が同じものを多方面からチェックしたい場合などに役立ちます。
『HuffPost』は投稿された記事に直接コメントをつけることができます。
TwitterやFacebookといったSNSにつぶやくのではなく、あくまでも『HuffPost』内でのコメントとなり、同アプリ利用者であれば誰でも閲覧できます。
利用者の年齢層は比較的高いようで、SNSのような短文やまとめブログ系のコメントとはひと味違った、思慮深い意見が随所に散見されます。
ハフィントン・ポストはPC版のウェブサイトも開設しており、PCから投稿されたコメントもアプリに反映されるようです。
初回起動時、またはアプリ設定から「Edition」を選択することで、日本以外の国のニュースも取得できます。
アメリカ、カナダ、イタリア、ロシアなど、主要各国のニュースを閲覧できるので、語学の勉強にもなりそうです。
『HuffPost』の母体はアメリカの同名のリベラル系インターネット新聞のようで、幅広いジャンルを扱っているため今後アプリ内記事のカテゴリ拡張などもされるのでしょうかね。
異なるジャンル間に同じニュースが含まれていたり、関連項目が出てこなかったりと若干不安定な面もありましたが、ニュースを読む上で不便さを感じることはありませんでした。
ジャンルが限られているため利用者を選ぶ傾向が強いですが、これはこれで大人の意見交換の場として機能していきそうな気もします。
日本版が公開されて間もないため決して知名度は高くないと思われる『HuffPost』ですが、コメントが多く寄せられるニュースが多いため、提起された問題に対し真剣に考え、「賛成」「反対」を強く主張したい人にオススメです。
ただ、マナーはきっちり守って使いましょう。