「自宅で作った資料のファイル、持ってくるの忘れた！」「家族で共用のPCに、DLした○○画像置きっぱなし／(^o^)＼」
そんな時は、スマホから出先で自宅のパソコンを操作しちゃいましょう。
『PocketCloud リモートデスクトップ RDP/VNC』は、スマホの画面から手元にないパソコンを操作できる「リモートデスクトップ」ツールです。
3G/LTEが使えるので、外出先から自宅のパソコンを操作することも可能で、パソコンはWindows/Mac、スマホはAndroid/iPhoneに対応しています。
スマホ側にはアプリを、パソコンには専用のクライアントソフトをインストールします。
パソコン用クライアントはWindows用/Mac用とも、公式サイト（wyse.co.jp）にあります
Mac版の場合は、10MB弱の空き容量が必要になります。
インストールが済んだら起動してセットアップを行います。
認証のため、Googleのアカウントを入力します。
画像のような英語の注意書きが出る場合、「Google2段階認証」が有効になっていると思われます。
その時はアプリケーション固有のパスワードを使用してログインする必要があります。
「Google 2段階認証」が有効になっている場合、スマホからPocketCloudへのログインにも「アプリケーション固有のパスワード」を使用します。
無事認証に成功すると上のような画面になります。英語でPC版クライアントをインストールするように促されますが、先にPCクライアントのセットアップを済ませている場合、既に認識しているはずです。
登録が完了したら接続します。
お使いのPCで使用しているユーザー名とパスワードを入力し、[OK]をタップしてログオンします。
Windowsの場合ドメイン入力欄も出現しますが、ここは空のままでも大丈夫です。
接続が確立されると、スマホの画面に見慣れたPCの画面が表示されます。（デュアルモニターの場合、両方の画面が表示）
画面上のマウスカーソルは、矢印部分をドラッグしてタップすると「左クリック」、隣のアイコンをタップすると「右クリック」や「スクロール」などを行うことができます。
またこの画面自体はあくまでもスマホの画面ですので、ピンチイン・ピンチアウトで拡大・縮小操作も可能です。
これでスマホからPCを操作し、○○画像フォルダを閉じるなり、PCに保存されたファイルの送信などを行うことができます。
小さなスマホの画面から、PCの複雑な操作をタッチパネルで行うのは少々大変ですが、PCをスリープにしたり、ブラウザやゲームを閉じたり、ローカルファイルを確認したりといったことができるので、外出が多い時に持っておくとピンチを救ってくれる可能性もあります。
『PocketCloud Explore』というアプリが提供されています。（Explore”r”ではありません）
こちらはPocketCloudのリモートデスクトップ機能を利用してPCのハードディスクに直接アクセスできるもので、スマホとPC間でのファイル送受信に役立ちます。
いわゆるクラウドサービスとは違い、ファイルを直接やり取りする機能なので、同期は不要です。
こちらはファイルの操作になるため、スマホでも扱いやすいと思います。
スマホ⇔PC間でのファイル転送はもちろんのこと、この『PocketCloud Explore』使って例えば「マイドキュメントからマイピクチャにファイルを移動」「ファイル名を変更」「ファイルをPCから削除」といった操作までできます。
PCクライアントの「設定」より、『PocketCloud Explore』のトップ画面に表示させるフォルダ一覧を管理することができます。
フォルダの中に「＋」の描かれたアイコンからフォルダを追加することもできますし、チェックマークを外して非表示にしたり、右クリックメニューから削除することもできます。
よく使う場所を登録したり、専用フォルダを作って「」のような使い方をするのもアリかと思います。
有料版は1,235円（執筆時）とちょっと割高ですが、高度な暗号化や複数のコンピュータへの接続が可能となるようなので、ヘビーに使う方は購入も検討されてみてください。